【ようやく】毎日新聞が伊藤詩織さんへのインタビュー記事を掲載!はあちゅうさんが「メディアの皆さんは詩織さんにも触れて」と訴えていた中で…

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どんなにゅーす?

海外メディアが次々と山口敬之氏からのレイプ被害&逮捕揉み消しを訴え続ける伊藤詩織さんを紹介している中、ようやく毎日新聞が彼女のインタビュー記事を掲載し、話題になっている。

NHKをはじめとする日本の各メディアが完全に詩織さんの存在に触れようとしない中、電通時代のセクハラ被害を告発し、大きく取り上げてられているはあちゅうさんも「これからは詩織さんのことも触れてください」と訴えていた経緯があり、こうした世論の高まりと批判が集まった結果、報道に踏み切った可能性が考えられる。

#MeToo
伊藤詩織さん「社会変わると…声あげ続ける」

自身のレイプ被害をもとに、日本の性犯罪を取り巻く事情を取材した手記「Black Box(ブラックボックス)」を出版した伊藤詩織さん。毎日新聞のインタビューに対して、作家でブロガーのはあちゅうさんの告発で広がったセクハラ告発キャンペーン#MeTooへの思いを初めて語った。

【毎日新聞 2017.12.27.】

海外メディアから4周くらい遅れてようやく毎日新聞が報じるも、相変わらず詳しい経緯や山口敬之氏、中村格氏らの名前は一切無し!

英国BBCスウェーデンメディアなど、多くの海外メディアが積極的に詩織さんと彼女を取り巻く「日本社会の闇」を報じてきた中、ようやく毎日新聞が、彼女の存在を「#MeToo」の世界的なムーブメントに絡めて報道しました。

うむ。詩織さん自身の声を丁寧に報じていることや、国内メディアの間で「詩織さんの存在そのもの」を完全に葬り去ろうとしている同調圧力が相当に凄まじかった中で、ようやくこれを打破してくれたこと”そのもの”は評価したいところだけど…まあなんというか、「相当に気を遣って作られた記事」であることが丸わかりなのがちょっと残念だね。

まずは毎日新聞の記事全文を読んでもらいたいところだけど、彼女が性犯罪被害を受けた”経緯”が不自然なほどに全く触れられておらずこれでは、事件を知らない人が読んでも、「何故詩織さんがここまで全身全霊を投じて社会に問題提起し続けているのか?」について、十分に理解することが出来ないのではないだろうか。

そこまで詳細で具体的な記述を入れる必要はないものの、

・安倍総理に非常に近い”特別な権力”を持つジャーナリスト・山口敬之氏からレイプ被害を受けた。

・山口氏を逮捕するべく捜査員が空港で待ち構えていた中で、何故か当時の警視庁トップの中村格氏が介入し、突然に逮捕中止の命令が下った。

・それまで事件を受け持っていた捜査員や検察官が担当を外された後に不起訴処分になり、事件が完全に”終結”させられた。

など、これらの経緯を入れないと、事の「切迫度」や日本の社会や政治の「深刻度」が今ひとつ伝わってこないのは確かだろう。

こうした記事の内容”そのもの”が、やはり日本社会の実情を如実に表してしまっているんですよね。
はあちゅうさんの訴えや、ネットからの強い抗議が湧き起こった後にこの記事が出てきたことも、やはり今の政情を物語る動きかと思います。

当サイトでも、NHKなどが盛んに「日本の#MeTooの先駆け」としてもてはやしていたはあちゅうさん自らが、詩織さんに大きく背中を押されてセクハラ告発を決意したことを明かした上で、「メディアの方へ、これからは詩織さんにも触れてください」と訴えたことを紹介したけど、こうまでしないとようやくお神輿が上がらない日本のマスメディアはやはり情けなさ過ぎるし、おまけに、相当に安倍政権に顔色を伺っているような記事が出てしまったことも残念だ。
(インタビューそのものは11月10日に行なわれたとのことになっているものの、12月半ばに報じられたはあちゅうさんや#MeTooに触れている点で時系列が一致していない点が気になる。)

もっとリスクを恐れたり、保身に走ることなく、「他社を出し抜いてでも、社会や政治の腐敗を深くえぐった記事を出す」といった魂のある記者が今の日本のマスメディアに全くいないのが実にがっかりだけど、せめてもう少し「ジャーナリズムの本質」に近づいていくような気概のある記事が出てきてくれるのを強く願うばかりだね。

これもまさしく、いわば「カルテル」のように横並びで馴れ合い、談合していることで成り立っている日本の「記者クラブメディア」の怠慢と堕落の成せる技なのかもしれませんね。
それでも、海外メディアから4周くらい遅れてようやく詩織さんの存在が日本でも「解禁」されましたし、これに続いてもう少し踏み込んだ報道を他のマスメディアが行なってくれるのを期待したいところです。

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