どんなにゅーす?
・2019年7月15日、北海道札幌駅前で行なわれた安倍総理の演説時に、「安倍辞めろ」「増税反対」など声を上げた男女や、安倍総理を批判するプラカード掲げようとした女性が北海道警関係者に囲まれ強制排除された事態について、複数の専門家が問題視している。
・この事件について、北海道テレビや朝日新聞が報道。刑法を専門とする松宮孝明・立命館大教授は、警察の行為を「特別公務員職権乱用罪」にあたる可能性があるとし、警察による「政治的中立」が危ぶまれる事態と警鐘を鳴らしている。
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「安倍やめろ!」ヤジの市民 警察が排除の瞬間
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抗議する人:「安倍やめろ!安倍やめろ!」。15日に札幌駅前で行われた安倍総理の街頭演説の会場で、「安倍やめろ」などと男性が叫んだところ、警察官に取り押さえられてその場から排除されたほか、「増税反対」と叫んだ女性も警察官に抑えられ移動させられました。また、歩いている安倍総理に年金問題についてのプラカードを掲げようとした女性も警察官に取り囲まれ、歩道の端に移動させられました。
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猪野亨弁護士:「誰があそこの場所を通っても自由なはず何をしゃべっても自由なはず」「強制力をもって排除してしまうというのであれば何らかの根拠が必要なんですけれども、何を根拠にこういう形で排除したのかなというのが疑問ですよね」。
ヤジの市民を道警が排除 安倍首相の街頭演説中
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道警警備部は取材に対して「トラブル防止と、公職選挙法の『選挙の自由妨害』違反になるおそれがある事案について、警察官が声かけした」と説明。だが現場では、警察官は声かけすることなく市民を取り押さえていた。
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松宮孝明・立命館大法科大学院教授(刑法)は「判例上、演説妨害といえるのは、その場で暴れて注目を集めたり、街宣車で大音響を立てたりする行為で、雑踏のなかの誰かが肉声でヤジを飛ばす行為は含まれない」と話す。むしろ連れ去った警察官の行為について「刑法の特別公務員職権乱用罪にあたる可能性もある」と指摘。「警察の政治的中立を疑われても仕方がない」と話した。
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↓警察による問題の強制排除の場面。
7月15日午後3時ごろ、JR札幌駅南口の北海道銀行札幌駅前支店前での #自民党 の街頭演説風景。
安倍首相に「アベやめろ」コールをした10秒後、制服警官らに強制連行される男性の姿。
pic.twitter.com/vMBSsYEoth— ほうとうひろし (@HiroshiHootoo) 2019年7月15日
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どんどん暗い戦前みたいになっている。お友達は何をやっても罪に問われることはないが、「こんな人たち」による政権批判は許されない。すぐそこまで「暗黒」がやってきている。後から後悔しても遅い。選挙で止めないと、必ず「いつか来た道」に戻る。ぜひ投票へ。 https://t.co/LD5EJUXqen
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) 2019年7月16日
総理の演説に対する野次を実力で排除するなら、ありとあらゆる候補の演説で野次る人を逐一実力で排除しなければおかしい事になります。「総理特別扱い」「与党特別扱い」が選挙の場で公然と行われている事に、日本の民主主義の危機を感じます。極めて恐ろしい事だと思います。https://t.co/eOoIdfwD44
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2019年7月16日
憲兵の世界。現政権の間に、日本はここまで来てしまった。 https://t.co/eAwVolvevB
— 平野啓一郎 (@hiranok) 2019年7月17日
安倍晋三を野次ると連れて行かれるけど山本太郎を野次ってもオッケーって、これってここ数年で街でもネットでも当たり前のようになった光景だよね。庶民は厳しく取り締まられる凍結やシャドウバンされるけど、アベトモならレイプの逮捕状は取り消されるし差別発言しても凍結されないという。怖すぎる。
— とみ (@meow164) 2019年7月16日
反対派に「クソ左翼、死ね」と悪罵された山本太郎氏は、怒っても良いのに「死にたくなる世の中を変えたいために私は立候補してる。みんなに生きていていただきたい」と、見事な切り返しで応えた。
一方、言論の自由に基づいて安倍首相に「やめろ」と声を上げた一人の主権者は、警察に連行された。
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2019年7月15日
治安維持法、特高警察、復活。安倍冷血政権によって。このままでは戦時体制まっしぐら、現政権を倒さないと‼️
— 中村もんた(人は人相が9割‼️) (@ncoro_s600) 2019年7月16日
いよいよですね。
バカがバカを支持するからバカな国になる。https://t.co/QLVafTw6uv— 適菜収(writer) (@tekina_osamu) 2019年7月16日
これは酷い。北海道警は公の場できちんと説明すべきだ
“15日に札幌市であった安倍晋三首相の参院選の街頭演説の際、演説中にヤジを飛ばした市民を北海道警の警官が取り押さえ、演説現場から排除した。現場では、警察官は声かけすることなく市民を取り押さえていた。”https://t.co/6w8zUqeWmj
— 福地慶太郎(朝日新聞記者) (@kei_fukuchi) 2019年7月16日
権力を批判する市民が警察につかまる国々の光景を報道で観ながら「こわい!💦独裁じゃん」と感じましたね。でも日本も、権力を批判すれば警察が「危険人物」とみなして排除する国になりはじめています。少し、この政治の流れにブレーキをかけませんか。
投票に行きましょう!https://t.co/ireKM5a3Dg— 明日の自由を守る若手弁護士の会/あすわか (@asuno_jiyuu) 2019年7月17日
北海道警察がなぜこういうことをしたのかはよくわかる。
彼らの頭の中には、憲法で保障定された表現の自由や個人の人権という考え方など全くないのだ。
いやもしあったとしても、それは上司の指示や命令と比べたら、ほんの取るに足らないものでしかない、と言うことだ。https://t.co/ydbuSxpbhT
— usako (@usakojpn) 2019年7月17日
ご丁寧なことに判例まで挙げて解説しているようだが、そもそも「選挙演説中の野次」で「選挙妨害」云々と難癖をつけられたり、公権力による有形力行使の可否が問題になるのなんて、安倍晋三の時だけなんだよ。山本太郎を野次った右翼なんて警察に保護までされてる。https://t.co/QYPp8XzH4P
— deadletter (@deadletterjp) 2019年7月17日
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安倍政権の”強権化”に専門家も危険視!「野党へのヤジ」は警察が保護し、「安倍総理へのヤジ」は迷わず強制排除!
安倍総理に対して「安倍辞めろ」「増税反対」などの声を上げた有権者や、安倍総理を批判するプラカードを掲げようとした有権者が、北海道警関係者に取り囲まれ強制排除された事件について、一部マスコミが取り上げました。
刑法に詳しい専門家の方によると、市民を排除した警察関係者について「特別公務員職権乱用罪」に当たる可能性もあるとのことで、どうやら、安倍総理へのヤジを強制排除する動きは、違法である可能性がありそうです。
しかも、北海道警は、違法行為に当たる可能性があることを認識しているのか、「警察官が声かけした」なんて説明している様子だけど、上のツイッターに投稿された映像を観ても、いきなり警察が取り囲んで男性を取り押さえ、そのまま強制排除されている様子がみえるし、道警はウソの説明をしている可能性があるね。
この記事でも紹介したけど、野党の街頭演説でヤジが発生した際には、警察側はヤジを飛ばしている人物を強制排除する様子は見られないし、例えば、先日の山本太郎氏が共産党候補の応援演説に立った際(下のツイート)においては、拡声器で罵声を飛ばす人物に対し、逆に警察関係者が保護する対応を行なっていたとの情報が出ている。
私が見た山本太郎の応援演説を暴言し続けた男性。
山本太郎にでは無く応援を受ける候補者と政党に怨みがあって来たようです。
京都で最も繁華街の交差点の車道でこうして警察に守られながら最後まで拡声器で妨害してました。
警察に抗議したら刑事さんが出て来て憲法で保障されているとバッサリ。 pic.twitter.com/d4VvwLeQ3O— キャシャーン (@HctJ8xU07fB664S) 2019年7月15日
道警は「選挙妨害の恐れがある事案」と主張し、ネット上の安倍シンパは「排除されるのは当然」との言説を展開しているけど、そうだとすると、野党候補のヤジに対する警察の対応と矛盾が生じており、この主張ははっきり言って説得力がない。
つまり、野党へのヤジは「OK」である一方で、与党へのヤジは「選挙妨害であり許されないもの」ということになるわけで、これは明らかに、安倍政権が強権化していては、法を超越した「独裁の域」に差し掛かっていることの証ということになるだろう。
専門家の方も指摘していますが、巨大スピーカーなどの「過激な方法」で候補者や周辺の人々を脅すような手段を用いて選挙を妨害しているのなら分かりますが、映像を観ても、個人が肉声で「安倍辞めろ」とか「増税反対」などの声を上げていただけですし、山本太郎氏に向かって飛ばされた「クソ左翼死ね」のヤジと比べても、非常に穏やかかつ、非暴力的な方法での「言論・表現の自由」の範囲内のヤジであると思われます。
やはり、今回の強制排除の一件は、これまでの一線を越えた過激な手法であり、「安倍サマへのヤジはどんなものでも絶対に許さない」といった、非常に強権的でファシズム的な性質を伴った対応と言わざるを得ないのではないでしょうか。
ちょっとしたヤジや批判でもすぐに冷静さを失って逆上してしまう、小心者で狭小な安倍総理の言いなりになって「必死に忖度」する、何とも情けない「警察の醜態」ともいえそうだし、元来より腐敗しきっていた警察が、近年安倍政権とより密接に結びつきつつあることで、市民に対していよいよ牙をむき始めてきている現状を示した一件であるといえそうだ。
そして、今回の「異常事態」について、北海道警は、「なぜこんな対応を行なったのか」について、市民に対して丁寧に説明する責任があるのではないかな。
本当に恐ろしいことですね。
「遊戯王」の作者・高橋和希さんもイラストを通じて警鐘を鳴らしていますが、これ以上の安倍政権の「独裁化」「ファシズム化」への道をどうにか食い止めていくためにも、日本の有権者は、来たる参院選で「知性と理性ある投票行動」を行なうべきではないでしょうか。
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