どんなにゅーす?
・日仏共同で進めていた、次世代の高速実証炉「アストリッド」の開発計画からフランス側が撤退する意向を示していることが明らかになった。
・日経新聞によると、フランス側は2019年で研究を中断し、20年以降は予算を付けない方針とのこと。日本側はすでに200億円を投入している中、計画の凍結に衝撃が走っているという。
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仏、次世代原子炉凍結へ 共同開発計画、日本に衝撃
日本がフランスと進めている次世代原子炉開発について、仏政府が2020年以降、計画を凍結する方針を日本側に伝えたことがわかった。仏政府は19年で研究を中断、20年以降は予算を付けない意向という。日本はすでに約200億円を投じている。開発計画の大幅な見直しは必至で、日本の原子力政策にとっても大きな打撃となる。(関連記事を国際面に)
この次世代炉は高速炉実証炉「ASTRID(アストリッド)」で、仏国内…
~省略~
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「原発大国」のフランスでも、原発依存への見直しは確実に進んでいるのです。世界最大級の原発事故を引き起こしたにも関わらず、未だに原発依存から脱却できない日本にはギャンブル依存症に陥った人を見ているような危うさを感じます。
仏、次世代原子炉凍結へ: 日本経済新聞 https://t.co/LAfFU6kojS— なうちゃん(弱い自分を恥じないこと、弱い誰かを笑わないこと) (@nauchan0626) 2018年11月29日
大きいニュースですhttps://t.co/pg8AIOW4bF
— Karyn NISHI-POUPEE🔊 (@karyn_nishi) 2018年11月30日
なぜ凍結せざるを得ないのか、日本政府の愚者たちはきちんと考えるがいい!→ 仏、次世代原子炉凍結へ:日本経済新聞 https://t.co/1eV9qcAVzl
— 鈴木 耕 (@kou_1970) 2018年11月29日
原発大国のフランスすら止まれるのに日本ときたら…
仏、次世代原子炉凍結へ: 日本経済新聞 https://t.co/VnHe6ibOWh
— T-T (@tcy79) 2018年11月29日
フランス政府は決断すべきことを決断したのだと思います。
原子力発電など誰がどう贔屓目に見ても時代遅れの泥舟だと言うことですよ。日本はすでに約200億円を投じている。開発計画の大幅な見直しは必至で、日本の原子力政策にとっても大きな打撃となる。 https://t.co/PLBpAcy6yu
— 副長 乾式キャスクで原発に震災対策を! (@fukuchyoh) 2018年11月29日
仏、次世代原子炉凍結へ 共同開発計画、日本に衝撃・・・日本はすでに200億円を投じている。ムダ金使いやがって!https://t.co/gmmmiZE5PM
— ひるあんどん (@hiruandon_japan) 2018年11月30日
仏、次世代原子炉凍結へ:日本経済新聞 https://t.co/XPQ88KE9qW
— thomas_ (@thomas_kz) 2018年11月29日
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もんじゅの失敗により「最後の砦」だった核燃料サイクル計画も事実上破綻!200億円をドブに捨てた上に、行き場のないプルトニウムがいよいよ深刻化!
↓2018年6月24日の毎日新聞より。
社説
仏アストリッドの計画縮小 「見果てぬ夢」浮き彫りに原発の使用済み核燃料を全量再処理し、取り出したプルトニウムを高速増殖炉で再び使う。事実上破綻している日本の「核燃料サイクル」政策にさらなるほころびが生じた。
廃炉が決まった高速増殖原型炉「もんじゅ」の後継として日本が協力を表明しているフランスの高速実証炉「アストリッド」計画の大幅な縮小方針だ。
出力は当初予定の3分の1以下で「もんじゅ」より小さい。これで実証炉としての役割を果たせるのか。疑問の声が上がるのは当然だ。
しかも、アストリッドを建設するか否かを決めるのは2024年。次の実用炉を造るかどうかの決定は60年ごろ。ゴーサインが出たとしても実際に造るのは80年ごろという。
ここから浮かぶのは高速炉先進国のフランスでさえ実用化を念頭においていないということだ。アストリッド縮小の背景としても「実用炉には緊急性がない」と認めている。
かつて核燃料サイクルが構想されたのは、ウランが不足し燃料のリサイクルに経済性が生まれると考えられたからだ。しかしウランは十分にあり、一方で、高速炉の実現は難しく、経済的にも見合わないことが明らかになった。米英独など主要国が撤退したのはそのためだ。
原発の先行きが不透明で、財政状況も厳しい日本が、アストリッド計画に費用負担して参加する意味があるとは思えない。参加はやめ、サイクル政策そのものからの撤退へかじを切る好機とした方がいい。
サイクルには別の側面もある。再処理によって生み出されるプルトニウムが核兵器に転用できることだ。
このため日本政府は「利用目的のないプルトニウムは持たない」を原則としてきたが、すでに英仏に37トン、国内に10トン、計47トンものプルトニウムを保有する。青森県の再処理工場が稼働すれば、さらに増える。
本命の高速増殖炉が頓挫した今、プルトニウムを消費できる頼みの綱は普通の原発で燃やす「プルサーマル」だが、これも進むめどはない。
政府の原子力委員会はプルトニウム削減の指針をまとめるというが、サイクル政策を変えずに小手先で対応するのは限界だ。核拡散を懸念する米国や近隣諸国からの批判が強まる前に、路線変更が必要だ。
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出典:日本原子力研究開発機構 佐賀山 豊「日仏ASTRID協力の概要」
日本側がすでに200億円も投じてきた、日仏共同の高速実証炉「アストリッド」の開発計画から、事実上フランス側が撤退することが明らかになりました。
すでに、もんじゅの失敗によって、核燃料サイクル計画が破綻する寸前になっていましたが、今回の計画の頓挫によって、いよいよ使用済み燃料から抽出されたプルトニウムの行き場が完全になくなり、原発を動かせば動かすほど、人類や地球そのものに深刻な危険性や悪影響を引き起こす事態がますます鮮明になってきました。
ああ。上の毎日新聞でも伝えられているように、かねてよりこの計画も限りなく破綻する寸前だったみたいで、平たく言えば、フランス側がこのタイミングで「一抜けた」と決断したということだ。
これでいよいよ、すでに日本政府が国内外に溜めに溜めてきた(再処理によって抽出された)総計47トンものプルトニウムについて、”発電目的”で効率的に消費する道はほぼ完全に閉ざされた状態になってきたし、使用済み核燃料の最終処分場の目処もまったく立たない中、ボクたち日本国民は、「トイレのないマンション」に住まわせられながら、日々”危険な汚物”をひたすら溜め込み続けるような状態が確定的となってきてしまった。
言うまでもなく、一刻も早くに原発そのものから手を引かないと、日本どころか、地球そのものにとって取り返しのつかない事態になってしまうし、すでに世界の各国はそうした現実に気がついて、原発以外で効率的に発電する道を懸命に探しては、我先にと競うように原発事業から撤退している状況だよ。
もんじゅからこのアストリッドまで、日本政府は天文学的な額の国富をドブに捨てて来てしまいましたが、これでもなお、日本政府は原発を「重要なベースロード電源」に位置づけながら、この先も続々と再稼働を続けていくつもりなのでしょうか?
まともな頭を持っている人間であれば、絶対にそんな道を選ぶはずはないし、当サイトでは、(国家財政を危機に追いやるほどの異様なまでの軍備拡張や日本の国富を徹底的なまでに海外資本に流出させ続けていることなど)「安倍政権がかつてなかったまでに日本を破滅に向かわせ続けている」ことを警告し続けてきたけど、日本が破滅する最大の「時限爆弾」はこの原子力政策かもしれないね。
このニュースは、各マスコミがトップで報じる必要があるほどの重要なものだし、いよいよ日本国民自身が早くにこの国の危機に気がつかないと、取り返しがつかないような状況になってきているよ。
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