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ハリルホジッチ氏が会見で心境を語るも、恣意的で悪意ある報道も!「何故サッカー協会は『ここが問題』と伝えてくれなかったのか?」「2名の選手が私に不満を持っていたようだ」

ハリルホジッチ氏が会見で心境を語るも、恣意的で悪意ある報道も!「何故サッカー協会は『ここが問題』と伝えてくれなかったのか?」「2名の選手が私に不満を持っていたようだ」

どんなにゅーす?

・2018年4月27日、サッカー日本代表を突如解任されたハリルホジッチ氏が日本で記者会見を開き、現在の素直な思いを口にした。

・ハリルホジッチ氏は、解任の一報を告げられる前にサッカー協会側から一切何の報告や摺り合わせもなかったことを明かし、彼自身も周辺のスタッフも完全な「寝耳に水」だったことを吐露。「ジョークかと思った」と明かした上で、選手間とのコミュニケーションも何の問題がなかったことを強調。

・また、解任が決定した後に、多くの選手から心のこもったメッセージが届いた一方で、「2人の選手が私に不満を持っていたようだ」とも。サッカー協会の対応に対する強い不信感を表したのと同時に、代表選手や日本に対する感謝の思いを口にした。

↓ハリルホジッチ氏の記者会見全編。

【会見全文】ハリルホジッチ前監督「なぜ、協会は一度として『ここが問題だ』と話してくれなかったのか」

(一部を抜粋して引用)
この3年間、誰か1人の選手を批判したことは一度もありません。いつも「悪いのは私」と言っていました。「ハリルを批判してくれ」と。実際、ピッチにおいて一対一で話すときはちょっと違っていた。だから何かを伝えたいと思った時は、面と向かって話すようにしていた。ストレートな物言いに慣れていない選手もいたかもしれない。だが、この選手たちとチームへの思い入れは強かったのです。

23人を呼んでも全員が試合に出られるわけではありません。それは日本だけではなくどの国もそうです。それによって嬉しかったり、悔しかったりするのですが。歴史的な勝利でオーストラリアに勝ってW杯予選通過をした試合の後ですら、試合の後に2人の選手はガッカリしていました。それは試合に出ていなかったから。それまでは何度も試合に出ていたのです。だから、ガッカリした様子が残念でした。私は休まずに働いてきました。休みを取れる立場ではあるが、日本に来たのは日本を育てるため。日本に来て、私に頼んだことはW杯予選を通過すること。それが終わってからいろいろとやろうという話をしていたのです。そして予選を通過しました。それも首位で。我々のグループ大変なグループでした。でも、「通過は当たり前、今まで通過してきたじゃないか」と思う人もいたが、それは違いました。攻撃、守備はベストで、歴史に残る試合をしました。初戦を落としての予選通過は初めてのことです。

若い選手を起用したことでの、皆さんの慌て方も見ました。そこで出た選手たちが抜きん出たパフォーマンスをしてくれたからです。こんな若い選手を呼んでいいのか、と納得していない方もいた。UAEにもアウェイで初めて勝ちました。もう1つ歴史的な勝利として、ブルガリアに7-2で勝った。ヨーロッパのチームにそんな差をつけたことはありませんでした。いろいろな意味で成功してきた3年間でした。

~省略~

私自身も満足していたし、選手についてのデータも得ていた。そこに一番重要な、23人の選手を選ぶということがありました。そこで今回のような問題が始まりました。いろいろな情報が耳には入っていたが、仕事に専念していました。ただ、その時に「やるべき試合、プレーになっていなかった」と言っていた人もいました。だから、合宿をして調整していたのに、なぜこのような問題が出なければいけないのか。なぜ、会長、西野さんにしても一度として「ここが問題だ」と話してくれなかったのか。そして誰かにあっても何も言われなかった。西野さんは私に何か言おうとしていた。マリ戦後、パリでフランスvsコロンビアを見ました。ベルギーのリエージュに戻ったのが午前4、5時くらいでした。そこで話が来たわけです。「1人の選手の状態があまりよくない」と。「それは知っていて、あとで解決できると」言ったが、その後に問題が起こりました。会長がたくさんの選手やコーチに話を聞き、私とともにいたジャッキーやシェリル、GKコーチにも説明が無かった。私もコーチもビックリしました。

7日、会長からパリで呼ばれ、何かわからずホテルへ向かいました。「こんにちは」と挨拶し、腰を掛けたら「これでお別れすることとなりました」と。「ジョークだろ?」思いました。1分経ち、「なぜ?」と聞いた。そうしたら「コミュニケーション不足」と。それにより、もっと怒りが湧いた。「どの選手と?」と聞いたら「全般的に」と。そして、そこから5分で会長は出ていきました。何が起きたか、分かりませんでした。一緒にやってくれているコーチに電話をしました。一人はイングランド、一人はドイツにいて、試合。選手の視察をしていました。そこで「家に帰れ、終わった」と言いました。コーチたちの反応は想像してほしい。会長からその話をそういった形でされた。3年間でやってきたことを私自身、監督という人間へのリスペクトが無いのではないか、一緒にやってくれているコーチに対しても同じ思いです。

~省略~

――本番のメンバー選考が解任につながったという認識があると思います。具体的に協会がどういう思惑があったとお考えですか?

会長から言われたことは、まず選手及びコーチたちとのコミュニケーションと信頼関係と言われました。なぜか最後の遠征で弱まったようです。3年間、何の問題がなかったと認識しています。私が疑問に思っているのは、誰とのコミュニケーションだったのでしょうか。選手からはたくさんの励ましのメッセージをもらいました。全部読みたいところですが。例えば槙野です。「JFAの決定について非常に落胆しています。ビックリもしました。ヴァイッド監督とのコミュニケーションにも問題はなかったと思っています。このチームの一人の選手として申し上げたい。私たちのコミュニケーションを改善する必要性はあるかもしれません。正直に申し上げたいと思います。私の認識ではそういった問題はありませんでした。個人的には監督のおかげで進歩があったと思います。すごく厳しい監督でしたし、厳しい指摘を受けました。そのおかげで今の私があります。感謝したいと思います。厳しい時間、苦しい時間もありましたし、嬉しい時間もありました。ハリルホジッチ監督のW杯が見たかったです」というようなメッセージでした。

~省略~

――「真実を探しにきた」と言っていましたが、真実は見つかりましたか? W杯では日本代表を応援しますか?
残念ながら真実を探しに来たと言いましたが、真実は見つかっていません。何人かの選手が不満を漏らしているということは聞きました。会長やテクニカルスタッフ何人かともやり取りをしていたようです。西野現監督がどういった役割を果たしたのか分かりませんが、私が監督だった時に注意した方がいい選手が不満を漏らしていると聞きました。何か問題があったとしたら、会長が事前に「ハリル、こういったことが起きている」と言ってほしかったです。会長はあるスタッフとは話したけど、なぜ私たちのコーチングスタッフとは話をなさらなかったのか。不満を漏らしているのは2名でしょうか。15人くらいの選手は直接メッセージを送ってくれました。会長から前持って教えてほしかったです。解雇権を持っていますから、解雇については問題ないと思います。何かあったのなら、問題点を聞いてきてほしかったです。

【サッカーキング 2018.4.27.】

ハリルホジッチ氏は核心部分については言及を避けたものの、解任劇をめぐる大まかな”輪郭”は判明

出典:YouTube

”青天の霹靂”ともいえる突然の解任劇で失意の中にあったハリルホジッチ氏さんが来日して、その素直な気持ちを語ってくれたわ。
ハリルさんは「真実はまだ見つかっていない」と言いながら、その核心部分については触れなかったものの、解任劇までの内情や経緯を語りつつ、道半ばで使命を断ち切られてしまったことの無念さを素直に口にしてくれたわ。

彼の真意とその内情をより正確に推し量る上でも、是非ともこの文字起こしの全文を読むことをオススメするけど、この内容を読んだ上で、下記↓の毎日新聞の見出しや本文を見ても、相当な悪意を伴ってハリル氏を批判的に扱いながら、「解任が正当だった」ことを強調するような意図がマスコミの間に存在していることが分かるのではないだろうか?

サッカー ハリル氏会見「私への敬意がない」予定超え熱弁(毎日新聞)

上の記事、本文を読んでも、彼が伝えたかったことはことごとくカットしているように見えるわね。
やっぱり、彼の解任劇の背後には、マスコミを動かすほどの「相当に強い勢力の意向」が介在していることがうかがえるわ。

彼の会見の文字起こしを読んだ限り、”要点”として簡略にまとめると、以下↓のようなものになるかと思う。

1.事前にサッカー協会側から何の相談も報告も摺り合わせもなく、いきなり解任を一方的に告げられた

2.ハリル氏のおごりで選手たちと食事会を開いたり、マンツーマンでの会合の場を作るなど、コミュニケーションにも日常的に気を遣っていた

3.選手間からは「厳しい」「怖い」との声も多くあったものの、多くの選手は彼の解任にショックを受けており、槙野選手を始め複数の選手(15名ほど)から心のこもったメッセージが届いた。

4.キャリアがある選手よりも若くフレッシュな選手を積極的に起用する采配に対し、内部で波紋や批判が上がることもあった。

5.どうやら、2名の選手が不満を持っていたようだった。

核心的な部分については触れていないものの、こうした断片的な情報を聞く限り、やはりこの記事でも綴ったように、「試合に出られない(2名の)選手がハリル氏に強い不満を感じ、彼らとオフィシャル契約を結ぶスポンサーなどとともにサッカー協会に”解任要求”をつきつけた」といった疑いが強まってきた感じがするね。

その根拠の一つとなるのは、何より「ハリル氏解任報道について、彼を非難する論調が圧倒的に多い」という点で、これは、強大な権力と資本を持つ広告代理店や、マスコミにとって頭の上がらないスポンサーの大手企業の意向が反映されていることが考えられる。

こうした構図が存在している限りは、事の真相は絶対にマスコミで伝えられることはないでしょうし、改めて会見の内容を見返しても、やっぱり私はハリルさんが可哀想でならないわ。

ここ最近チームの統制がややぐらついているように見えたのも、ハリル氏追放に向けて動いていた”反乱勢力”がその他の選手に働きかけるなどして、チームの統一感を乱していた可能性があるし、各国の代表監督経験も豊富の彼が「こんなことは初めてだ」と語っていることからも、”事の異常性”が感じられる。

どちらにしても、今回の騒動によって、日本サッカー界の閉鎖性や、組織や人としてのマナーやモラルの欠如を世界に強く印象づけることとなってしまったし、これを機に、日本サッカー界は「冬の時代」に突入してしまう可能性もあるかもしれないね。

まあこれも、ある意味「日本らしい」事件なのかもしれないわね。
こんな事態に見舞われてしまっても、ハリルさんが日本に対する愛着や感謝の気持ちを口にしてくれたのはせめてもの救いだけど、日本における広告代理店や大企業の”特権性”や、陰でこそこそと「監督追放」の策略を進める、何ともいえない”陰湿さ”が見え隠れしているようで、ちょっと後味が悪い気分だわ…。

こんな状況でこの先どうなるのか分からないけど、今回の出来事は色々な部分で悪い影響を及ぼす恐れがあるかもね。
何とも言えない状況だけど、ひとまずは西野新監督体制での布陣と、来たるW杯”本番”での戦いぶりについて、よく見ていくとしよう。

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