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【まずい】福島第一原発、水位の低下が止まらず!格納容器内の圧力も1.2kPaから0.1kPaまで低下!東電は「問題ない」と強調!福島沖で獲れたクロソイからは基準超のセシウムを検出!

【まずい】福島第一原発、水位の低下が止まらず!格納容器内の圧力も1.2kPaから0.1kPaまで低下!東電は「問題ない」と強調!福島沖で獲れたクロソイからは基準超のセシウムを検出!

どんなにゅーす?

・2021年2月22日、先日の福島沖地震で震度6弱程度の揺れに見舞われた福島第一原発において、格納容器内の水位の低下が止まらない事態になっている。

・東電によると、水位は1号機で40~70センチ、3号機で約30センチ低下したといい、現在1号機の水位はおよそ1.2メートルほどであることが考えられる中、水位低下が今後も止まらない場合、高濃度の壊れた核燃料がむき出しになり、深刻な放射能漏れ事故が起こる危険がある。

・また、水素爆発を防ぐための窒素注入が続けられてきた中、格納容器内の圧力が1.2kPaから0.1kPaまで低下していることも判明。いずれも、先日の巨大地震によって格納容器が損傷を受けたことが原因である可能性が高く、数位減少や圧力低下を早急に止める必要がある上に、震度5強以上の余震が発生した場合、次こそ「破滅的な事態」が起こる危険性が高くなっている。

地震影響 福島第一原発 原子炉の格納容器 水位低下傾向続く

東京電力は2月13日の地震の福島第一原子力発電所への影響を22日まとめ、原子炉を収めた格納容器の水位の低下傾向が続いているとしました。原子力規制委員会は注水は継続していて安全上の問題は現状ないとしたうえで監視の強化を求めました。

福島第一原発では▼溶け落ちた核燃料を冷却するため注水をしていますが、1号機と3号機の格納容器の水位がいずれも数十センチほど下がり、その後も低下傾向にあるということです。

▼また、水素爆発を防ぐため格納容器には窒素が注入され圧力が高くなっていますが1号機では大気圧との差を計測する圧力計の値が1.2キロパスカルから0.1キロパスカルまで下がりほぼ大気圧になっているということです。

東京電力は地震の揺れで10年前にできた損傷が広がり、水位と圧力が低下した可能性があるとして、監視を継続するとしています。

▼このほか、汚染水を処理したあとの水を保管するタンク6基が地震で最大5センチずれていたこともわかりました。

~省略~

【NHK NEWS WEB 2021.2.23.】

福島県沖 クロソイから基準超の放射性物質 出荷を停止

福島県沖で行われている試験的な漁で、22日に水揚げされたクロソイという魚から、基準を超える放射性物質が検出され、福島県漁連はこの魚の出荷を停止しました。福島県沖の漁で基準を超える放射性物質が検出されたのはおよそ2年ぶりで、去年2月には、すべての魚種で出荷制限が解除されていました。

福島県漁連によりますと22日に新地町の沖合8.8キロ、水深24メートルの漁場でとれた、クロソイという魚から放射性物質が検出されました。

県の研究所で詳しく測定した結果、放射性セシウムの濃度が、1キロ当たり500ベクレルと、国の食品の基準である1キロ当たり100ベクレルを上回ったということです。

県漁連がより厳しく定めている1キロ当たり50ベクレルの自主基準も超えていたことから、県漁連は安全性が確認できるまでクロソイの出荷を停止することを決めました。

~省略~

国の基準を超える放射性物質が検出されたのは、2年前の2月にエイの仲間の魚コモンカスベで検出されて以来で、去年2月には福島県沖のすべての魚種で出荷制限が解除されていました。

~省略~

一方で、東京電力が福島第一原発の港湾内で、調査のためにとったクロソイからは、おととし、1キログラム当たりおよそ900ベクレルの放射性物質が検出されたこともあったということです。

東京電力は港湾の出入り口に、魚の出入りを防ぐ網を設置していますが、県水産海洋研究センターでは何かしらの理由でクロソイが外に出た可能性もあるとみて、基準を超える放射性物質が検出された原因を調べています。

福島県水産海洋研究センター放射能研究部の神山享一部長は「新地町沖の海水や海底の放射性物質の濃度が低いことを考慮しても、ここまで高い数値の放射性セシウムが検出された理由は分からないというのが本音です。福島第一原発の港湾内で魚が出入りしている可能性も視野に入れながら、原因を調査していきたい」と話しています。

【NHK NEWS WEB 2021.2.22.】

先日の福島沖地震で福一が深刻なダメージを受けたのがほぼ確実に!水位低下も止まらず、格納容器内の圧力も大幅に低下!

出典:Wikipedia

これは…結構まずい事態になってきましたね。
格納容器内の水位が一貫して低下し続けている事態も、容器内の圧力が大幅に低下していることも、どちらも完全なる異常事態ですし、これは、先日の福島沖地震で福島第一原発の(すでに大きく壊れている)原子炉がさらに深刻なダメージを受けたとみて間違いなさそうです。

あの3.11の時と全く同じパターンで、地震発生当初は「全く問題ない」と発表しておきながら、後になってから「実はこういうことになっていました」といった流れになってきており、あの時も、最後まで「それでも全体としては問題ありません」みたいな論調が繰り返されながら、最後は「破滅的な大爆発」&「前代未聞の凄まじい量の放射能漏れ事故」が発生した。

今回も相変わらず、東電は「全体としては問題ない」という論調を繰り返しているけど、いまだに数位の低下が止まっていないということは、注水量を増やしても水位を止めることが出来ていない可能性がある(あるいは、いまだに何も対策らしい対策をやっていない疑いも…?)し、格納容器内の圧力が大幅に低下したということは、格納用内にたまっていた気体が地震によって発生した損傷部分から外部に放出された可能性がある。
折しも、22日に福島沖で獲れたクロソイから基準値超のセシウムが検出されたというけど(上のNHKニュースで報じられている専門家によると「なぜここにきて急に基準値超えの魚が検出されたのかは不明」とのこと)、こうした情報を総合的にみると、今回の福島沖地震によって、大気中または海洋にいくらかの放射性物質が漏れた可能性についても頭の隅に置いておいた方がいいかもね。

なんせ、ありとあらゆる重要情報を平気で隠蔽・改ざんする日本政府や東電ですからね。
もはや、「いつどこで国民の生命・健康を大きく脅かす緊急事態が発生してもおかしくない」との認識を持っておかないと、自分自身や家族を守ることが出来ないような社会に突入しているのは揺るぎのないことです。

とにかく、東電による発表は極めて”断片的”かつ”楽観的”なものだけど、(過去の事例を踏まえても)現在福島原発で「異常事態」が発生しているとみて間違いないだろう。
一刻も早くに、あらゆる手段を講じて水位低下と圧力低下を元に戻さないといけないし、すでにある程度の量の放射性物性が外部に漏れた可能性も考慮しながら、事態の本質や内情を考えていく必要がありそうだ。

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