(コラム第19回)
今年も日本でハロウィーンが大盛り上がり
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ハロウィーン前の週末 繁華街は仮装の人たちで混雑
渋谷などの都内の繁華街では、29日から30日未明にかけて、ハロウィーンにちなんで、アニメのキャラクターなど、思い思いの格好に仮装した若者や外国人などが大勢集まって混雑しています。
ハロウィーンは31日ですが、ことしは月曜日のため、土曜日の29日夜が最も混雑する可能性があるとして、警視庁は動員する警察官の数を去年より増やして警戒に当たっています。
どうやら、今年も色々なところでハロウィーンが盛り上がっているみたいだね~。
いつの年からか渋谷で行なわれるようになったハロウィーンの仮装騒ぎも、今年も相変わらず大量の人が集まり、日本全国でハロウィーン関連のイベントが満載だ。
ほんとね!
みんな思い思いのコスチュームに身を包んで、とっても楽しそうだわ!
私もお気に入りのコスプレで仮装行列に参加してみたいです~!
そして、駆けつけたテレビ局のインタビューを受けちゃったりして…きゃはっ!!
にゃこは元々耳が生えてるから、わざわざコスプレしなくてもそのまま参加できそうだにゃ~。
あらあら。
日本の人たちは、ハロウィーンの「本当の意味」すらもよく分からないで、こんな仮装行列に参加しちゃってるのかしら?
全く困ったものね。
え、「本当の意味」、ですかぁ?
うむ。それじゃあ、今回はハロウィーンの起源や、「一体どういうお祭りなのか?」ということを、ちょっと紐解いてみようかね。
その衝撃の内容に、みんなもちょっとビックリするかもしれないぞ。
えっ、ど、どういうことかしら?
管理人さん、もったいぶらずに早く色々教えてよねっ!
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ハロウィーンの起源は、古代ケルト人の「サムハイン(死神)祭」
ハロウィーンは、元々アメリカやイギリスなどで盛んに行なわれているお祭りが日本に入ってきたものだけど、その起源を辿ると、古代ケルト人の「サムハイン(死神)祭」にたどり着く。
ケルト人とは、紀元前1500年から紀元前400年くらいの間に、中央アジアからヨーロッパ全域に移住してきた人々で、「ドルイド教」という宗教を信仰していたことが知られている。
↓ケルト人の分布図(青色は紀元前1500年から紀元前1000年頃、ピンクは紀元前400年頃。)
出典:ウィキペディア
ドルイド教は「ドルイド」と呼ばれる神官が強大な権力を握っており、このドルイドが、様々な儀式を行なうことで予言や占いを行っていたという。
しかし、このドルイドが儀式の際に求めるのは、「人間のいけにえ」であり、また、死者をつかさどる神「サムハイン」を偶像として崇めていたのだという。
彼らは、日常的に人間のいけにえを捧げる儀式を行ない、中でも「ウィッカーマン」と呼ばれる儀式は、巨大な人型の人形をかたどった檻の中に大勢のいけにえを詰め込み、生きたまま彼らを焼き殺すという、想像を絶するほどに残虐なものだったようだ。
やがて、ヨーロッパにはキリスト教が根ざしていくことになるんだけど、こうしたドルイド教の「悪魔的」で残忍な儀式や信仰は、形を変えつつも密かに受け継がれ、やがては「悪魔崇拝」として、アンチ・キリストの思想や宗教として地下で脈々と継承されていったようだ。
↓ウィッカーマンを表わした絵。檻の中に大量の人のいけにえを詰め込み、生きたまま焼くという儀式。
出典:ウィキペディア
こんな古代ケルトの人々が最も重要視していたのがハロウィーン(サムハイン祭)で、10月31日にサムハインによって開放された死者の霊が現世に復活すると信じていた彼らは、大量のいけにえをサムハインに捧げるとともに、ドクロやヘビなどを携えたドルイドたちが人々の家を回り、サムハインへの供え物としてお金などを要求したという。
いっ、いけにえですって~!?
こ、こんな残虐な儀式が古代のヨーロッパで行なわれていたっていうの!?
いやあああ~っ!!!
この「ウィッカーマン」の絵、夢に出てきそうで怖すぎますぅ~!!
ハロウィーンって、元々はこんなお祭りだったんですかぁ~!
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「異教徒の祭り」であるハロウィーンが、気づけば全米で盛んになり、日本でも…
かつてのアメリカでは、このお祭りが「異教徒」による”下品で野蛮な祭り”であったことから、キリスト教圏の多くの地域では禁止され、一部の秘密結社などの間だけでひっそりと行なわれていたようだ。
ところが、いつの日からか、メディアなどを通じてこれが「エンターテインメント化」してアメリカ国内において徐々に広まるようになり、今や全米でも盛んに楽しんで行なわれるようになったという。
そして、ボクが子どもの頃にも、確かに日本でも小さく存在していたものの、気がつけば、ここ数年前ほどから渋谷や全国各地で大々的に行なわれるようになり、今や日本の大多数の人々も何の抵抗も無く、このお祭りを受け入れている。
一体どうしてこうなったのか、そして、「誰が」こうさせたのか?
特に、渋谷のハロウィーンイベントなんかは、その主催団体や仕掛け人もはっきりしておらず、なんだかちょっと気味が悪いね。
たっ、確かに、なんで急に渋谷であんな大勢の人が集結するようになったのか、かなり謎だにゃ!
こうした動きも、怪しい人たちが裏で日本にもハロウィーンを根付かせるように仕掛けている可能性があるのかにゃ!?
日本のハロウィン文化浸透の”仕掛け人”はディズニーだった!?
日本のこうした謎のハロウィンの盛り上がり、確たる起源ははっきりしていないけど、この「仕掛け人」として、”ディズニー説”を挙げている記事があったので、これを紹介しておこう。
いつの間にか定着したハロウィンのコスプレ「バカ騒ぎ」の発端はこれだった?
ハロウィン流行のきっかけはディズニーランド?
日本のハロウィンが「コスプレイベント」になった理由については諸説あるが、最も有力とされているのは、海外向けのニュースサイト「Japan Today」などが指摘する「ディズニーランド起源説」だ。
通常、東京ディズニーランド(TDL)は来場者のコスプレを禁止しているが、2000年ごろから、期間限定の仮装イベント「ディズニー・ハロウィーン」を開催している。これが人気を集め、TDLにおける秋の定番イベントとなった。
この後を追うように、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンも02年に仮装イベント「ハリウッド・ハロウィーン2002」を開催、現在は「ハロウィーン・ホラー・ナイト」として人気を集めている。
こうした人気テーマパークの取り組みが浸透したことに加え、若者のコスプレ文化と結びついて、現在のスタイルのハロウィンが醸成された……というのが「ディズニーランド起源説」だ。いずれにせよ、日本のハロウィンブームの仕掛け人はTDLといえるのかもしれない。
なるほどね…。
確かにディズニーと言えば「アレ」だから、可能性としてはややアリなのかもしれないわね。
そして、これに乗っかる形で、(ただの金儲け目的の)商売人たちが次々グッズを販売したり、イベントを企画するようになっていった可能性はあるわね。
どちらにしても、現代でも形を変えながら、当時のケルト人の精神が脈々と受け継がれており、悪魔を信仰し、称える人々は、あらゆる形でボクたちに対して「布教活動」を行なっていると見るのが良さそうだね。
まとめ
な、なんか、知れば知るほど、ハロウィーンって、かなりヤバイお祭りだったのね。
それが、知らない間で日本で大盛り上がりになって、何の抵抗も無く楽しんでいるのって…よく考えてみれば結構怖いことね。
ウィッカーマンの話があまりにも怖すぎて…まさかハロウィーンが、こんなに危ないものとは思いませんでしたぁ。
無知って、本当に怖いものですねぇ。
渋谷のあの大騒ぎも、こういう風に考えるとかなり不気味だにゃ~。
一体どうして、急にあんなに大盛り上がりするようになったんだにゃ?
うーん、はっきりとは分からないけど、何らかの形で、悪魔を崇拝している秘密結社が絡んでいる可能性はあるかもしれないわね。
とにかく、何でも純粋に疑問に思って、自分自身で色々と調べてみることが大切だ。
どうも日本人は、そういう姿勢や精神が欠けている人が多くて、「みんながやっているから」「流行っているから」などと、(誰かによって)作られた流行や風潮を無防備に受け入れ、そのまま吸収してしまうところがある。
もっと、この世の中には様々な罠や誘導、正常な思考を奪ってしまうような洗脳が溢れ返っていることを認識して、色々なことに疑問を持ち、貪欲に調べ、考える精神を身につけて欲しいと思っている。
とにかく、こうした怪しい海外の宗教のお祭りや、主催元や実体の分からないイベントなどにはあんまり無防備に参加せず、距離を置きながら批判的に見ておくのがいいじゃないかとボクは思うよ。
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