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【大切な言葉】太田光氏「『死にたい』と思ってる人は、(立ち直るきっかけが)『すぐ近くにある』ってことを知ってほしい」(川崎無差別殺傷)

【大切な言葉】太田光氏「『死にたい』と思ってる人は、(立ち直るきっかけが)『すぐ近くにある』ってことを知ってほしい」(川崎無差別殺傷)

どんなにゅーす?

・2019年6月2日のサンデージャポン(TBS)において、川崎無差別殺傷事件を大々的に特集。中でも、MCの太田光氏が真剣な面持ちで語った「自らの体験談」を交えたメッセージが大きな話題を呼んでいる。

・太田氏は、高校生の頃に「何も感動できなくなってしまった時があった」と、自らも自殺を考えたことがあったことを告白。自分の命も他人の命の重さも感じられなくなっていた中、たまたま美術館でピカソの絵を観た際に急に感動が戻ってきたといい、「そういうことに心を動かされた自分て、捨てたもんじゃないなって思うと、他の生きている生物や人間たちの命も、やっぱり捨てたもんじゃないって」思えるようになったという。

・その上で、「俺は、すぐ近くにいると思うのね。彼のような人が」とした上で、「今、自分て死んでもいいって思っている人は、もうちょっと先に、それを見つける。きっかけさえあればって思うんだよね。すごい発見ができる」と彼なりの言葉でメッセージを発信。太田氏の懸命の訴えに多くの共感の声が湧き起こっている。

爆笑問題・太田光「きっかけさえあれば…」 “もう、死んでもいい”から立ち直った経験を告白【川崎殺傷事件】

~省略~

この日、番組の出演者らは、川崎殺傷事件をめぐりネット上で議論になっている「死にたいならひとりで死ぬべき」という論争について取り上げた。事件が起きた5月28日には、落語家の立川志らくさんが、情報番組「ひるおび!」(TBS系)で「死にたいなら1人で死んでくれよ」などと発言。ネット上には賛否が次々と投稿されていた。

意見を求められた太田さんは、「一人で死ねっていうことは、要するに、“甘えるな”ってことだと思うんだけど…」と、目線を出演者からはずして語り始めた。

「この犯人の場合は、自分も死ぬわけじゃないですか。自分の命も、たいして重く見ていないというか、自分が思っているような自分じゃなかったんだと思うんだよね。俺って生きててもしょうがないなと。

だけど、最後に一つ大きなことをする。でも、特定の病気だからっていうわけではなくて、そういう思いにかられることは、誰しもがあって。

俺なんか(容疑者と)同じ50代ですけれど、高校生くらいの時に、何も感動できなくなった時があったんですよ。物を食べても、味もしない。

そういう時に『これはこのまま死んでもいいな』っていうぐらいまで行くんだけど、そうなっちゃうと、自分もそうなら人の命も大切には思えないよね。

だけど、その時に俺のきっかけだったけど、たまたま美術館行ってピカソの絵を見た時に、急に感動が戻ってきたの。

何を見ても感動できなかったんだけど、ピカソが理解できたってわけじゃないんだけど、その時の俺には『こんな自由でいいんだ表現って』っていうことで、そこからいろんなことに感動して、いろんなものを好きになる。

好きになるってことは、それに気づけた自分を好きになるってことで、それっていうのは、人でも文学でも映画でも何でもいいんだけど、そういうことに心を動かされた自分て、捨てたもんじゃないなって思うと、他の生きている生物や人間たちの命も、やっぱり捨てたもんじゃないって思える」

この発言に、出演者のテリー伊藤さんは、「太田さんは一人で見つけることができた。彼みたいな人は、できなかったわけじゃん」と指摘。

これに対して、太田さんは、目線を上げて前をむき、「俺は、すぐ近くにいると思うのね。彼のような人が」と強調。更に、カメラを見据えて「今、自分て死んでもいいって思っている人は、もうちょっと先に、それを見つける。きっかけさえあればって思うんだよね。すごい発見ができる」などと、メッセージを伝えていた。

ちなみに、太田さんが高校生の時に見た絵というのは、ピカソの「泣く女」だったという。

【ハフポスト 2019.6.2.】

↓話題のシーンは18分35秒くらい~。

太田光氏が、松本人志氏と雲泥の差の「大切なメッセージ」を発信!「他を思いやること」が安心・安全で穏やかな社会を作っていくための「第一歩」

出典:YouTube

爆笑問題の太田光さんが、川崎無差別殺傷事件について、とっても深い示唆に富んだメッセージを発信したとして、多くの人の共感と感動を呼んでいるわっ!
私も上の動画を視聴したけど、太田さん自身も、過去にそんな辛い経験があったのね…。

当サイトでは、同時間帯に放送された「ワイドナショー(フジ)」で発せられた、松本人志氏の信じがたいような反知性の優生学思想まがいの発言を紹介したけど、これはまさしく「好対照(雲泥の差)」と言っていいほどの、太田氏の知性に溢れた至言だ。

一般的には、「知性的と反知性的」の違いって、勉強が出来るかどうか、知識を多く持っているかどうかの違いなどと思われていることが多いけど、これは実は「勉強の良し悪しの問題」ではないんだ。
「知性的」というのは、「自分以外の『他人の立場』に立ってものを考えることが出来ること」であり、自分が見えていない部分にまで想像力を広げ、相手のことを思いやり、理解することが出来るような人を「知性的な人」っていうんだよ。

そのように考えると、太田氏のこの言葉は、まさに、「生きていること」にすら苦痛を感じてしまっている、「真の社会弱者」の心の中を汲み取った、知性的な言葉の数々であり、「こうした考え方」が社会により多く浸透していくことで、真の意味で、今回のような悲劇の事件を減らしていくことに繋がっていくんじゃないのかな。

なのに…今の日本の世の中では、太田さんみたいな知性的な発言をしてくれるコメンテーターはほとんどいないような状況で、公共の電波を通じてさえ、「一人で死ね」「不良品同士でやり合ってくれ」みたいな、信じられないくらいに身勝手で、血の通っていない反知性発言が溢れ返っているような有様だもの…。
こんな有様で(より悪くなっていくことこそあっても)日本社会が良くなっていくはずがないわ!

安倍総理と太いパイプを持つ、国内で強大な権力と影響力を持っている維新の橋下氏までもが、「一人で死ぬような教育を」なんて、凄まじい反知性の冷血発言を繰り出す始末だからね。
これこそ、ボクたち日本国民を、国家や経済(グローバル資本勢力)を支えていくための「使い捨てロボット」と見立てているのが丸分かりの発言だし、こんな「現在の奴隷教育」をよりエスカレートさせていくような教育が行なわれれば、日本国民にとって真に幸福な社会がやってくるはずもない。

橋下氏の発言や、志らく氏や松本氏の発言などを総合しても、今の日本社会は圧倒的に「1%(権力)目線」によるものの考え方が支配しており、恐ろしいまでに弱者への配慮や思いやりが欠如している思想(権力礼賛思想)ばかりが多数流布されては、ボクたち社会弱者に一方的に浴びせられている。
そんな状況だからこそ、今回の太田光氏のメッセージは、非常に貴重な一筋の光を放っているものだと思うし、いつ、どんなアクシデントで、ボクたち自身も生きるのに絶望するような環境に置かれるとも限らない以上、今回の事件や現在日本社会の激しく歪んだ実情について、より深く真剣に考えていく必要があるんじゃないかな。

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