どんなにゅーす?
・シリアで武装勢力に拘束されていたジャーナリスト・安田純平さんが解放・帰国した中で、「日本政府に批判的だった」「政府による呼びかけを無視し複数回紛争地域に入り拘束された」などの理由で、国内では彼に対するバッシングが一向に止まらない状況に陥っている。
・こうした状況を受け、シカゴ・カブスのダルビッシュ選手らが「自己責任バッシング」に苦言を呈すも、彼に対する非難も殺到。ついには安田さんに対して「人質自作自演説」までもが浮上し、これが支持される事態になっている。
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高須院長 安田純平さん“英雄扱い”に反発「まず『恥ずかしながら・・・』と謝りなさい」
シリアで武装勢力に拘束されていたジャーナリストの安田純平さん(44)が解放されたという情報について、高須クリニックの高須克弥院長(73)が24日、ツイッターを更新し「この人には敬意ははらえません」と痛烈な言葉を浴びせた。
高須院長はテレビ朝日の玉川徹氏が安田氏について「敬意を持って出迎えたい」「国民は兵士と同じく彼を英雄として扱うべき」と発言したとのニュースを引用し、「兵士ではない。兵士ならば敵に媚びる捕虜だ」と真逆の意見を展開した。
解放の裏にはカタール、トルコ両国の協力のほか、さまざまな外交ルートを通じての働きかけがあったとされる。「出でくるときは定番の作法を守ってほしい。まず『恥ずかしながら・・・』と謝りなさい」(原文ママ)と高須院長はおかんむりの様子だった。
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ダルビッシュが安田さんへの自己責任バッシングを次々論破! 「ジャーナリストが行かなければ殺戮は加速する」
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本日放送された『バイキング』(フジテレビ)でも、司会の坂上忍が「安田さんの記事とかTwitterとか拝見して、結構な勢いで政権に対するバッシング(をしてきた)」「そう言っておきながら向こうに渡って結果的に拘束された。叩いていたというか意見を言っていた側(安倍政権)に助けてもらうってことになる。(中略)政府に尽力してもらって身代金が発生しているのであれば、国民の税金使って命助かっちゃってるっていう現実もある」などと発言。そのほかのコメンテーターたちも自己責任なのではと同調したのだ。
安倍政権に批判的だから助けてもらうのはおかしいって、それこそ筋違いの批判だ。時の政権に無批判に迎合するジャーナリストなどジャーナリストと名乗る資格もないし、本サイトでは何度も繰り返してきたが、自国民の生命保護はほかでもない国家の責務だ。それがたとえ犯罪者であったとしても政府は法の範囲内において人命を救うために最大限の努力をする義務があり、国民はそれを国家に要求する権利がある。だいたい、命の危険に晒されていた人物が無事に帰ってきたというのに、身代金の不確定情報に乗って「国民の税金を使って」などとさっそくがなり立てるとは。そんなに税金の使途にこだわるならば、約8億円も国有地が値引きされた上、自殺者まで出した森友問題や、93億円もの補助金が交付される加計問題にももっとスポットを当てたらどうなのか。
しかし、こんな荒んだ状況のなかにあって、声をあげた者がいる。メジャーリーガーでシカゴ・カブス所属のダルビッシュ有選手だ。
ダルビッシュは安田氏の帰国が伝えられた昨夜、こうツイートした。
〈一人の命が助かったのだから、自分は本当に良かったなぁと思います。自己責任なんて身の回りに溢れているわけで、あなたが文句をいう時もそれは無力さからくる自己責任でしょう。皆、無力さと常に対峙しながら生きるわけで。人類助け合って生きればいいと思います〉
吹き荒れる安田氏への「自己責任」の声に対し、「助かって良かった」「助け合って生きていこう」とメッセージを発信したダルビッシュ。この投稿には本日18時時点で約4万件の「いいね」が押されているが、同時に自己責任論者からの反論や批判も殺到。だが、ダルビッシュはそれらの意見にも怯まず返答し、持論を展開していったのだ。
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また、ダルビッシュへの反論で目立ったのが、“安田氏は過去4回も拘束されたのに、何度迷惑をかけたら気が済むのか”というものだが、これにもダルビッシュはこのように切り返した。
〈逆に4回も捕まっていて5回目も行こうって思えるってすごいですよね。毎回死の危険に晒されているわけですよ。でも行くってことは誰かがいかないと歴史は繰り返されると理解しているからではないでしょうか?〉
ダルビッシュが繰り返し強調したこと。それは、事実を伝える人がいなければ多くの人の命が危険に晒されていることも知らされず、その結果、多くの人の命が犠牲になる危険がある、ということだ。
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一人の命が助かったのだから、自分は本当に良かったなぁと思います。
自己責任なんて身の回りに溢れているわけで、あなたが文句をいう時もそれは無力さからくる自己責任でしょう。皆、無力さと常に対峙しながら生きるわけで。人類助け合って生きればいいと思います。— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2018年10月25日
でも誰かがいかないと内情がわからないわけじゃないですか。
そういう人たちがいるから無関係な市民が殺されるのを大分防いでいると思いますけど。— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2018年10月25日
政府が知るには他国のジャーナリストがいるから知れるんですけどね。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2018年10月25日
ルワンダのジェノサイドなんかも50万から100万人が亡くなってる。
約100日と短期間すぎたのもあったけど、もっと他国が介入出来ていたら絶対こうなっていないはず。
世界の国々もジャーナリストもこういった歴史から人間の弱さ、怖さを学んできたはずなんですよ。— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2018年10月25日
本当にこれですよ。
日本が戦争していてたくさんの人が殺されているなかで世界のどの国もが知らんぷりだったらどうするんだろう?って妻と話してました。 https://t.co/0WgFRpx298— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2018年10月25日
危険な地域に行って拘束されたのなら自業自得だ!と言っている人たちにはルワンダで起きたことを勉強してみてください。誰も来ないとどうなるかということがよくわかります。
映画だと「ルワンダの涙」が理解しやすいと思います。
ただかなり過激な描写もあるので気をつけてください。— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2018年10月25日
フリージャーナリストの安田さん、色々と議論がなされてるみたいやけどとにかく助かって良かったね。
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2018年10月26日
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ダルビッシュ選手らが冷静な見方で「自己責任バッシング」に一石を投じるも、ついには「人質自作自演説」まで流布!日本国内でここまで「自己責任バッシング」が蔓延する背景とは?
出典:Twitter(@faridyu)
↓ダルビッシュ選手がリツイートし、話題になっている4コマ漫画。
出典:Twitter(@kaminarikozou63)
せっかくダルビッシュ選手がとっても冷静で俯瞰的なものの見方で、安田さんへの「自己責任バッシング」に一石を投じている中で、今度はそんなダルビッシュ選手に対して、次々と噛みついてくる人間が続出している有様だわっ!
なんだか、(リテラによると)バイキングの出演者からも、安田さんに対して「自己責任論」による批判的な意見が続出したみたいだし、これは一体どうなっちゃっているのよっ!?
うーむ。バイキングの出演者らも苦言を呈したという「安田さんは日本政府を批判していたにもかかわらず、日本政府に助けてもらっている(から反省し謝るべき)」との理屈だけど、これは、「非常に大きな危険さをはらんだ(奴隷的な)考え方」であるというのを言っておかなければならないね。
(そもそも、日本政府が本当に真剣に助けようとしていたのかどうかも不明な状況なんだけどね…)
まず「大前提」としてボクたちが抑えておかなければならないのは、民主主義国家におけるマスコミ(ジャーナリスト)や国民の役目とは、「(与党政治家などの)権力の腐敗や不正を日頃からチェックし、おかしいと思ったことがあれば厳しく批判し、報道や選挙によってこれを是正させる」ということだ。
したがって、報道に携わる人や一般国民は、政府を日常的に批判することは全く当たり前のことだし、むしろマスコミや国民が全く政府を批判しなくなると、必然的に権力や政治は腐敗に向かうだろう。
「政府を批判した人間が政府に助けを求めるのはおかしい」との考えが当たり前のものになってしまうと、「政府に助けてもらいたければ政府を批判するな」との空気が出来上がり、政府を批判した人は、人質の救出のみならず、やがて、あらゆる政府からの補助や援助、公共サービスすらも利用することが許されなくなってしまう。
つまり、「政府批判した人間は政府に助けを求めるな」という論調は、(主権者であり納税者であるはずの)一般国民からの政府批判を許さない「全体主義」や「独裁政治への入り口」であり、政府のために国民が文句一つも言わずに自らの身を呈して奉仕する「奴隷システム」の構築に繋がってしまうということだ。
(今回のケースでは、安田さん本人が奥さんや日本政府に対しても「身代金を払わないように」と暗にメッセージを送っていたと伝えられている状況だけど、(今の日本の人たちにとってはなかなか理解しづらいかもしれないけど)もし、彼が政府に助けを求めていたとしても、政府が救出するのは「民主主義国家」としてはごく当たり前の考え方だということだ。)
いわば、「政府批判する者は政府に助けを求めるな」といった考え方は民主主義を完全に否定するものだし、こうした論調を軽々に口にしてしまう芸能人がいる現実に、まさに戦慄を覚えてしまうね。
(彼ら自身は、こういう危険さを伴った思想を展開していることを分かっているのかな?)
うわぁ…た、確かに、そう考えると、かなりヤバい思想であることがよく分かるわね…!
しかも、有名芸能人すらもこうした考えを平然と口にするなんて、すでにかなり「深刻な段階」に入りかかっているのを肌で感じるわ…。
安田さんに対して激しく叩く風潮がどんどん広がることで、「一体どういう勢力が得をするのか?」というのを考えれば、こうした思想が社会で蔓延する背景がだんだん分かってくるんじゃないかな?
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リスクがほとんど無い「弱い人々」を叩き、「奴隷思想」に染められた情報弱者をエサに金儲けする「悪徳ネット商売人」たち
そして、安田さんに対する「自己責任バッシング」が蔓延する背景として、もう一つ考えられるのが、日本国内において、情報弱者を騙し、扇動することで莫大な金儲けをしている”悪徳商売人”がはびこっている実情だ。
ネット上では、ついには安田さんに対して「人質の自作自演を行なったことで身代金を騙し取った」可能性を唱える記事が出され、これが2万ツイート以上&6500いいね!されるほどに大ヒットしている状況だ。
しかし、記事を読んでみると、その根拠として挙げている内容も圧倒的に乏しく、どの武装勢力に拘束されていたのかも現時点で全く分かっていない中で、安田さんの人権や名誉を大きく貶める危険性もある「悪質なもの」と言わざるを得ない。
どうしてこのような悪質なニュースが多く出回るのかというと、理由は簡単で、「安田さんを非難したり叩くことは、(権力層に属している人間を非難するのと比べても)リスクが圧倒的に低いから」だ。
ただでさえ、フリージャーナリストという非常に弱い立場の人物で、さらには「自己責任論」の蔓延によって”袋だたき状態”になりかかっている彼を追い打ちで非難するのは非常に容易いことで、人権を貶めるような悪辣な記事やフェイクニュースを流したところで、発信元にとっては大したリスクもないんだよ。
なるほどねっ!
だから、ニュースサイトにとっても安田さんはとっても”安全に”叩きやすい存在だし、「自己責任バッシング」に明け暮れている人たちを上手に扇動して、汚いやり方でお金儲けをしているってことね!!
それと比べて、片山さつき氏の例を見れば分かるように、権力側の人間の腐敗や不正を報じたり批判するというのは、情報発信者にとっては非常に大きなリスクが存在するんだ。
なんせ今の時代は、実際に正しい内容を報じたとしても、「恫喝訴訟」で訴えられちゃうような世の中だし、おまけに”安倍親衛隊”ともいうべきネットサポーターズまでウヨウヨいるんだから、ますます厄介な状況だ。
こうなると、ネット全体の風潮は必然的に(安全性の高い)「弱いもの叩き」が加速していくし、民衆が「強いものにおもねっては、弱いもの叩きが好きな性質」の方向に”調教”された方が、権力にとっても(悪徳)ネット運営者にとっても何かと都合がいいんだよ。
「自己責任思想」「弱いもの叩き」が蔓延する限り、日本国民は「1%のための奴隷」としてひたすら搾取され、最後は滅び行く
な、なるほど…。
結論を言うと、私たち多くの日本国民は、とことん1%の権力層から「自己責任脳」「弱いもの叩き脳」を植え付けられては、搾取、疲弊させられる道をひたすら進まされているってことね…。
ちょっと厳しい言い方をすると、自ら「奴隷の道」を選び、”死”に向かっているということかな。
国民の富を搾取している既得権側からすれば、安田さん叩きの風潮が盛り上がれば盛り上がるほど嬉しいことだし、まずは、一般国民は、巷に流布されるあらゆる情報や思想などが、「1%による金儲けの論理」で出回っていることを想像することから始める必要がある。
ダルビッシュ選手に噛みついてる意見をざっと見ても、まるでそうした俯瞰的な見方が出来ていない人ばかりのように感じるし、”ある時”から急に日本中に「自己責任論」が流布されるようになった背景を考えてみる必要があるかもしれないね。
とにかく、1%のグローバル資本勢力が民衆の思想をもコントロールしながら、戦争を引き起こしたり政治を動かしてきたことを認識しながら、様々な側面から俯瞰的に物事を観ていくことが肝心だし、そうしないと、私たちはますます搾取・疲弊させられて、「1%の完全な奴隷」として「生かさず殺さず」の中で徐々に滅びていってしまうってことねっ!
そして、世の中に流布される多くの情報に「(組織や資金など)”強い力”を持つ連中による思惑や影響力」が介在していることも、常に頭の隅に置いておくようにしよう。
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