こんにちは、ゆるねとにゅーす管理人です。
現在、ベッドで横になっているエレナを傍で見守りながら記事を書いています。
お知らせにも書かせていただいたとおり、エレナの容体が急変し、昨日より目が離せない状況が続いています。
以下、個人的な内容を含んでおり恐縮ですが、日記形式で、今までとここから先のエレナの容体の経緯と、エレナを看取っているボクの心の内を文字にして残しておこうと思います。
(政治・社会・その他の記事更新につきましては、現在の状況が落ち着くまで不安定な状況になるかと思います。申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいませ)
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かかりつけ医も驚くほどに良好な状態が続いていたエレナ、そんな中、緩やかな体調や食欲の低下が始まり…
5月半ばに消化器型リンパ腫のステージ5の確定診断を受けてから、早5か月半。
体重2キロ半前後を維持しながらも、かかりつけの先生もメール相談している先生も驚きを隠せないほどに、たくましく命を繋ぎながら、痩せ細った体で頑張り続けていたエレナ。
ものの1週間ほど前までは、何度も食卓に上り、人間用の夕飯に焼いたサバの干物をつまみ食いしようとするくらいまでかつてのヤンチャぶりが戻っており、このまま次の誕生日(2018年2月)も迎えることが出来るのではと感じるくらいに、楽しくも穏やかな日々を送っていた。
そんな中、4・5日くらい前より、緩やかな食欲低下と体重減少が見られ始めた。
(これは、5月にリンパ腫の確定診断が下される前の時と似ている。)
好物の缶詰を与えてもあまり量を食べない状況が続き、トレイを失敗する回数が増え始めた。
また、認知症のような症状が徐々に見え始め、ぼんやりと遠くを見続けたり、足取りのふらつきが目立つようになっては、全く違う場所で用を足そうとする動きが散見された。
このような感じで少しばかり心配な状況が続いていた中、突如エレナに思いもよらない事態が襲った。
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10月25日早朝、突然にエレナを襲った激しい痙攣と、断末魔のようにもがき苦しむ動きに驚き、慌てて病院へ
そんな少し気になる様子を見せていたエレナに大きな変化が起こったのは、10月25日の早朝(6時過ぎ)だった。
母親の布団の上で休んでいたエレナが、気づくと小刻みに震えている。
異臭がしたのでエレナの下半身に目をやるとウンチが流れ出ていた。
その後、おぼつかない足取りで床まで歩いてきて、そこでぐったりと横になると、全身の痙攣が徐々に激しくなってきた。
不安感に襲われながらエレナを注意深く見守っていると、突如手足を激しくばたつかせながら、断末魔のような形相で床をのたうち回りながらもがき苦しみ始めた。
家族を全員呼び寄せ、母や妹がパニックになり泣きながらエレナの様子を案じる。
ボクもどうしていいのか分からず、エレナが、泡を吹き鬼のような形相をしながら床を転げまわっている状況の中、ただ必死になで、懸命に声をかけ続けることしかできなかった。
末期の腎不全により、尿毒症が発生し、全身に毒が回ってしまった可能性が頭をよぎった。
エレナはすでにリンパ腫により腸の吸収力が極度に落ちているうえに、腎臓もいつダメになってもおかしくないくらいに弱ってきているので、末期の腎不全で尿毒症に罹ってしまう可能性は大いにある。
2分ほどのてんかんのような激しい痙攣が収まり、意識が朦朧とする状況に入ったようだった。
家族からの問いかけに対する反応は鈍い。
しかし、わずかに目を細めて反応はしている。
9時を回り、休診日だったかかりつけの病院に電話をし、急遽臨時で診てもらえることになった。
かかりつけの先生の診断は、脳になんらかの障害が発生したことによる痙攣の発作。
その原因は、腎不全による尿毒症か、脳に腫瘍ができた可能性、そして栄養不足による極度の低血糖を挙げた。
簡易的な血液検査を行った結果、極度の低血糖(栄養失調)による脳の障害である可能性が分かった。
ひとまず、流動食を病院で与えてもらい、自宅で経過観察を行うことにした。
(ちなみに、激しく手足を動かし暴れている間は、脳のスイッチが完全に切れている状態で、痛みや苦しみは全く感じていない状況とのこと。それを聞き少し安心した。)
一時は意識不明となり、生死の境をさまよったものの、病院から帰ると一瞬自力で立ち上がり、すでにぐにゃぐにゃの身体で残っていた缶詰を食べた。
こちらからの問いかけにも「にゃあ!」と張りのある声で返事ができるまでになった。
その後流動食をこまめに与え、缶詰もここ数日間よりも多く食べた。
しかし、午後に再び痙攣が発生。
その後、再び意識が回復するも、夜には吐き気を催し、少量の水分を嘔吐。
しかし、嘔吐をした直後には、ボクと一緒にお風呂に入るのが大好きなエレナは、お風呂で身体を流している音を聞き、一緒に入ろうと脱衣所の前まで足を引きずりながら必死に歩いてきたようだ。
段ボールに何枚ものタオル・吸水シートを敷いた「エレナ専用のベッド」を家族でこしらえ、そこに休ませることに。
その日はそのままベッドで休み、穏やかな一夜を明かした。
10月26日、家族の声かけにもほとんど反応しなくなり、痙攣の回数が大きく増える
ボクは、深夜に記事更新とエレナに流動食を与え、朝5時過ぎに就寝。
家族に午前中の看病を任せた後、お昼過ぎに起床し、エレナの様子を見てみると、すでに完全に動くことができなくなり、呼びかけにもほとんど反応しない状態になっていた。
昨日に2回ほど起こった痙攣は2時間くらいおきに起こるようになり、午後になると15分に一度くらいにまで増加。
緊急的な糖分補給のためにガムシロップをスポイトで与えてみたものの、大きな効果は見られず。
すでに完全に腸の機能が停止してしまっているのか、腎不全による尿毒症の影響もあるのかもしれない。
流動食を与えてみると、弱い力ながらも少しずつ飲み込んでくれる。
しかし、好物の缶詰を差し出しても、食べようとする意志は見せるものの、すでに食べることはできなくなっていた。
昨日も缶詰を多く食べ、流動食も多めに与えた中で、もうこれらの栄養補給も多くの効果は見込めなさそうだ。
ベッドの上で全く動かなくなっては、痙攣をおこす状態を繰り返している。
目はうつろになっており、焦点が定まっていない。
しかし、すでに瞳孔が開きかかっているエレナの目の前に寄り添い、「エレナ」と優しく声をかけると、わずかに目を細めて反応した。
ほとんどの脳の機能が停止しかかっている中、意識の奥深くでボクを認識し、いつものように甘えているようだ。
おそらく、今日か明日あたりが山かもしれない。
息が続く限りは、できる限りのことを行ない、安心し、安らかに旅立ってくれるように、最後までエレナを見守り続け、旅立ちのその時まで精いっぱいいたわり続けようと思う。
↓現在のエレナ。体温も低くなり、息も弱くなっている中、今も必死に持てるだけの力を振り絞り、息を続けている。
あとは、できるだけ長い間傍についてあげ、感謝の気持ちを投げかけながら、安らかに旅立つのを見守っていこうと思う。
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