(コラム34回)
こんにちは。ゆるねとにゅーす管理人です。
ここのところマスメディアで連日特集され続けている「日大悪質タックル事件」だけど、様々な場所から「日大の対応と安倍政権の対応はよく似ている」との声が上がっている中で、断片的に出ている情報や日大の歴史を紐解いたところ、様々な点でこの双方に「不思議な共通点」がいくつかあることが気がついたので、改めてこの記事で、それらについてまとめていこうかと思っているよ。
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日大のルーツは大日本帝国時に作られた宗教「国家神道」を国民に植え付けさせる目的で作られた「皇典講究所」だった
今回の騒動を受けて、日大の歴史をあれこれ紐解いていたところ、日本大学の前身は、大日本帝国時に作られた宗教「国家神道」を国民に植え付けさせる目的で作られた、「皇典講究所」だったことを知った。
国家神道というのは、日本古来から存在していた神道を元に、国民が国家に対してより深い忠誠心を持たせる目的で、(欧米軍事勢力との共謀によって幕府を倒した)薩長勢力による大日本帝国政府が作り出した新興宗教で、「皇典講究所」は、1882年に帝国政府が国家神道の神職を養成するために作られた施設だったようだ。
以下、Wikipediaの記述を引用しておこうと思う。
略歴
国家神道を確立するべく、皇道を広く国民に教化し、神職資格を与える養成機関として発足した皇典講究所を母体とした。法体系の編修が急がれ、もともとは講究施設の國學院に国法を創設するつもりであったが、その国法科を日本法律学校とする。1898年(明治31年)3月に高等専攻科を設置。財団法人となり分離独立し、文理学部の前身となる高等師範科を設置。1903年(明治36年)に日本大学と改めた。
ちなみに、日本大学の母体だった皇典講究所は、実は、(下記のように)安倍政権の強力な支持団体で、現代における「国家神道の普及」を目指しているとされる新興宗教・神社本庁の母体でもある。
後の大正時代(1924年)に、日大内にも「皇典講究所との深い関わり」から神道に関する講座が開講されたとのことだけど、このように、日大も安倍政権も、ともに大日本帝国時代の「国家神道」と深い関係を持っているというのは、なかなか興味深い共通点だといえるだろう。
皇典講究所(こうてんこうきゅうじょ)は、1882年に明治政府が東京に設立した神職の中央機関であり、神道事務局に代わって神職の教育養成機関としての役割を担った[1][2]。1946年に宗教法人神社本庁の設立ともに解散し、大日本神祇会、神宮奉斎会とともに神社本庁へ統合した[3]。
沿革
明治時代に国家神道が成立した宗教政策で、大衆へ向けて皇道の教化活動を行う機関として開講された学校である[4][5]。1890年に組織により教育事業の拡大がされ、國學院が開校された[5]。
設立とともに、神職の教導職兼務が廃止となって本務は祭祀に限定されることとなり、1884年には、教導職制度が廃止となる[6]。国家は、神道を非宗教として扱ったまま、神職は公的な国家祭祀を斎行していた[7]。やがて、財団法人に発展し、神道を国家の宗祀とした体裁が終わりを迎え、経営が困難になると、それまで神道人らの協力のもと、大日本神祇会、神宮奉斎会とともに神社関係の民間団体により共同経営された[8]。~省略~
大東亜戦争(太平洋戦争)後の昭和21年(1946年)1月25日に、GHQの圧迫により皇典講究所を解散し、財団法人國學院大學を設立。
なお、日本法律学校は、開校当初この皇典講究所の教室を夜間借りて講義を行なっていた。日本大学は、皇典講究所との深い関係性から大正13年(1924年)に神道教師の再教育を目的として神道講座が開講され、神道教派聯合会(後の教派神道連合会)によって神道奨学会が組織された。
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危機管理学部を擁するのは日本で日大と加計学園だけ!さらに、「財団法人・日本安全保障・危機管理学会」の名誉会長が安倍総理
出典:Wikipedia、Twitter
さらに、現在ネット上で話題になっているように、日本で「危機管理学部」というものが存在しているのは、日本国内では日大とあの加計学園(千葉科学大・倉敷芸術科学大)のみとのことで、特に加計学園については、安倍総理の強い意向で危機管理学部が作られたとの情報が出てきている。
さらには、(すでに当サイトでも紹介したとおり)この「危機管理学」というものを普及させる目的で作られた、「財団法人 日本安全保障・危機管理学会」なる組織が存在しており、この名誉会長が安倍総理だというのだから、これまた驚きだ。
さらに気になるのは、この「財団法人 日本安全保障・危機管理学会」に安倍総理と肩を並べて、名誉顧問として名前を連ねているのは、神社本庁所属の最も有力な神社にあたる出雲大社の宮司・千家尊祐氏が務めているというのも実に不思議な縁を感じる。
この「財団法人 日本安全保障・危機管理学会」には、安倍総理と深い関係を持つ議員の他、政府内の要職も経験した有力警察OBや公安OB、さらには自衛隊OBなど、実力組織の元関係者が顔を並べており、 加計学園や日大にもこれら省庁のOBが多数天下っているとのこと。
(ちなみに、千葉科学大の危機管理学部には、安倍総理の忠実な部下である萩生田光一議員が落選時に名誉客員教授に就任している。)
つまり、安倍政権そのものも、警察・公安・自衛隊・法務関係者らを安倍官邸と強く結びつけさせることで、その権力をより強固なものにしてきた一方で、日大においても、同じような実力組織の政府OBを積極的に天下りさせることで、理事長と(内田氏を初めとした)直系の部下らが非常に強い権力を持ち、内部に物を言いづらい雰囲気を作り上げていったことがうかがえるということだ。
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警察や自衛隊、法務関係者らを積極的に”懐柔”し、嘘や忖度が蔓延する独裁・恐怖支配を構築!
ほんとだっ!!
こうして改めて見てみると、安倍政権と日大って、そのルーツからして多くの共通点があるように見えるわっ!
どちらも、大日本帝国が国民を強固に支配するために作り出された新興宗教「国家神道」で繋がっている感じがするし、日大そのものも大日本帝国さながらの田中理事長による恐怖支配を徹底させてきた一方で、安倍総理本人も、大日本帝国時代に大きな権力を持ち、戦後はCIAエージェントとして売国に励んだ岸一族の末裔だものね。
やっぱり、下々の部下や職員たちに”奴隷思想”を植え付け、お上への忖度を徹底させつつ、外部にはことごとく内情を隠蔽し、数々の騙しや嘘を蔓延させていく共通した体質は、ただの偶然では無いのではないかしら?
両者に共通しているのは、警察や自衛隊、法務関係者など、あらゆる実力組織を抱き込み、これらを買収してトップにより強い権力を集中させた上で、組織やトップに物が言いにくい独裁体制を構築。
その上で、トップが不正や無法行為を犯そうとも、何ら罰せられない仕組みを構築した上で、これらを咎めようとする人々を圧力や恐怖で押し黙らせる支配体制を作り上げている点だ。
見たところ、日大の方は、そこまで強固に体制が作られていなかったからか、徐々に下部の人々による”反乱”によって、内田氏や田中理事長が失脚しそうな動きになっていているように見えるけど、一方で安倍政権の方は、その規模も力も圧倒的に日大を上回っているゆえに、ここまで末期的で深刻な腐敗が明らかになっても、まだまだ全体における一極支配体制が強固に根を張り、なかなか倒れない状況だ。
そういう意味では、安倍政権は日大とは比較にならないほどに危険でヤバイ存在だと思うし、これ以上、大日本帝国時代のディストピアに戻しては絶対にいけないのではと思うよ。
当時のアメリカが作ったプロパガンダ映画を観たときにも同じようなことを感じたけど、日本国内でここまで妙な全体主義や独裁的な恐怖支配の体質があちこちで蔓延してしまうのは、明治維新以降の「大日本帝国時代に作られた価値観」が悪影響を及ぼしている可能性があるってことね。
それを先頭になって牽引しているのが(帝国時代を賛美し、トレースし始めている)安倍政権のような感じがするし、日本のトップの政治そのものがこんななのだから、日本のあちこちで異様なパワハラやブラック労働なども蔓延してしまうわけだわ。
ある意味、天下泰平で大らかな暮らしをしていた江戸時代以前の日本も回顧しつつ、(現代における欧米支配のグローバリズムの発進点になってしまった)明治維新から敗戦までの数々の”負の遺産”と完全におさらばするのが、日本が健全な社会に戻るための第一歩なのかもしれないわね。
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