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（ゆるねと通信 2023年3月21日号）
裁判所から”異例の批判”を受けた世耕参院幹事長がスラップ訴訟を取り下げ！中野昌宏教授と和解！
ツイート投稿者を「いきなり提訴」した世耕議員を裁判所が批判、名誉毀損訴訟が異例の和解
自民党の世耕弘成参院議員に関するツイートをめぐり、名誉毀損で訴えられた青山学院大・中野昌宏教授が反訴していた訴訟は2023年3月17日、東京地裁（古田孝夫裁判長）で和解が成立した。
ツイートは、世耕氏について「原理研究会（旧統一教会）出身だそうですね」などの内容で2018年2月と2019年7月に投稿された。提訴後、安倍晋三元首相の銃殺事件を機に世界平和統一家庭連合（旧統一教会）と自民党の関係が広く報じられるようになり、訴訟にも注目が集まっていた。
和解条項で地裁は「公人の政治的姿勢、言動等に関しては、国民の自由な論評、批判が十分に保障されなければならない」と指摘。その上で「その上で（世耕氏側が）事前の削除要請・交渉もなく、訴訟を提起するという方法をとったことについて、公人に対する言論を萎縮させるおそれがあるものと被告に受け止められ、反訴が提起されるに至ったことは、裁判所ならびに原告および被告にとって遺憾」と表明した。
～省略～
反訴状などによると、世耕氏側は原理研への所属を否定し「『統一教会は反社会的な団体であるとの印象を抱くものが少なくない』ことから、社会的評価を低下させるもの」と主張。損害賠償150万円のほか、記事の削除や謝罪文掲載を求めていた。
一方、中野教授側は事実を摘示したものではなく論評だと主張。「そもそも”自民党の有力な支持母体”だから社会的評価を下げず、もし評価を下げたとしても真実性・真実相当性がはたらく」として反論、批判した者を黙らせる目的の「スラップ訴訟」だとしていた。
今回、裁判所が公人による安易な提訴に苦言を呈した格好となったことについて、中野教授は「弱い者を解放する反スラップ訴訟法がない日本で、裁判所が配慮してくれた」と安堵の表情で語った。
～省略～
世耕さんは関係ないということですから、先陣を切って、萩生田さんや下村さん、細田さん、菅さんらとの関係を検証してほしい」と話した。https://t.co/tZAudjyGyW
— 学森遊子 (@5bKkYTISdwI3iNf) March 17, 2023
速報！東京地裁、自民党の世耕弘成参院幹事長と青山学院大の中野昌宏教授（社会思想史）の間で争われていた民事訴訟。世耕氏からの名誉毀損損害賠償訴訟と中野氏サイドによるSLAPPだとする反訴は裁判所案により和解成立。この後、霞ヶ関の司法記者クラブにて中野氏サイドが会見#世耕弘成 #中野昌宏 pic.twitter.com/t3312fPjlq
— 鈴木エイト ジャーナリスト/作家『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』(小学館) (@cult_and_fraud) March 17, 2023
【ご報告】本日、私と世耕弘成議員（当時大臣）との訴訟が、和解によって終結しました。内容には満足しております。今後この結果が、統一教会問題、反スラップ法制定運動の両面で、足がかりとなることを願っております。https://t.co/O8nNnEJWOv
— 中野 昌宏【訴訟終結】 (@nakano0316) March 17, 2023
青山学院大学の中野先生と本学の世耕理事長との裁判が、和解により終結しました。
「裁判所が公人による安易な提訴に苦言を呈した格好となった」、中野先生側の勝訴的和解と言ってよいでしょう。 https://t.co/qC9Za2HxAY— 近畿大学教職員組合 (@unionkin) March 18, 2023
青学の中野昌宏教授が自民党の世耕弘成に名誉毀損で訴えられた訴訟で勝訴といえる和解案を勝ち取ったのは本当に良かった。世耕がやった訴訟は安倍磯崎が放送局に圧力をかけたのと同じ言論萎縮を狙った恫喝だ。引いたり負けたりしたら政権与党批判はタブーが本邦に覆いかぶさってしまってたわ
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) March 21, 2023
しかし世耕氏のSlap訴訟を「統一協会とは無関係と訴えて、被告のツイート削除させる事で和解」みたいなタイトルで拡散しようとするメディアは本当に社会の害悪だな。
まとめて整理してどこかに永久保存したいくらい。 https://t.co/7AqxV86w8D
— k24hr (@k24hr1) March 18, 2023
ふーむ。「投稿に一層気をつけようと思う」というところだけ切り取られていますが、実際には「投稿に一層気をつけるが、萎縮は決してしない」と述べたのでありました。
— 中野 昌宏【訴訟終結】 (@nakano0316) March 20, 2023
出典：Wikipedia
これは本当に良かったわ！
何よりも、裁判所が、世耕氏のこのやり口について、明確に「スラップ訴訟」であることを指摘・批判したことがとても大きかったわね！
この世耕氏によるスラップ訴訟は、まだマスコミが統一教会をタブー視していた安倍政権時に仕掛けられたものだけど、今やマスコミが自民党と統一教会との深い関係性を解禁し大きく報じるようになったことで、世耕氏自身が「これ以上事を荒立てると自民党全体のイメージをますます大きく下げることに繋がる」と判断したのだろう。
とにかくも、裁判所が公権力を乱用した恫喝訴訟の風潮に一石を投じたのは大きな意味があるし、ここ最近、権力者による恫喝訴訟があちこちで横行しつつある中で、今回の例が一定の歯止めになっていくことを願っているよ。
とにかくも、私たちは、まっとうな民主主義を守るためには、言論・表現の自由を確保・維持していくことはとても重要であることを常に念頭に置いておかないといけないわね。
近年は、政治関係者だけでなく、国境を超えた巨大グローバル企業（やその関係組織）が不当な権力を乱用して市民の言論を弾圧する事例も目立ってきているし、これらの巨大企業体は政治家などの公権力をも思いのままに支配・コントロールしている実情がある以上、こちらについてもこれまで以上に厳しい目を持ってチェックし、おかしいことについては大きな声を上げていかないといけない。
最近では、コオロギ食を本気で嫌がって反対の声を上げている人々を（グローバル支配層から支援を受けている）関係企業が市民を恫喝・弾圧する動きがエスカレートしているし、私たちが厳しくチェックしけん制しないといけないのは、政治家だけでなく、政治をコントロールしている巨大資本家であることもしっかりと頭に入れておかないといけないわね！
（WBCと道端逮捕の裏で）ついに岸田総理が（ゼレと欧米戦争屋の脅しに負け）ウク訪問を強行！日本政府がこれらのグローバル戦争ネットワークと手を切らない限り、日露関係は完全に破綻させられ、破滅的な戦争に巻き込まれるのは不可避！
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