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18年3月に自殺した「愛の葉Girls」大本萌景さん(16)、事務所からの壮絶”パワハラ”を母親が告白 「(佐々木)社長に1億円を払うように言われた」

18年3月に自殺した「愛の葉Girls」大本萌景さん(16)、事務所からの壮絶”パワハラ”を母親が告白 「(佐々木)社長に1億円を払うように言われた」

どんなにゅーす?

2018年3月21日に急死した、愛媛県松山市を拠点にした”農業アイドル”「愛の葉(えのは)Girls」リーダーの大本萌景(ほのか)さん(16)の死因が、自宅で首を吊っての自殺だったことが判明。大本さんの母親が週刊文春にその内情を打ち明けた

・萌景さんの母親は、萌景さんが事務所(「hプロジェクト」)から激しいパワハラまがいの扱いを受けていたことを告白し、生前の事務所とのLINEのやりとりを公表中学1年の時に受けた担任からのいじめの傷をかかえながら、学業との両立に悩みつつアイドル活動を続けていた萌景さんが、事務所からの圧力によって精神的に追い詰められていった経緯が明らかにされた。

出典: 最新ニュース!芸能エンタメまとめサイト

母親が告白 農業アイドルだった大本萌景さん(16)は、なぜ自殺しなければならなかったのか

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萌景は、いつも明るくて本当にお調子者。小さい子どもたちが大好きで、お年寄りからも愛されるような子でした。色々な方から「今1番人気よー」とか、「萌景ちゃんすごい人気があるね、すごいね」と声をかけてもらっていました。

実は中学1年の頃、学校でいじめを受けていて、不登校のような時期がありました。きっかけは、 萌景がクラスメートと些細なことでもめて、担任の先生が「大本の嫌いなところをみんなで本人に言おう」と提案したことだったみたいです。いじめに悩んでいた萌景は、よく私たちに「転校させて」と言っていました。そんなときにゲームセンターのSEGAで「愛の葉Girls」のライブを見て、目をキラキラ輝かせていました。気が付けば、自分でオーディションに申し込んでいて。書類審査に合格したというので、「やってみたい」と相談を受けたんです。

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何より、運営会社である農業生産法人「hプロジェクト」代表のSさんを第2の父親のように信頼して、ひょっとしたら親以上に信頼していたとも思っています。私たちが何を言っても納得しない場合でも、Sさんに言われると素直に話を聞ける。そういう風なところがありました。

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事務所スタッフからの高圧的なLINE

事務所との契約に際しては、「愛の葉Girls」の仕事が学業に支障をきたさないことを前提としていました。しかし実際には、萌景が登校日なので「愛の葉Girls」のイベントを休んで学校に行きたいと、懸命に伝えても聞き入れてもらえず、スタッフの高圧的な態度に萌景も悩んでいたようでした。娘の携帯電話には、学校に行きたいという娘の訴えに対して、事務所スタッフからのこんなメッセージが残っています。

「お前の感想はいらん。学校の判断と親御さんの判断の結果をそれぞれ教えろ」

「何故学校がダメと結論したのか、親御さんがダメと判断したのか、その理由だ」

「その理由によって、今後事務所はお前の出演計画を考えにゃならん。そこまで考えて物を言え」

当時15歳だった萌景に、身近なスタッフからのこういったLINEがどれほど厳しく響いたか。真面目な萌景は「仕事を頑張らなくちゃ」という思いが強く、結局学校を休んでしまうことが多かったんです。

また、萌景は高校1年のはじめに「1年間の時間割を見せるように」と言われて、事務所に提出しています。本人は「なんでこんなにプライベートまで管理されなきゃいけないのか、理解できない」と話していました。時間割を提出したにもかかわらず、「お休みをください」と言っても「愛の葉Girls」のイベント優先で、学校へ行くための許可をもらえなかったことは、何度もありました。

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とにかく事務所の言うことは「絶対」

萌景が亡くなる前日の3月20日に、萌景と二人で事務所へ伺って入学に必要なお金をお借りすることになっていました。私から、契約満了までの1年半は「愛の葉Girls」の活動を頑張るということを伝え、「全日制高校へ進学したい。お借りしたお金は、働いてお返しします」という萌景の考えをTさんに話したところ、「なぜ今、このタイミングで辞めることも考えるのか」、「今の考えのままなら、お金は貸せません」と告げられました。

娘は今までに見たこともないほど落ち込んでしまった様子で、帰り道、ひとことも発しませんでした。

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それでも、とにかく事務所の言うことは「絶対」。萌景も私も、そんな風に思いこむようになってしまっていました。

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「1億円を払うように言われた」という娘の言葉

萌景は出先からSさんに電話をしたようです。電話を切ったあと一緒にいたお友達に、

「謝らされた、私は何も悪いことしていないのに謝らされた」

「なんで私が謝らないかんの? 本当に社長(Sさん)に裏切られた」

と話していたそうです。このときは、何のことを謝らなければならなかったのか、お友達にも話さなかったといいます。

亡くなった3月21日の朝、萌景が一緒にいたお友達とそのお母さんに、

「私の(「愛の葉Girls」で活動した)2年間は何だったんだろう、夢を返してほしい」

「社長(Sさん)に裏切られた。社長に1億円を払うように言われた」

と話していたと、あとから聞いて本当にショックでした。契約書には「ペナルティ料」の項目があり、規定違反や義務の不履行、タレント活動への事前連絡なしの不参加、遅刻の場合などにギャランティの50パーセント、または100パーセントをカット、足りなければ事務所から請求する旨が記されています。「1億円」というのは、Sさんが「違約金」をにおわせた発言だったと思えてならない。

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3月21日にも「愛の葉Girls」のイベントがあり、集合時間の12時20分になっても娘が集合場所に来ないといって、私のところにSさんから電話がありました。淡々と「萌景はリーダーなので、イベントに来ないのは非常に困ります。『愛の葉』の信用問題にも関わりますので、お母さんも連絡を取って家を見に行ってもらってもいいですか」と。

出先だったのですが、何か嫌な予感がして家に戻ったのが13時40分。自転車があったので、「家におるな」と思いました。急いで中に入ると、リビングにはいない。2階に上がったら、階段を上る途中に、娘の足が見えてきて、「なんでこの子ずっとここに立ってるん」と思って見上げたら、立っているんじゃなくて、首を吊ってぶら下がっていました。足が真っ青になっていました。

娘が最後の会話で洩らした「怖いけん、行きたくないよ」

あの日、私は外出する予定があって、9時40分頃に家を出ようとしたとき、萌景がパパッと走ってきました。「ねえママ、今日イベント行かんとだめ?」と聞いてきて、私は、Sさんとの電話のことを何も知らなかったので、「今日やれることは、やったほうがいいと思うよ。今日のことはちゃんとやっていこう」という話をしたら、娘が前日のように暗い顔をして「社長(Sさん)に会うのが怖いんよ。怖いけん、行きたくないよ」と言ったんです。これが、萌景との最後の会話になってしまいました。

亡くなる日の朝、萌景が「怖いんよね」って言ったとき、本当だったら側におるべきだった。もっと気づいてあげるべきでした。その言葉がどれだけ深い言葉だったのか。毎日、毎日そのことばかりを考えています。

【文春オンライン 2018.5.19.】

若い女性を”商品”としてこき使う(ブラック)アイドル業界に押し潰され、自らの命を絶ってしまった大本さん、事務所は「1億円を払え」発言を否定!

出典:YouTube

出典:文春オンライン

今年(2018年3月)に急死をした「愛の葉Girls」大本萌景さん(16)ですが、週刊文春の報道によって、自宅で首を吊った自殺だったことが分かりました。
文春の取材に対し、大本さんのお母さんが詳しい経緯を語ったのですが、そこには、言葉を失ってしまうほどに、大本さんの精神状態を極限まで追い詰めていった、事務所からの情け容赦ない厳しい言葉と酷使の実態が綴られています。

より詳しい経緯についてはこちらの文春の記事から是非とも全文を読んでもらいたいけど、母親の証言や上記の事務所とのLINEのやりとりを見ても、人気メンバーだった大本さんを”支配下”に置いた上で、ビジネス的に大いに利用したかった会社側の意向と、自身の学業との両立や過去に受けたいじめの心の傷に加え、思春期特有の複雑な心の揺れとの「板挟み」に遭いながら、彼女自身が日に日に出口の無い苦しみや不安に襲われていってしまった実情が見えてくる感じがする。

全体の構図としては、日大のタックル事件とも同じような感じで、行き過ぎた「全体主義」と「組織の利益(このケースでは事務所によるビジネス活動)」を最優先にさせた結果、そこで働くアイドルの個人的な事情や心情がことごとく無視・抑圧され、半ば母子ともにマインドコントロール(調教)のような状態に置かれた挙げ句、最後は自らの死を選ぶことで、この計り知れない精神的ストレスから逃れるしかなくなってしまったような感じだ。

特に10代というのは、多感で精神が非常に繊細であるがゆえに、目上の人間からの一つ一つの言葉をより深く受け取ったり、過敏に反応してしまうことも多く、特に大本さんのような真面目で責任感の強い人ほど、より深く様々な問題を一人で抱え込んでしまうものだ。
そういう意味でも、このS(佐々木)社長という人物は、全くこうした配慮も優しさも感じられないし、このようなパワハラまがいの高圧的な対応は、プロデューサーとしては絶対にやっちゃいけないことなんだよ。

これらのセリフを見ても、この社長は大本さんの精神状態や抱えていた事情を全く理解しておらず、基本的には会社としての利益のみを追求しつつ、彼女たちを強力な支配下に置こうとしていたことがうかがえますね。

しかも大本さんは、亡くなる直前に「社長(Sさん)に裏切られた。社長に1億円を払うように言われた」と話していたと母親が話しており、「怖い、仕事に行きたくない」と母親に漏らしてたとのことだけど、この発言について、事務所側は「社長が大本さんに対して『1億円を支払うように』と述べた事実はありません」と否定しており、両者の話が完全に食い違っている状態だ。

これも日大タックル事件とも非常に似ているし、さらにいえば、安倍政権の森友・加計などでの対応とも共通点が多い
全ては、「個人が徹底的に殺されては、組織の利益のみが優先される」という、ウソや隠蔽が蔓延する行き過ぎた「全体主義」の風潮がもたらしている弊害であり、これら全てが、当サイトが日頃から言っている「近年の日本全体の”安倍政権(大日本帝国)化”」のように思えるよ。

電通の過労自殺も同じかもしれませんが、こういう社会では、生真面目で責任感の強い人ほど、個人と組織との「板挟み」に苦しみ、極限まで追い詰められた挙げ句、最後はうつになり自らの命を絶ってしまうケースが絶えず生み出されてしまうように思えてなりません。

出来ることなら、こうなってしまう前に「こんな酷い事務所やってられるか!」の一択で、さっさと組織から抜け出しちゃうのがいいんだけど、日本では、そういう人間を「悪」と刷り込む教育が行なわれ、徹底的に組織に従順に尽くし続ける”奴隷思想”を植え付けられてしまっているのが現状だからね…。

いずれにしても、これ以上悲劇を繰り返さないためには、根本的に日本社会の意識の転換や教育改革を行なう必要があると思うし、現状のままの政治腐敗や全体主義の社会構造が続く限り、これからもこのような悲劇は起こり続けるだろう。

そして、個人的には、まだ十分な社会経験や個人としての力が備わってない思春期の女性たちをアイドルという”商品”として扱い、お金儲けの道具としてビジネス展開する風潮には、今回のような様々な問題を引き起こすリスクが多分にあるように思え、どうも強い違和感を持っているよ。

こうした、近年ますます加熱しつつあるアイドルグループの量産化というのも、一種の”全体主義”の象徴のようにも思えますし、そこに存在する様々なリスクや危険性を認識していく必要がありそうですね。

そうだね。とにかく、彼女たちを日夜売り込んでいるプロデューサーたちは、単に自らのお金儲けばかりに意識が行くのではなく、若い人たちのかけがえのない青春時代の人生を預かりつつ、彼女たちの人間性を育てるという「大きな社会的役割」を担っているということを、もっと認識してもらいたいところだ。

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