どんなにゅーす?
・2019年1月6日のNHK日曜討論で、安倍総理が「(辺野古の)サンゴについては、これは移しております」と発言したことに波紋が広がっている中、沖縄防衛局がJ-CASTニュースの取材に対し「安倍総理の発言がウソというのは誤解がある」と説明した。
・また、安倍総理が「絶滅危惧種が砂浜に存在していたんですが、これは砂をさらって、しっかりと別の浜に移していくという…」と発言していた件については、「巻貝や二枚貝に絶滅危惧種があり、それらは熊手などで砂ごとすくって近隣の砂浜に移動させた」と説明しているという。
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「辺野古のサンゴ」は本当に移植されたのか 安倍首相発言の真偽、地元に聞いた
~省略~
絶滅危惧種の9群体は移植されたが…
沖縄県の水産課は1月7日、J-CASTニュースの取材に対し、絶滅危惧種になっているオキナワハマサンゴについては移植の事実はあると答えた。
その説明によると、国の沖縄防衛局が埋め立て予定地で9群体を確認しており、県が2018年7月13日に特別採捕許可を出し、7月末ごろに近隣の同様な環境にある海に移植された。許可の条件とされた週2回のモニタリング調査も行われており、最新となる12月25日の調査では、9群体とも生息しているとする写真などでの報告が県にあった。
埋め立て予定地には、ほかに大小のサンゴ約7万4000群体があると防衛局の調査が出ているが、これらはすべて、現在埋め立てしている辺野古地区ではなく、岬の反対側の大浦湾地区にあるという。
このうち約4万群体について、県は9月3日、埋め立て承認の撤回で必要性がなくなったと国の申請を不許可にしている。これに対し、防衛局が12月6日に再申請して、19年1月7日現在も審査中だ。
その意味では、埋め立て予定地のすべてでサンゴの移植が終わったわけではない。
沖縄防衛局の広報担当者は7日、安倍首相がウソを言っているというのは誤解があり、埋め立てしている辺野古地区については、発言の内容に間違いはないと取材に説明した。
なお、辺野古の砂浜には、巻貝や二枚貝に絶滅危惧種があり、それらは熊手などで砂ごとすくって近隣の砂浜に移動させたとしている。
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安倍総理が「辺野古のサンゴは移植した」と新年早々の大ウソ。政府はサンゴ移植に関して沖縄県に許可を求めることを嫌い、例えば準絶滅危惧種のヒメサンゴについて汚濁防止膜を増やすなどして移植しなかった。しかしその汚濁防止膜を固定するブロックがサンゴを破壊。罪深い(画像はテレビ朝日より)。 pic.twitter.com/BoNt7cdsiN
— 花瑛塾広報局 (@kaeizyuku_PR) 2019年1月6日
絶滅危惧種の貝は、熊手などで砂ごとすくって近隣の砂浜に移したって…。
ホントにそれで大丈夫なの?「辺野古のサンゴ」は本当に移植されたのか 安倍首相発言の真偽、地元に聞いた(J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース https://t.co/oA3sqOjtRE @YahooNewsTopics
— ペンちゃん(この道以外を希望するこんな人たちの中の1人) (@em55t) 2019年1月7日
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上の記事を元に、「安倍総理は嘘を言っていなかった」「総理発言をデマと騒いでいた奴らは謝罪しろ!」との声が一気に高まるも…
↓一部のサンゴは移植したものの、下記のようにすでに多くのサンゴが工事によって破壊されている。
出典:Twitter(@kaeizyuku_PR)
沖縄県の水産課と沖縄防衛局がJ-CASTニュースの取材に答えて、(当サイトでもすでに伝えていたように)一部のサンゴの移植が行なわれていたとの説明をしたみたいね。
だけど、一番の問題は、一部のサンゴしか移植が行なわれていなかった中で、実際には上の画像のように、すでに多くのサンゴが破壊されている実態があるってことだし、こうした事実に触れていない状態で、沖縄防衛局が「安倍総理の発言はウソというのは誤解である」と主張するのはどうなのかしら?
ごく一部のサンゴを移しただけである上に、すでに多くのサンゴを破壊してしまっている中で、そんな状況で「安倍総理の発言はウソではない」という主張は、これはやや無理があるのではないかな。
なんだか、上のJ-CASTニュースの記事を元に、一気に安倍シンパが「安倍総理は嘘を言っていなかった!」「反日左翼の悪質な印象操作だ!」などと元気になってきているけど、日頃から都合のいい記事だけは都合良く鵜呑みにして、懸命に世論誘導に勤しんでいる集団らしい対応だね。
安倍総理も沖縄防衛局も、「ブロック投入などによってすでに多くのサンゴが破壊されていますが、一部のサンゴについては移植しており、今後も引き続き移植していく予定です」と説明をすればいいんだけど、こうした「重大な事実(すでに94群体ものサンゴがブロック投入で破壊されていることなど)」を隠蔽した上で「サンゴは移しております」と突拍子もなく言いながら、都合のいい情報だけを羅列し美辞麗句を用いて国民を煙に巻こうとしている時点で、「悪質な情報操作」と言わざるを得ないだろう。
この記事でも、これまで行なわれてきたサンゴ移植に関する「様々な問題点」を紹介したけど、このような実情がある以上、玉城知事の「現実はそうなっておりません」との言葉も別に嘘には当たらないんじゃないかね。
つまり、今回も(いつもと同じで)「問題の本質」をちゃっかりと逸らしながら、安倍総理の発言に怒っている国民や玉城さんを安倍シンパが「強引な屁理屈」で反撃し始めているってことね。
おまけに、防衛局は「巻貝や二枚貝に絶滅危惧種があり、それらは熊手などで砂ごとすくって近隣の砂浜に移動させた」って説明しているけど、本当にそんなことやっていたのかな。
(この件に関する情報や報道がほとんど見つからないし、もしやっていたとしても、砂浜に生息している全ての絶滅危惧種の貝を別の場所に移すなんてほとんど不可能に近いだろう。)
どちらにしても、沖縄防衛局の説明もあんまり信用できないし、すでに多くのサンゴを破壊している情報を隠蔽しつつ、自らの都合のいい情報だけを羅列・誇張しながら「サンゴは移してます」とことさらにアピールしている安倍総理は「嘘を言っている」と言われても仕方ないのでは思うよ。
そして、公文書の改ざんから重要な調査データの捏造、果てはGDPの改ざん疑惑まで出てきている以上、安倍政権(今の日本政府)の説明は何もかも全く信用できないのは言うまでもないわね。
ここまで安倍総理が国民の信頼を失ってしまったのもいわば自業自得だし、どちらにしても、安倍政権がデマや捏造、改ざん、ごまかしや誇張など、あらゆる手段を用いて国民を騙し続けていることと、この、辺野古米軍基地の建設強行が(「自然環境への影響を最小限に抑えている」などと宣伝しているものの)実際には甚大な環境破壊をもたらしていることは揺るぎない事実なんじゃないかな。
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