平昌五輪での日本選手の活躍を極限まで「エンタメ化」させ、「日本スゴイ」プロパガンダに利用するテレビに批判の声!カーリング本橋選手「もぐもぐタイムもいいけど、試合も気にして」

Pocket

どんなにゅーす?

・平昌五輪で日本選手の活躍が伝えられる中、五輪出場選手たちを「エンタメ・タレント化」させ、安倍政権が推進している「日本スゴイ」プロパガンダにも利用しているテレビに対し、懸念や批判の声が出てきている。

・女子カーリングでは、選手たちのビジュアルをことさらに盛り立てつつ、小休止で軽食を口にする様子を「もぐもぐタイム」などと面白おかしく報じるテレビに対し、本橋麻里選手も「もぐもぐタイムもいいですが、試合も気にしてくださいね」と苦言を呈する状況に。

本橋麻里もチクリ 奮闘カー娘をスポイルするTV局の悪ノリ

が、そんな彼女たちが繰り広げる熱戦も、テレビにかかると台無しだ。

特にワイドショーは、第5エンド後に与えられるハーフタイムで軽食を口にするシーンをクローズアップ。「もぐもぐタイム」とテロップを出して、15日のデンマーク戦では「バナナとリンゴを食べた」、19日のスウェーデン戦では「それにドライフルーツが加わりました」と大騒ぎする。NHKまで公式HPで、日本を含む各国のハーフタイムを「おやつタイム」と称して、動画を公開する悪ノリである。

~省略~

スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏がこう言う。

「テレビは競技とは無関係のささいな話題を誇大、拡大、誇張して視聴者の関心を引きつける、それ以外はなにも考えていません。期間中に選手をタレント化し、五輪が終わればバラエティー番組などに引っ張り出す。視聴率のために利用するだけ利用して、役目が終わればポイ捨て。今からそんな選手の姿が目に浮かびます。テレビはその繰り返しで、結果的に競技や選手をスポイルするのです」

20日付の日刊スポーツには、日本女子の精神的支柱、本橋麻里(31)の「もぐもぐタイムもいいですが、試合も気にしてくださいね」とのコメントが載っていたが、まったくその通りだ。

【日刊ゲンダイ 2018.2.21.】

五輪「日本大躍進」報道のウソ、日本がメダル量産国になれない理由

● 日本は「メダル量産国」ではない マスコミ報道のインチキぶり

なぜこの国のマスコミは、アスリート個人の功績を「日本の功績」にすりかえようとするのだろうか。

ご存じのように、テレビや新聞では朝から晩まで、メダリストたちの感動の瞬間をレポートしている。彼らの素晴らしいパフォーマンス、これまで歩んできた苦難、支えてきた周囲の方たちの絆を知って胸が熱くなった、という方も多くいらっしゃることだろう。筆者もまったく同じ思いだ。

が、そのような個人にスポットライトを当てた報道に紛れ込ませるような形で、読者や視聴者が「日本ってすごいんだな」と錯覚してしまう、かなり盛りに盛った話があふれているのは、見ていて不安しか感じない。日本人を気分良くさせるためには多少の行きすぎたハッタリをかましてもお咎めなし、というあまり褒められない環境になってしまっているからだ。

たとえば分かりやすいのが、先日の産経新聞だ。

『日本メダル量産、最多タイ「戦力に厚み」 スピードスケート牽引 どこまで伸びるか』(産経ニュース2月19日)

こう聞くと、なんとなく「日本の快進撃が止まらない」みたいなイメージを抱くだろうが、2月21日現在、平昌五輪公式ホームページの「Detailed Medal Standings」を見ると、日本は韓国、イタリアに続く11位。30個のメダルを獲得しているノルウェー(1位)や、23個のドイツ(2位)という本当のメダル量産国の背中すら見えない。

国際オリンピック委員会(IOC)のデータで平昌以前の冬季五輪の獲得メダル総数を見ても、100個以上が当たり前となっている西側諸国と比較して日本は45個。ダブルスコア以上の差をつけられていて、アジア勢の中国・韓国(共に53個)よりも少ない。

「そういうレベルなんだから、はしゃいだらみっともない」、とか意地の悪いことを言いたいわけではない。日本のウインタースポーツを盛り上げるためにも、お祭り騒ぎのような「自画自賛報道」だけではなく、冷静かつ客観的に自分たちの置かれた状況も解説すべきだと申し上げたいのだ。

~省略~

たとえば、今日にいたるまでのテレビ・新聞の平昌五輪報道で、みなさんはどれくらいの日本代表の名前を覚えただろうか。特に熱狂している方でなければ、メダルを獲得した8人にプラスして、レジェンド・葛西紀明さんや、フィギュア男女、「カー娘」くらいで、ざっと20人ほどではないか。

しかし、平昌五輪で戦っているアスリートは124人いる。マスコミは「がんばれ日本!」と絶叫しているわりに、ほんのひと握りのアスリートの活躍しか報じていないのだ。

つまり、アスリート個人の功績を「日本の功績」と混同してしまうと、どうしてもメダルの数や色に国力を重ねて、増えた減ったと大騒ぎする五輪報道に終始してしまうのである。

~省略~

今回の平昌五輪では、選手個人のがんばりとナショナリズムをごちゃまぜにしたことで、韓国と北朝鮮の南北合同チームが結成されるなど、さまざまな醜いトラブルがあったが、日本も同じ穴のムジナだ。個人の手柄を国がかっさらうような環境を改めない限り、東京五輪でも残念な報道が垂れ流され、世界に恥をさらすことになるだろう。

日本人が大好きな「がんばれ日本!」という言葉は、実は1964年に公開された映画のタイトルに端を発する。これは「ナチスの宣伝五輪」といわれたベルリン五輪の記録映画「民族の祭典」から日本人選手の活躍を抜き出して編集したものだ。総指揮は、多くのナチス・プロパガンダ映画でメガホンを取ったレニ・リフェンシュタールがつとめている。

まずはこの全体主義丸出しのスローガンから卒業することから始めないか。

【Yahoo!ニュース(ダイヤモンド・オンライン) 2018.2.22.】

「世界市民によるスポーツの祭典」を”国威発揚””日本スゴイ”に利用しようとする安倍政権やマスコミの危うさに一石を投じる声が出るも…

確かに、今回の平昌五輪関連のテレビ番組を見ていると、異様に「日本そのもの」を持ち上げて自画自賛したり、日本選手の頑張りを「日本そのものの頑張り」にすり替えたりして、しまいには安倍総理までもがどんどんしゃしゃり出てきて「日本のためにありがとう」「日本人の誇りだ」みたいに、ヤンヤヤンヤお神輿を担いでいる動きが目立っているわよね…。

それに、カーリングの女子選手を完全にタレント扱いしつつ、「もぐもぐタイムが始まりました!」なんて面白おかしく盛り上げちゃってるのも、なんだか妙な違和感を感じちゃうわ…。

この現象や傾向を一言で言い表してしまうと”国民総反知性”の先に待っている、愛国カルト洗脳と国家の破滅」ということになるだろう。
元来より、「反知性や思考停止」「愛国洗脳や戦争」というのは非常に親和性が高く国民の思考力や知性や教養が極限まで落ちると、ほぼもれなく国力は低下し、なおかつ国家(の上にいる軍産資本)が国民を大量に殺すことになる戦争を引き起こすことが容易なる。

もちろん、自国選手を応援すること自体は、国民としては自然な行為だし、キャラクターや容姿が魅力的な選手を取り上げたり、自国選手の活躍を喜ばしく報道するのは、世界中どこの国でもやっていることだろう。
しかし、これらの批判記事にクレームを付けているコメントを読んでも感じたけど、「国を代表した選手同士がスポーツを通じて競う」というオリンピックそのものの性質上、ひとたび「繊細なバランス感覚」を失ってしまうと、一気に「愛国プロパガンダ」や「国威発揚」、はたまた他国へのヘイトや排斥主義に繋がりかねない危うさを持っていることをほとんど自覚していない人が多い状況だし、とりわけ、他国とのメダル数をことさらに比較したり、選手個人の活躍を「日本の素晴らしさが生み出した功績」と言わんばかりに、これを全体主義に置き換えてしまうのは、非常に危険な行為だ。

そもそも、それぞれの国の人口そのものも、競技ごとの人口も、競技に対する環境の整備も、国によって完全にバラバラなんだから、国ごとにメダルの数を比較するなんて、完全に意味のないことなんじゃないかしら?

その分、ますますこれらの伝え方には相当な配慮を行なう必要があるし、すでにマスコミそのものの”中の人間”の教養やモラルが著しく無くなってきてしまっている分、余計に「視聴率(カネ)こそ全て」の考えの下に、すでに長年のメディア洗脳の影響をどっぷりと受けてしまっている人々を益々反知性に引きずり込む番組を量産している状況だ。

特に安倍総理の行動や、日常的に安倍政権と直結しながら愛国プロパガンダを全開にしている産経新聞の報道を見れば、こうした動きを政権が主導しているのは明らかであり、それら「危険な動き」に釘を刺しているこれらの記事に対して、「単にいちゃもんをつけたいだけ」「日本選手を応援するのがそんなにダメなことなのか!?」などと怒っている声も、中には政権と結びついている人間が混ざっている可能性もある。

とにかく、近年の明確の根拠もない「日本スゴイスゴイ」の風潮は、日本人を思考停止にして、戦争が出来る国にしたいグローバル軍産資本が仕掛けている可能性が高いこと、安倍政権が狂ったように推し進めている憲法改悪などを主導しているのと同じ”元締め”による洗脳工作だというのを認識しておいた方が良さそうだ。

まさしく、最近異様にマスコミの間で目立ってきている「日本スゴイ」のごり押しは、大日本帝国時代の「破滅への伏線」だってことね!
最近のマスコミが伝えている情報の劣化具合も酷いし、くれぐれも私たちはこうしたマスコミからしっかりと距離を置いて、オリンピックでの地に足のついた選手の応援としっかりとしたバランス感覚を保っておく必要がありそうねっ!

↓サイトの存続と安定的な運営のために、ご登録をお待ちしております。
Pocket

 
こちらの「いいね!」ボタンを押して頂くと、
ゆるねとにゅーすの最新記事が届きます。

 関連記事