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三味線製造の最大手「東京和楽器」が廃業へ!演奏家・芸術家に加え、日本の伝統文化がコロナ禍で危機的状況に!三味線奏者の上妻宏光さん「もう少し税金の使い方を考えてほしい」

三味線製造の最大手「東京和楽器」が廃業へ!演奏家・芸術家に加え、日本の伝統文化がコロナ禍で危機的状況に!三味線奏者の上妻宏光さん「もう少し税金の使い方を考えてほしい」

どんなにゅーす?

三味線製造の最大手「東京和楽器」が20年8月に廃業を決めたことが判明。近年の需要の減少に加えて、10%消費増税、さらにコロナ禍が壊滅的な影響を与えたという。

・創業135年の老舗和楽器メーカーの廃業に、三味線奏者からもショックの声が上がっており、音楽・芸術関係者のみならず、日本の伝統文化までもがコロナ禍を通じて危機的状況に陥っている。

日本文化の危機、三味線の最大手「東京和楽器」が廃業へ 需要激減にコロナが追い打ち

~省略~

◆4、5月は注文ゼロ

「断腸の思い。4、5月は注文がゼロ。もともと大変だったが、これをきっかけに廃業を決めました」と話すのは大瀧勝弘代表(80)。135台の機械がそろう作業場では、職人たちが胴となる木材を削るなどの工程を黙々と行っていた。高い技術でプロや愛好家、小売業者から信頼され続けてきた。
全国邦楽器組合連合会の調べでは、三味線の国内製造数は、1970年には1万4千5百丁だったが減り続け、2017年には10分の1以下の1200丁となった。同社でも10年以上前は年間800丁ほど製造してきたが、最近は400~500丁に減少していた。

そこへ昨年10月の消費税率引き上げ、今年のコロナ禍も影を落とした。舞台公演や演奏会などは中止となり、修理や新調などの三味線需要もぱったり止まった。こうした状況でも、18人の社員の給料や家賃などを支払うため借金で工面してきたが、大瀧代表は「税理士にも厳しい現状を指摘された。見通しが立たず、私も若くない」。後継者のめども立たず、廃業の意思を固めた。

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【東京新聞 2020.6.28.】

和楽器関係者のみならず、多くの国民からも危機感の声!文化・芸術・伝統を軽視する安倍政権によって、日本国民の”心”までもがますます貧困に!

これは、かなりショッキングなニュースです。
やはり、10%消費増税があらゆるところに悪影響を及ぼしてきていることがよく分かりますし、コロナ禍によって、永遠に守り継いでいくべき、日本の伝統や文化までもが深刻な危機に瀕しています。

例えば、ドイツの例を見てみると、自国の演奏家や芸術家に対して政府が素早く手厚い支援を行なったけど、三味線奏者の上妻宏光さんも苦言を呈しているように、日本の安倍政権の場合、コロナ禍をダシにした「お友達(アベ友)同士の金儲けシステム」の構築に腐心するばかりで、日本の伝統や文化、才能ある芸術家やミュージシャンらの支援や保護は「全く関心なし」なのが見え見えだ。
文字通り、日本の権力者が興味があるのは「自分たちの金儲けばかり」だし、グローバリストが強力に推し進めている、先人によって受け継がれてきた「日本独自の伝統・文化の衰退や消滅」への動きに対しても、全面的に手を貸しているばかりだ。

本当にその通りだと思います。
特に、電通に巨額の国費を横流しするお金があるのなら、中でも特に廃業・失業の危機に陥っている、アーティストや伝統芸能関係者、芸術家の人々に対して、積極的な経済支援を行なうべきだと思います。

そもそも、安倍総理自身に、「芸術を理解する感性や心」がほとんどないように見える(興味があるのは、金儲けや権力の維持・拡大ばかり)からね。

前にも言ったと思うけど、芸術や伝統文化というのは、国民自身が豊かな感性を育み、深い素養や優れた知性や思考力を持つためにも必要不可欠なものであり、本来であれば、国が積極的に保護・支援すべきものだ。
このままでは、「カネ」「合理性」を神のごとく信奉するグローバリズムのさらなる深化により、(一見すると非合理的な)伝統文化や芸術は極限まで軽視・破壊され、ボクたち日本国民は「経済的貧困」だけでなく、深刻な「精神的貧困」にも見舞われることになり、挙句の果てには、グローバリストにとって最も都合がいい、人間らしい感性や思考力が極限にまで奪われてしまった「使い捨てロボット」にされてしまう。

そういう意味でも、今の安倍政権は「非常にマズい方向」に突き進んでいるし、こうした、日本の貴重な伝統や文化を必死に守ろうとする人々が大きな声を上げていくことをきっかけにして、より大きな国民運動を起こしていく必要があるかもしれないね。

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