【混沌】米トランプ政権が英仏共同でシリアの「化学兵器施設」を攻撃するも、反体制派の幹部が「化学兵器使用はでっち上げ」と証言!安倍総理はすかさず米国支持を表明!

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どんなにゅーす?

・2018年4月13日、米トランプ大統領がホワイトハウスで演説を行ない、シリアのダマスカスなどの「化学兵器施設」を標的に、イギリス、フランスと共同で局所攻撃を行なったと発表。トランプ氏はシリア政府が化学兵器を使用したと断定し、シリアを支援しているイランやロシア共々厳しく非難した。

・この軍事攻撃に対し、シリアやロシアは「化学兵器使用はでっち上げである」と強く反発日本の安倍総理はすかさずトランプ政権の決断を支持し、一時穏健化していた米露関係が再び緊迫している。

米軍、シリア化学兵器施設への攻撃開始 英仏合同作戦

ドナルド・トランプ米大統領は東部時間13日午後9時(日本時間14日午前10時)、ホワイトハウスでテレビ演説を行い、シリア・アサド政権の「化学兵器施設」に対する局所攻撃を命じたと発表した。首都ダマスカス郊外東グータ・ドゥーマに対してシリア政府軍が化学兵器を使用したと疑われている攻撃に対応するもので、英仏軍との合同作戦が「すでに始まっている」と述べた。国防総省によると、ダマスカスのほか、西部ホムス近郊の施設が標的になった。

トランプ大統領はホワイトハウスで会見し、アサド政権の「化学兵器使用能力に関連する標的」への局所攻撃を命じたと述べた。さらに、「シリア政権が禁止されている化学物質の使用をやめるまで、我々はこの対応を持続する用意がある」と強調した。

大統領は、攻撃の目的は「化学兵器の製造・拡散・使用に対して強力な抑止力を確立すること」だと説明。アサド政権が「化学攻撃をエスカレート」させ、ドゥーマに対する化学攻撃で罪のない市民を「大虐殺した」と断定し、それを命じたバッシャール・アル・アサド大統領について、「人間のやることではない。むしろ、化け物による犯罪だ」と強い調子で糾弾した。さらに、「犯罪的」アサド政権を支援するイランとロシアを非難し、アサド政権が化学攻撃を繰り返しているのは、ロシアがそれを容認しているからだと非難した。

トランプ氏は、イランとロシアに対して、「罪のない男性や女性や子供の大量殺人に関わっていたいというのは、いったいどのような国なのか」と問いただした。

大統領発表に続き、ジェイムズ・マティス国防長官とジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長が国防総省で記者会見した。会見でダンフォード議長(海兵隊大将)は、3つの標的を爆撃したと説明した。

  • ダマスカスの科学研究施設(生物化学兵器の製造に関わるとみられる)
  • ホムス西部の化学兵器保管施設
  • ホムス近くの化学兵器材料保管・主要司令拠点

シリア国営テレビは、政府軍は10基以上のミサイルを迎撃したと伝えた。

マティス長官は記者団に、撃墜された報告はないと述べた。大統領は攻撃継続の用意があると表明したが、国防長官は攻撃の第一波は終了したと述べ、「今のところ、これは一度限りの攻撃で、非常に強力なメッセージを相手に伝えたと思っている」と述べた。

【BBC 2018.4.14.】

ロシア猛反発「第2のヒトラーだ」 米英仏シリア攻撃

アレクサンドル・シェリン下院国防委員会副委員長は、トランプ米大統領について「犯罪者と呼ぶのはおとなしすぎる。第2のヒトラーだ。ヒトラーが対ソ連戦争を始めたのと同じ(未明の)時間に攻撃を命じた」とロシア通信に語り、強く批判した。

【朝日新聞 2018.4.14.】

安倍首相「米英仏の決意を支持」 シリア攻撃

安倍晋三首相は14日、米国が英仏両国と共同でシリアのアサド政権に対する攻撃に踏み切ったことについて、訪問中の大阪で記者団の取材に応じ、「化学兵器の使用は極めて非人道的でわが国として断じて許すことはできない。拡散と使用は絶対に許さないとのアメリカ、イギリス、フランスの決意を日本政府としては支持する」と語った。

【朝日新聞 2018.4.14.】

政府側でなく、反体制側が「化学兵器使用はでっち上げ」と証言する、異例の展開!

シリア情勢が一気に緊迫した状況になってきているわ。
最近のニュースでは、シリア国内で活動していたアルカイダ・IS系テロリストがシリア&ロシア軍によって急速に弱体化されられていて、政府軍による奪還が間近との報道も出てきていたけど、ご覧のように、トランプ政権が英仏と共同で2度目の軍事攻撃に踏み切ったわ。

ああ。トランプ政権はきたる米朝首脳会談に先立って、超タカ派(ネオコン系)のボルトン氏を大統領補佐官に招集するなど、北朝鮮への圧力をアップさせているけど、そうした動きにともなって、急速にかつてのネオコン系武力行使路線が再開された感も見られる。

前回の軍事攻撃の際には、ロシアやシリアに配慮して、あえて標的を外してミサイルを発射したことが多く指摘されているけど、今回もそうだったのかは様々な情報を読み解いていかないと分からない。
どちらにしても、今回のシリア攻撃は、首脳会談を控える北朝鮮に対する強い脅しの意味があるのはほぼ確実だろう。

なんだか、シリアへの軍事攻撃やら、TPP復帰の可能性やら、元CIAのポンペオさんやボルトンさんの政権への招集によって、徐々にかつてのブッシュ、オバマ路線に似た動きを見せ始めたのが気になるわね。

ボクは、過去にもシリア政府による化学兵器使用に関するでっち上げ疑惑が多く浮上している上に、自らを国際非難の矢面に立たせ政権が崩壊させられる危機を誘発させることに繋がることからも、シリア側が化学兵器を使用したとの話については、かなり強く疑っているけど…なんと今回は、アサド政権の敵である反政府側の幹部が「政府軍による化学兵器使用はでっち上げだ」と証言しているみたいだね。

反体制派「化学兵器でっちあげ」 シリア・アサド政権攻撃説に疑念

【ダマスカス共同】シリア反体制派の人権団体幹部は12日、共同通信に対し、首都ダマスカス近郊東グータ地区での化学兵器攻撃について「アサド政権に抵抗する反体制派への支持を結集するため、でっちあげられた」と主張し、政権側が使用したとの見方に強い疑念を表明した。幹部は反体制派の闘争を一貫して支援してきた人物。匿名を条件に電話取材に応じ、異例の身内批判を展開した。

トランプ米大統領やフランスのマクロン大統領は、アサド政権が化学兵器で反体制派を殺傷したとする一方、明確な証拠を明かしていない。日本政府は空爆実施の場合「米国の決意を支持する」と表明する方針。

【中日新聞 2018.4.13.】

反体制側がこうした証言をしているのも気になるけど、こうした話をロシア側メディアではなく、日本の主要メディアが報じているのも今までなかったことじゃないかしら?
つまり、今回のトランプ政権の軍事攻撃に対して、西側の人々に対しても疑念を抱かせる報道が行なわれている状況ね。

こうした情報が飛び交っていることからも、今回のトランプ政権によるシリア攻撃は、やはり「表面的な情報をそのまま鵜呑みにしない方がいい」ということだろう。
表向きにはロシアと激しく対立しにらみ合う状況となっているけど、その内情はどうなのか、よく見極めていく必要がありそうだね。

今後、日米首脳会談に日露首脳会談、米朝首脳会談など、重要な外交日程が控えている中、より複雑化&混迷しつつある世界情勢について、気をつけて見ていくとしよう

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