どんなにゅーす?
・2020年8月11日深夜、香港国家安全維持法違反容疑で逮捕された、香港の民主活動家・周庭(アグネス・チョウ)氏が保釈。日本からも周氏らの逮捕劇に多くの怒りの声が上がっていた中、早期の保釈に安堵の声が上がった。
・周氏は、「今まで逮捕された中で一番怖かった」と明かしたうえで、「国安法を利用した政治的弾圧だ」と香港政府を強く批判。香港情勢の緊張状態は依然続いており、米中衝突の行方によってはさらなる混迷化も懸念される。
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周庭さん、香港警察から保釈される。「逮捕、いったいどういう理由で」
「香港国家安全維持法」(国安法)違反の疑いで逮捕された香港の民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)さんが8月11日深夜、保釈された。毎日新聞など複数のメディアが報じた。周さんは保釈後、報道陣などの前で「引き続き香港人の一人として香港の民主化運動、民主主義、そして自分のために闘っていきたいと思います」と誓った。
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周さんの逮捕後、日本のTwitter上では「#FreeAgnes」「#周庭氏の逮捕に抗議する」といったワードが拡散し、トレンド入りするなど周さんを支持する声が高まった。
こうした動きに対し、周さんは「拘束されている24時間の間で、香港市民、日本や世界の皆さんからも応援いただいた。日本人のみなさんが私のためにハッシュタグを作ったという事を弁護士から聞きました。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。
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■民主化のために闘う
今後の活動について、周さんは「6月30日に声明を出しましたけれども、国際社会との連携にこれからは参加できないけれども、引き続き香港人の一人として香港の民主化運動、香港の民主主義、そして自分のために闘っていきたいと思います」と決意を述べた。
「今回の逮捕は本当に怖かった。今回の罪も今まで逮捕された4回の中で一番罪が重かった。拘束されているときに、ずっと(欅坂46の)不協和音という日本語の歌の歌詞が頭の中に浮かんでいました。これからも香港人の一人として頑張っていきたいと思います」
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【速報】香港 民主活動家・周庭氏、保釈#国家安全法 違反の容疑で #香港 警察に逮捕された民主活動家・ #周庭 氏が保釈されました。 pic.twitter.com/PfWEYz7nCo
— TBS NEWS (@tbs_news) August 11, 2020
周庭氏は現在保釈され警察署から離れています。ご心配くださった世界中の方々に心から感謝します。#FreeAgnesChow pic.twitter.com/Vd2C0LLy0c
— Joshua Wong 黃之鋒 😷 (@joshuawongcf) August 11, 2020
【メディア王のジミー ライ氏も保釈→民主活動家・周庭氏保釈】
今回の逮捕は香港人だけでなく国際社会にも大きな衝撃、日本も「重大な懸念」表明。中国は「内政干渉」と強く反発したが、香港人もアップルデーリー紙の応援購入続出で55万部増刷、株価も急増。これが民意だ。 https://t.co/lXjI45zWIL— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) August 11, 2020
国際社会がもっと声上げなければ状況はさらに悪化する。
香港、民主活動家の周庭氏ら保釈 「これまでで最も怖かった」
周氏は保釈後、取材に「これまで香港の社会運動に参加してきて4回逮捕されたが、最も怖かった。起訴されるのかどうか分からないが旅券も没収された」 https://t.co/4MtvQxR91D
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) August 12, 2020
周庭女史は逮捕されたが260万円の保釈金を払って釈放された。人権に配慮した刑事手続だね。他方で、アジアには、逮捕されるとまず数日身柄拘束され、さらに最長20日も勾留されその間は保釈が一切認められない国があるんだ。そんな未開の国の住人が中国の刑事手続を批判してるんだぜ。
— 高橋雄一郎 (@kamatatylaw) August 11, 2020
「私だけでなく多くの香港市民の身に将来起こり得ることです」と周庭さん。日本も他人事ではない。すでに首相にヤジを飛ばしただけで連行される事件が起きている。安倍内閣も警察もこの非を認めていない。国家権力による一つの人権侵害を許せば明日は我が身だ。連帯して声を!https://t.co/14Y0j14vAM
— 鮫島浩 (@SamejimaH) August 11, 2020
周庭(アグネス・チョウ)保釈会見より
保釈金は20万ドル
パスポート没収
現時点でも、なぜ逮捕されたのか全くわからない
7月1日移行、国安法に触れるようなことはしていない
現時点では起訴はされていない
保釈後も取り調べは継続される
今まで逮捕された中で一番怖かった#freeagnes で応援ありがとう https://t.co/YJLv8Kv9UY— Rie(りえ)☂ (@japanavi) August 11, 2020
ハッキリしたのは、「日本の司法の方が圧倒的に腐っているのではないか」という疑惑。https://t.co/pDznEI3GOq
— ゆりかりん (@yurikalin) August 11, 2020
周庭氏の逮捕と保釈に関して日本の刑事司法制度が抱える前近代的病巣も問う声が上がっていますが、人権擁護の観点に鑑みれば当然です。先月、公道でビラ配りをするという憲法上の権利を行使しただけの人物が不当に「私人逮捕」され、黙秘権を行使しただけで20日も未決勾留されたばかりですし。
— 異邦人 (@Narodovlastiye) August 12, 2020
保釈は周知の通り身柄が自由になった訳ではない。現に周庭氏はパスポートを没収され移動の自由を奪われている。国家安全維持法の遡及適用による不当逮捕と、それに伴う権利自由の制限は完全に撤回されなければならない。#FreeAgnes https://t.co/QJHvKM6Mj7
— 異邦人 (@Narodovlastiye) August 11, 2020
#FreeAgnes 周庭さんが保釈された。世界各地からの抗議が実った形だが、周庭さんが「今回の逮捕ぐらい怖いことはなかった」と言った通り、習近平と香港政府の「いつだって逮捕できるぞ」との強い意志を感じる。体制維持のためなら何だってするぞということだ。注視し、抗議の声を届け続けるしかない。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) August 12, 2020
周庭氏の件、流石に実体法おいては日本の方がマシですけど、刑事手続きについては本当にその通りだと思います。逮捕されてもすぐ保釈なんて、日本に比べたらなんというか、天国といっても過言ではないですよね。日本なら有無を言わさず23日間コースでしゃうから https://t.co/P6P3RB4Y4H
— 佐藤倫子 (@sato__michiko) August 11, 2020
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早期の保釈に安堵の声が多く上がるも、旅券が没収され、今後も香港政府の監視下に置かれていくことに…!
出典:YouTube
加藤綾子さんの「Live News it!」で放送されました
周庭さんが自分の言葉で語っている映像が流れました。
「拘束されているときにずっと「不協和音」という日本語の歌の歌詞がずっと頭の中で浮かんでいました」欅坂46の曲がツイッター上でトレンド入りと紹介されました#不協和音#平手友梨奈 pic.twitter.com/AU3B6F60Rc
— ふきょうわおん (@ZARDnabe) August 12, 2020
周庭さんが早く保釈されて、本当に良かったですぅ~!!
しかも、日本のアイドルが好きな周庭さんは、欅坂46の「不協和音」の歌詞を頭に思い浮かべながら、警察からの厳しい取り調べを耐え忍んでいたそうですぅ!
一部から、「このまま中国本土に移送されて終身刑にされてしまうのでは?」みたいな声も出ていた中で、ボク自身は、前の記事において「そこまで手荒な扱いはしないのでは?」と予測していたところだったけど、思っていた通り、早くに保釈されたことで、破滅的な事態に発展することはひとまず免れた感じだ。
(一部のネット民が言っているように、むしろ、日本の方が、より軽微な容疑における人権軽視の長期勾留や人質司法が横行しているように思えるね)
全体の流れを見ると、今回の周庭氏の逮捕は、中国共産党による米国への一種のブラフというか、TikTokなどの中国企業の締め出し政策など、トランプ政権による対中強硬策に対する抗議のデモンストレーションだった可能性がありそうだ。
この記事でも触れたように、周庭氏らの学生グループの背後には、米覇権勢力が支援しており、中国系覇権勢力も米国系覇権勢力も、世界で多くの支持者やファンを持つ周庭氏を”利用”し、米中(プラス香港)の対立や混乱、緊張を高めるパフォーマンスを展開している状態と考えればわかりやすいのではないかな。
な、なるほどですぅ~…。
周庭さんたちの民主化グループの背後にも、大きな覇権勢力が控えているからこそ、中国側もこれに配慮して、手荒なことをやらずにある程度手加減しているってことなんですねぇ。
これで周庭氏に対して酷い扱い(長期勾留や拷問など)をしてしまえば、それこそ、米中の全面衝突に発展しては、習近平が完全に潰される事態に発展しても全くおかしくないからね。
(コロナ危機や香港デモの激化、中国企業潰しなど)米覇権勢力の中において、明らかに習近平体制を潰そうとしている勢力がいるみたいだけど、一方で、習近平側もなかなかしぶとく抵抗している状態だし、米中衝突の行方はいまだに先がはっきりと見えない状態だ。
周庭氏本人は、民主化運動の最前線から退く考えを見せているけど、この先の香港デモの行方も含めて、今後の推移を注意深く見ていく必要がありそうだ。
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