どんなにゅーす?
・2018年7月11日、参院政治倫理・選挙制度特別委員会で、安倍政権が比例代表に特定枠を設けるなど計6議席増やすことを盛り込んだ「参院定数6増」案を強行採決した。
・野党は、自民党が大きく利する内容だとしてこれに猛反発するも、参院本会議でも可決される見通しで、今国会での強行成立が目前になっている。
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参院6増、特別委で採決強行 参院本会議でも可決へ
参院の議員定数を6増やし、比例区に特定枠を設ける公職選挙法改正案は11日、参院政治倫理・選挙制度特別委員会で自民、公明の賛成で可決された。野党が反対する中、採決を強行した。自民は、この日のうちに参院本会議でも可決させ、衆院に送る方針だ。22日までの会期内の成立を目指す。
全国を11ブロックに分けた参院選挙制度の導入を主張していた公明党は、制度改革について引き続き検討を行うことを求める付帯決議が採択されたことを受け、自民案に賛成した。
野党は採決強行に反発を強めている。野党は自民案について定数増とともに、「島根・鳥取」「徳島・高知」の合区のうち、選挙区に擁立できなかった県の候補を優遇できるように特定枠を設けることについて「党利党略」「党の事情を優先した露骨なお手盛り」と批判している。
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なぜ今?参議院議員定数増 地元の思いは…
先月行ったNNNの世論調査でも、半数以上の56.9%の人が「反対」と回答。なぜ今、定数を増やす案が出てきているのだろうか?
■NNN世論調査(定数増の自民党案に)
賛成 20.1%
反対 56.9%
わからない 23.0%
6月15日~17日に実施
有権者2070人、回答率36.5%◇
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この状況で国政私物化の参院6増案を採決する自民党は火事場泥棒そのもの。万死に値する暴挙だ。
参院定数6増の自民案、可決へ https://t.co/0M1VsTte4c
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2018年7月11日
強行採決されました。
自民党が提案した定数6増の参議院選挙制度改正案が、野党が委員長不信任案を提出し反対しましたが、自民党と公明党は不信任案を否決し、法案の強行採決となりました。 pic.twitter.com/rxkdB7uIXq— 蓮舫・立憲民主党 (@renho_sha) 2018年7月11日
【日本の民主主義の終わり】
参院定数6増法案参特別委で可決
鳥取・島根、徳島・高知の合区で公認できない「自民党」の候補者を救済する
「自民の自民による自民のための」法案
選挙制度を「人民」のためではなく「自民」のために好きなように変える
⇒民主主義の根幹が崩れるhttps://t.co/NzWyVW3nAP— 古賀茂明@フォーラム4 (@kogashigeaki) 2018年7月11日
豪雨災害に一丸で対応を、との呼びかけにも耳を貸さず。
倫選特別委で参院議員6増案が先程、自民・公明などの賛成多数で可決。その一方で #カジノ法案 の参院内閣委が委員長職権であすの開会を決定。
未曾有の被害が拡がっているのに、命よりもギャンブル、命よりも議員の議席増が大事なのか…— 真山勇一 参議院議員 (@MayamaMia) 2018年7月11日
豪雨災害があろうが、野党が政治休戦を求めて災害対策に集中しようと提案しようが、どこまでいっても党利党略、自分たちのために突き進む。安倍内閣の支持率も上がり好き放題は続く、それでも安倍を是認する日本国民、この国民にしてこの政治あり。https://t.co/0XFYIqu2Ca
— 大下賢一郎 (@kemuchiman) 2018年7月11日
表では、安倍首相が被災地を視察
裏では「議員定数6増」を強行採決
国民の目を欺く意味では両者同じだが、豪雨災害の混乱に乗じて与党に有利な法案を可決。続いて、国民の多数が望まないカジノ法案。秋の臨時国会で議論すればいいものを、どさくさに紛れて法案の成立を急ぐ。https://t.co/lNvk5CwOdv— 盛田隆二 (@product1954) 2018年7月11日
テレ朝。自民党ごり押しの参院定数6増案の強行採決。
「定数削減ならともかく六つも増加。政治家が勝手に選挙制度を変える。これは許されるんですか」と渡辺アナ。「災害がどんどん拡大している状況。こんな時に何が何でも通さねばならない法案か。しかもお手盛り・ごり押しと言われている」と大谷氏 pic.twitter.com/gXvzhiwASZ— YAF (@yagainstfascism) 2018年7月11日
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未曾有の大水害で国民が疲弊する中、安倍政権は究極の党利党略「参院6増案」を強行採決!
↓6月7日の西日本新聞の社説から。
参院定数6増案 ご都合主義にも程がある
ご都合主義にも程がある。「1票の格差」是正に向けて参院定数を6増やすという。本気なのかと耳を疑いたくなる。党利党略が露骨な定数増など断じて容認できない。撤回すべきだ。
自民党はきのう、選挙制度改革問題統括本部などの会合で公選法改正案を了承した。この案に公明党は一定の理解を示しつつも議論を続けるとしている。
どんな案か。参院選挙区の「合区」を維持する一方、比例代表の定数を特定枠として4増する。さらに議員1人当たりの有権者数が最も多い埼玉選挙区の定数を6から8に2増やして、選挙区間の「1票の格差」を是正する-という内容だ。
特定枠は事前に定めた順位に従って当選者を決める「拘束名簿式」を採用する。自民党は合区対象県で選挙区に擁立できなかった県の候補を特定枠に登載する方針という。
2016年参院選で「鳥取・島根」と「徳島・高知」に導入された合区に対する自民党の不満は強い。19年の参院選では合区対象県すべてで自民党の現職議員が改選期を迎える。
その救済策だとすれば、まさに党利党略そのものだ。野党が反発するのも当然だろう。
「特定枠」という言葉が象徴するように、特定の目的から選挙制度を複雑に変更する発想も安易で乱暴に過ぎる。
またしても、安倍政権が有り得ないような暴挙に突き進み始めたみたいねっ!!
内容をよく見てみれば、かんっぜんに自民党議員に圧倒的に有利な内容で、安倍シンパをさらに増やしたいだけの内容じゃないのよ!!
国民の間では「議員定数削減」の声の方が大きい中、これに大きく逆行する法案でもあるね。
「1票の格差是正」をエサに、中身をねじ曲げながら、自民党議員を確実に増やす思惑がある上に、衆参ともに自民党の勢力が今以上に拡大していけば、安倍政権が何としても実現しようとしている”憲法改悪”を後押しすることにも繋がってしまう。
この記事において「オウム幹部の大量死刑執行を”トリガー”にして、日本が(悪い方向に)大きく動き始めたように見える」というようなことを綴ったけど、やはりこの見立ては間違っていなかったように感じる。
安倍政権は「謎の高支持率」をいいことに、ますます「強者優遇&弱者蹂躙」の世界を推し進め始めており、世論調査でも圧倒的に支持率が低く、なおかつ数も少ない野党議員が手も足も出ない状態の中で、どんどん自らに都合のいい法案を作っては強行採決を繰り返している。
ていうか、そもそも昨年の衆院選挙時も、獲得した野党票は自民党過半数割れに迫る数となっており、これはいわば、グローバル資本(1%の支配層)に富を移転し続けている自民党が支配層の支援を受けながら、あの手この手で野党が勢力を伸ばさないための”妨害工作”にやられてしまっている状態であり、選挙での獲得票の与野党の割合から考えても、世論調査でここまで野党の支持率が低いというのも、いささか奇妙な話だ。
やっぱりそう考えても、もしかしたら、私たちは「国民のほとんどは野党を支持していない」ものとして思い込まされていて、これにズルズルと引きずられる形で、「国民が野党を支持しないように思考が誘導されている」可能性もあるってことなんじゃないかしら?
それは中々いい物の見方だね。
とにかく、この状態を平たく言うと、「1%の支配層(グローバル資本)に一般庶民がいいように操られ、支配されている状態」であり、この安倍政権の前代未聞の「増長劇」は、「安倍独裁帝国の興隆」というよりも、「グローバリズム(1%の資本勢力に99%の庶民が搾取され、蹂躙されている状態)の興隆」といった方が正確だろう。
欧州では、主に「民主主義を錯覚させられる形」で1%が99%を支配するグローバリズムが進められているけど、形こそ違えど日本もこれと同じ形であり、どちらもいずれは99%の貧困がますます進み、最終的には国家や国境が破壊され、地球レベルでグローバル資本家層が民衆をコントロールする時代が訪れることになるだろう。
私たちは、安倍政権が「保守・右翼」と錯覚させられている状態で、グローバリズムに伴う国民の弱体化に見舞われてしまっているし、見る限り、すでに安倍政権において完全に民主主義の国家システムを破壊する動きが強まってきている以上、これはますますヤバイ事態に向かっていきそうだわ。
これでは、「グローバリストのための」”憲法改悪”もますます現実味を帯びてきてしまうし、ご覧のように、すでに国民が大きく疲弊化しかかっており、これに抵抗する体力や能力を持ち合わせていないように見える以上、非常に心配な事態だ。
マスコミの信頼性が大きく低下し、与野党のバランスが極限まで悪くなっている日本は、すでに完全に赤信号が点灯しているし、すでに安倍3選も既定路線になっている中、いよいよこれはマズい事態になっていきそうだね。
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