どんなにゅーす?
・安倍官邸と密接な関係を持つ黒川弘務東京高検検事長が「賭け麻雀問題」で電撃辞任に追い込まれたのを受け、黒川氏の後任に林真琴名古屋高検検事長が就任することが内定したとのこと。
・林氏は、安倍官邸と全面的に対立している稲田検事総長の”後継者”とされている人物で、以前に、法務省の人事案に「黒川ゴリ押し」の官邸が横やりを入れたことで、希望していた昇進を妨害された過去も。稲田総長と同じく安倍官邸と「対立関係」にある人物が就任したことで、今後の安倍政権による犯罪疑惑に対する検察の捜査の動向に注目が集まる。
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黒川氏の後任に名古屋高検・林検事長が内定
検察庁のナンバー2、東京高等検察庁の黒川弘務検事長が緊急事態宣言中に新聞社の社員らと賭けマージャンをしていた問題で、辞表を提出した黒川検事長の後任に、林真琴名古屋高検検事長が内定したことが関係者への取材でわかりました。
新たな東京高検検事長に就任することが内定したのは、林真琴名古屋高検検事長です。
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↓2018年1月の「法と経済のジャーナル」の記事より。
上川法相が林刑事局長の次官昇格を拒否か、検事総長人事は?
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政府は先月26日の閣議で、名古屋高検検事長に林真琴・法務省刑事局長(司法修習35期)、広島高検検事長に稲川龍也・高松高検検事長(同35期)、稲川氏の後任に小川新二・最高検公安部長(36期)を充てる人事を決めた。
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名古屋高検検事長は、検察の序列では、検事総長、東京、大阪高検検事長に次ぐナンバー4のポストだ。初めて検事長になるときは、より小さな格下の高検に配されることが多い。林氏の場合は、事務次官を飛び越しての3階級特進だった、といえる。
林氏は法務省刑事局総務課長、官房人事課長など同省の本流を歩み、「法務・検察のプリンス」と目されてきた。法務省としては、次の次の検事総長への就任を射程に入れた人事だったとみられる。
しかし、当の林氏には、法務事務次官として人事改革など法務行政を刷新したいという思いがあったとされ、不本意な異動だったようだ。元検察首脳の一部は、林氏が辞職するのでは、と心配したが、林氏は異動を受け入れた。
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■「3度目の正直」はならず
法務・検察幹部が描く人事構想がくるい始めたのは、2016年夏だ。
当時の法務・検察の首脳らは、検事総長を、西川克行氏(現検事総長、当時は東京高検検事長、31期)、稲田伸夫氏(現東京高検検事長、当時は法務事務次官、33期)、林氏(当時も法務省刑事局長)の順番でつなぎたいと考えていた。
林氏の同期には黒川弘務氏(当時は法務省官房長、35期)がおり、そのキャリアや実力は林氏と双璧とみられていた。法務・検察幹部は「林氏が検事総長候補の最右翼」と内外にアピールする意味も込め、2016年夏時点で林氏を事務次官に登用する人事を立案した。
ところが、事務次官だった稲田氏が、自分の後任への林刑事局長の昇格と、黒川氏の地方の高検検事長への転出を織り込んだ人事原案を固め、官邸側と折衝したところ、官邸側は、法務省官房長として法案や予算などの根回しで功績のあった黒川氏を事務次官に登用するよう求め、法務・検察側は、受け入れた。
その際、法務省幹部らは「黒川次官の任期は1年で、必ず林氏に交代させる」との「約束」が官邸との間でできた、と受け止めた。ところが、1年後の2017年夏、官邸は、黒川事務次官の続投を求め、法務・検察は衝撃を受けた。
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林氏が地方に去り、実力次官の黒川氏の存在が法務・検察で一層、大きくなったのは誰もが認めるところだ。
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そういう検察サイドの声は別にして、法務省官房長、事務次官として長く、官邸や政界との窓口を務めた黒川氏に対し、政治の側が親近感を持ち、論功行賞で検事総長にしたいと思っても不思議ではない。
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1996年から2009年の多くの期間、私は衆議院法務委員会に属していた。林氏とは、刑務所内の人権や医療問題をめぐってよく議論をしたり、「行啓改革会議」を通して明治以来の監獄法の抜本改正を議論してきた経験がある。
黒川氏の後任に名古屋高検・林検事長が内定|NNNニュース https://t.co/OeAh7YiYvV— 保坂展人 (@hosakanobuto) 2020年5月21日
#稲田検事総長を守ろう#辞めるなら今だぞ安倍晋三
これが黒川定年延長事件以前、当初から予定されていた人事らしいです。
安倍逮捕して下さい。
黒川が退職金をもらうのも絶対納得がいかない。返還希望。
↓
黒川氏の後任に名古屋高検・林検事長が内定 https://t.co/JuR4lgpGmH— Peaceful Death as Human Right 【PDHR】 (@gpl4l) 2020年5月21日
これで安倍の犬は回避できたかな?
1日も早く真の悪党
安倍夫妻の逮捕を!
黒川氏の後任に名古屋高検・林検事長が内定 #日テレNEWS24 https://t.co/U6eZzQYjTI
— 前崎 徹雄 (@tetuomaesaki) 2020年5月21日
黒川氏の後任に名古屋高検・林検事長が内定 #日テレNEWS24 #日テレ #ntv https://t.co/Yq1ZqsLnD2
大丈夫なんかな?この方は?誰がなっても疑ってしまうよね😅— さくらパンダ (@baby011528) 2020年5月21日
黒川氏を文春に売ったのは誰かだが、官邸-検察手打ち説が一番しっくりくる。検察庁法改正案の成立が困難になって黒川氏が邪魔になってきた+河井議員夫妻の逮捕許諾請求を避けたい政権と、元々既定だったはずの稲田→林禅譲路線復活を狙う検察の取引。
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2020年5月21日
この説が当たる場合、まず、林真琴氏がすぐに東京高検検事長となり、7月に稲田氏が勇退して、後任の検事総長となるだろう。一方、河井夫妻は、国会閉会後の6月中に在宅で起訴される。
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2020年5月21日
ビンゴかもしれませんhttps://t.co/2V85MZCWKv
— Kikuhime⭐Hanako Gojyogen (@bXetta7EzIiZjDv) 2020年5月21日
ただ過去の記事を遡ると林さんは人事介入を喰らいまくっているようです、冷や飯食わされていた人が政権になびくかというとそれはギャンブル要素ありと考えます。https://t.co/EmbvUBl0qB
— ハンドロアレ (@zjS5Lgc3xPhkBaX) 2020年5月21日
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「反黒川派」「稲田氏の後継」と目される林氏が検察内で”復権”!「朗報」との声が上がる一方で、安倍官邸と「反黒川派」が取引を行なったことを疑う声も…!
検察内の勢力図が目まぐるしく動いています。
「賭け麻雀スキャンダル」で電撃辞任することになった黒川氏の後継に、「稲田検事総長の後継者」と言われている林真琴名古屋高検検事長が内定したとのこと。
官邸による黒川氏への「異常なまでのえこひいき」に激怒をしていた稲田検事総長ら検察内の本流派がかねてより求めてきた「正規の人事」に戻された形ですが、この人事案に対して安倍官邸が素直に了承したことについて、いささか気になってしまいますね。
なんせ、林真琴氏といえば、ご覧のように、安倍&菅から特別な寵愛を受けてきた黒川氏の存在によって昇進を阻まれてきた上に、検事総長の座すら、違法な手続きを通じて勤務延長された黒川氏に奪われる可能性が高かったわけで、安倍官邸に対しても良い感情を持っているはずがないからね。
この状況から推測されるのは、上のTwitterで渡辺輝人弁護士が言っているように、すでに稲田総長筆頭の検察内の「反黒川派」と安倍官邸が「黒川排除と引き換えに安倍総理への捜査については深入りしない(あるいは捜査そのものを行なわない)」との取引を行なっており、検察側の方が安倍官邸を半ばコントロールする構図になってきているという可能性が考えられる。
まだこの先の動きを見ていかないとはっきりしたことは言いづらいけど、この人事案をあっさりと安倍官邸側が飲んだのはやや解せないし、すなわち、「安倍総理の不逮捕記録」はさらに更新されてしまう可能性が高まってきたのかもしれないね。
いずれにしても、安倍官邸はもちろん、日本の検察組織そのものも「正義」からは程遠いところにあるのは確かですし、長州一族の特権階級である安倍総理を逮捕するのは容易なことではないのは間違いないことですね。
もし、こうした(悪い)推測が当たっていたとしても、安倍政権の権力がどんどん衰えてきているのは間違いないだろうし、この日本の国家権力の腐敗や閉塞感をどうにかできるのは、まさしく日本国民の知性と行動力しかない。
いよいよ、安倍総理に対して、660人を超える法の専門家からの告発状が提出されたし、この先の検察による「安倍疑獄」に対する検察の本気度をよく見ていくとしよう。
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