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日大・内田正人監督が辞意表明するも、自身の指示の有無については語らず!「ピンクのネクタイ」&「かんさいがくいん」の”読み間違い”にも批判の声が!

日大・内田正人監督が辞意表明するも、自身の指示の有無については語らず!「ピンクのネクタイ」&「かんさいがくいん」の”読み間違い”にも批判の声が!

どんなにゅーす?

・2018年5月19日、日大アメフト部の選手が関西学院の選手に「殺人タックル」を行ない、大怪我をさせた問題について、日大の内田正人監督が報道陣の前に姿を現わし、辞意を表明した。

・しかし、自身の指示の有無については一切語らなかった上に、ピンクのネクタイで謝罪会見を行なったことや、「かんさいがくいん」と相手の大学名を読み間違えていた(正しくは「かんせいがくいん」)ことから、ネット上ではさらなる批判の声が相次いでいる。

日大アメフト部監督が辞任表明、関学の選手に“悪質タックル”

日本大学のアメフト選手が関西学院大学の選手に悪質なタックルをした問題を受け、19日、日大アメフト部の内田監督は監督を辞任することを明らかにしました。
「日本大学アメリカンフットボール部の監督を辞任いたします。弁解もいたしません。全てこの一連の問題は私の責任でございます。誠に申し訳ございません」(日本大学アメフト部 内田正人 監督)
日大アメフト部の内田正人監督は、19日、関学の鳥内監督やけがをした選手と保護者らに会い、謝罪したということです。反則をした選手に「1プレー目で壊してこい」などと指示したことについては、今後、文書で関学に回答するとして明言を避けました。

【TBS News 2018.5.19.】

辞意表明の内田監督、「ピンクのネクタイ」に大学名言い間違い 謝罪に疑問の声続々

辞意表明のニュースが速報で伝えられると、ツイッターなどネット上にはこんな指摘が相次いだ。

「ピンクのネクタイで謝罪…」
「え??ピンクのネクタイ選ぶ???って思ってしまった…」
「このピンクネクタイのチョイスに色々集約されるな、、、」
「ピンクのネクタイ!最近は謝罪のときの格好ってこんなんでいいの?」
内田監督がスーツに合わせていたのは華やかなピンクのネクタイだった。ピンクは日大が運動競技で用いているスクールカラーではあるが、そうした事情があったとしても謝罪の場では不適切と見る向きが強い。

何度も「かんさいがくいんだいがく」?
また、会見時には複数回にわたり「関西学院大学」と言う場面があったのだが、いずれも正式読みの「かんせいがくいんだいがく」ではなく「かんさいがくいんだいがく」と誤って言っているように聞こえることから、

「まさかの『かんさいがくいんだいがく』」
「内田監督のアレって、謝罪する気無いよねw かんさいがくいん…w」
「日大アメフト部の内田監督が記者会見の間、ずっと関西学院大学の事を『かんさいがくいんだいがく』と言ってて、思わず『誠意って何かね?』って気持ちになった。。」
などと指摘する声も目立った。

【livedoorNEWS(J-CASTニュース) 2018.5.19.】

なぜ有り得ないような「殺人タックル」が試合中に繰り出されてしまったのか?

今でも余波が続いている日大アメフト部の「殺人タックル事件」ですが、ようやく、渦中の日大・内田監督が報道陣の前に姿を見せ、一連の騒動について謝罪し、監督を辞任することを表明しました。
しかし、この会見でも、自身が反則を指示したのかどうかについて一切触れなかった上に、ピンクのネクタイで謝罪会見に臨んだこと、相手の大学名を「かんさいがくいん」と何度も読み間違えていたことについても批判が湧き起こっています。

まあ、(格式を重んじる日本社会において)確かにピンクのネクタイなどについて批判の声が上がるのも仕方ないように思えるけど、やはり、一番の問題であり注目すべき点は、「なぜ、あのような常識でも考えられないような『殺人タックル』が試合中に繰り出されてしまったのか?」ということだろう。

それについて、この記事がなかなか納得のいくような考察を書いているけど、簡単に言うと、「一般的な善悪の判断が全く出来なくなるくらいに、反則行為を行なった選手が”異常な精神状態”に追い込まれていた可能性がある」ということだ。

これは、閉鎖・隔絶された環境の中で、徹底的な独裁体制・全体主義体制が敷かれ、選手個人の自由意志や権限が一切認められないような、極限的な環境下で発生しやすくなる。
「監督の言うとおりにしないと何をされるか分からない」「自身が生き残るためにはやるしかない」など…徹底的な独裁社会の中で個人が強烈に支配されることで、周りが全く見えないくらいに「マインドコントロール」にかかってしまい、後々どうなるかも想像できないままに、あのような常軌を逸した反則を繰り返してしまったことが考えられるということだ。

なるほど…。
このような「異常で極限的な環境下」で悲劇を生み出してしまった例として、大日本帝国時代に国民の間に広がっていた精神状態(特攻隊や竹槍突撃など)などとも共通しているかもしれません。

これらの共通のキーワードは、「個人を徹底的に犠牲にして、全体に尽くす」という社会構造だ。
今回は”究極的な形”で表に出たために、相当なインパクトを持って報道されているけど、これは、ブラック企業で過酷労働させられている労働者や、今の安倍政権の下で徹底支配されている官僚など構造的にはそこまで大きな違いはないのではないだろうか。

例えば、佐川氏柳瀬氏をはじめとした安倍政権配下の官僚たちは、強大な安倍政権を恐れるあまりに、良心の呵責や躊躇もなく、国民を欺く反社会的な虚偽答弁を平然と繰り返していますし、これも言ってみれば、安倍政権による強力な支配体制によって、「悪いことをしている」という感覚も欠如しかかっている状態なのかもしれません。

そういう意味でも、「個人を徹底的に犠牲にして、全体に尽くす」という社会構造は、一切の歯止めがかからずに一方向に暴走していく危険性を伴う、非常に恐ろしいものであることが分かります。

つまり、このような社会環境は、決して日大だけの特異的なものではなく、日本の中のあちこちの組織に多く存在している可能性が高いということだ。
「個や自立性」を徹底的に退化させられるような教育を受けさせられている日本人は、こうしたケースを招いてしまう危険性を常にはらんでいるし、ボクたちも、いつひょんなきっかけで今回の反則を犯した選手のような立場におかれてもおかしくないということなんじゃないかな。

そういう意味でも、反則を犯した選手や内田監督一人を叩いたとしても、それだけで解決するような簡単な問題ではないのかもしれません。
今回の問題について、(人事権も握っている)内田監督の日大での権力の強さを挙げた上で、「安倍政権とも共通する部分が多いのでは」との指摘も多いですが、近年あらゆる場面で全体主義が進んでいるように見える日本社会において、「起こるべくして起こった事件」なのかもしれませんね。

ああ。「日大アメフト部」という、(隔絶された)学園の中だけの話ではなく、「日本そのものの中で起こっている(進行している)こと」として捉える必要がありそうだね。

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