【ネットで批判殺到】東京女子医大、「ボーナスカット」で400人の看護師が退職希望→来年度に330人の看護師を募集!経営陣「足りなければ補充すればいい」

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どんなにゅーす?

東京女子医大で、経営不振を理由に看護師らに対して夏季のボーナスがカットされることになったのを受け、400名もの看護師が退職希望を出す事態に発展している。

・労組と経営陣とのやり取りにおいて、経営側から「(人員が)足りなければ補充すればいい」との発言も飛び出し、ネット上では病院に対する批判が噴出。20年の4月に、6億2千万円におよぶ理事室移転の工事を行なっていたことも分かっている中、看護職をめぐる日本のブラック待遇についても問題視する声が高まっている。

東京女子医大が危機的状況、看護師ボーナスゼロで400人が退職意志…理事室移転に6億円

新型コロナウイルス感染症の拡大に対する対応や、世間の心ない中傷などで疲弊する医療現場。そんななか、東京女子医科大学(東京都新宿区)で看護師職などの夏季賞与がゼロとなったことが波紋を広げている。その結果、同医科大の関連病院の看護師職の約400人が退職意志を示しているというのだ。

400人辞めても「補充すれば良い」

東京女子医科大理事会は経営赤字を理由に、教職員の今年度の夏季一時金をゼロとすることを同大労働組合に通達した。25日、組合は理事会の代理人弁護士と団体交渉を行った。6月29日に発行された同労組の「組合だより」には、この団交での容赦のない経営陣の主張が赤裸々に綴られていた。以下、引用する。

「組合)女子医大より減収額が多い大学でも一時金は出ている。

●減収と赤字は標念が違う。うちは約30億の赤字だ。その大学はどの程度の赤字ですか?黒字かもしれないでしょ。

組合)中小病院も赤字で苦しんでいる。それでも職員のことを考えて借りてでも何とか一時金を支給している病院もある。

●女子医大も借りてでも支給せよということですか?そんな不健全な経営は間違っているし、やるつもりもない。

(中略)

組合)看護師の退職希望者の予想数が400名を超えると聞いたが、そのことに対してどう考えているのか

●深刻だとは思うが、足りなければ補充するしかない。現在はベッド稼働率が落ちているので、仮に400名が辞めても何とか回るのでは、最終的にベッド数に見合った看護師を補充すれば良いこと。申し訳ないが、これは完全に経営の問題であり、組合に心配してもらうことではない。 組合員の労働条件の問題ではないので交渉の議題ではない。今後の患者数の今後の患者数の推移を見ながら、足りなければ補充すれば良いことだ」(編注:●は理事会代理人の発言)

~省略~

今年完成の新校舎に理事室移転で6億2000万円

別の看護職員は次のように漏らす。

「我々の努力不足やコスト削減意識が不十分で赤字になったのなら、まだわかります。しかし、赤字の原因はそもそも大学のおかしな経営ではないのでしょうか。理事会は今年4月、理事室の移転改修工事を承認しました。予算は6億2000万円です。理事室を本部棟から、今年整備された新校舎・彌生記念教育棟に移転させるというものです。

そもそも新校舎を建設するのにあたり、なぜ最初から理事室の移転が計画に含れていなかったのでしょうか。業者に言われるがまま、なし崩し的に6億円ものお金を自分たちの部屋につぎ込んでおきながら、30億円の赤字とはいったいどういうことなのでしょう。それでわたしたちのボーナスはゼロというのは、納得がいきません」

~省略~

【BusinessJournal 2020.7.7.】

医療機関は危機 支援迫る
小池書記局長に自民席も「そうだ」
参院厚労委

日本共産党の小池晃書記局長は2日の参院厚生労働委員会で、新型コロナウイルスへの対応で経営危機に直面する医療機関の実態を示し、緊急の支援措置をとるよう求めました。

~省略~

小池氏は、東京女子医大が「夏季一時金を支給しない」と労組に回答し、看護師の退職希望が法人全体の2割にあたる400人を超える事態を示し、「大学側にも責任がある」としつつ、コロナ感染症対策の先頭に立つ医療機関が経営危機に直面している事実を指摘。日本病院会や日本医師会の調査でも、コロナ患者を受け入れた医療機関だけでなく、受け入れていない医療機関も経営が悪化していることを示して「日医や病院団体が要求しているように、過去の診療実績による概算払いを認めるなど、当面の資金ショート(不足)やボーナスカットを回避する緊急措置が必要だ」と迫りました。

加藤厚労相は「経営状況が厳しくなっているという認識は共有している」といいながら、「2次補正予算では貸付原資として1兆2700億円を確保し、しっかり融資が行われるようにする」などというだけ。小池氏は、5月の診療報酬等の概算前払い件数は1402件で24万ある保険医療機関全体のわずか0・5%、福祉医療機構による融資件数も6月末現在で6600件しかないことを明らかにして「焼け石に水だ」と批判しました。

~省略~

【しんぶん赤旗 2020.7.3.】

日本の医療現場の根深い問題!過酷で精神をすり減らすハードワークなのに、看護師たちは「使い捨ての駒」同然の扱いに!?

出典:東京女子医科大学病院

ネット上では、東京女子医大病院にて、およそ400人もの看護師の方々が、「ボーナスカット」を理由に退職を希望している事態が波紋を呼んでいます。
組合側と経営陣とのやり取りの中で、経営側から「足りなければ補充すればいい」などといった発言が飛び出したことについても批判が殺到していますが、改めて、日本の医療現場に蔓延するブラック体質が浮き彫りとなっています。

単にブルーインパルスを飛ばして「医療現場の皆さんありがとう!」などとただ賛美しているだけでは、問題の本質は一向に改善されないし、これは東京女子医大だけの問題ではなく、日本全体において、医療現場の前線で働いている看護師らに対して「使い捨ての駒」みたいな意識が存在してしまっているような気がしてならない。
昔の知り合いで四国の病院で看護師をやっていた人がいたけど、やはり彼女も、相当なハードワークとブラック的な待遇でかなり疲弊していたことを思い出すし、本来であれば、大変な心労や身体的負担を強いる職業である以上、より細部まで行き届いたサポートと手厚い待遇で迎え入れるべきだと思うんだけど。

おまけに、この先もさらなるコロナ危機が待っている可能性が高い以上、日本全各地の病院の経営状況がますます悪化することが予測され、事態はかなり深刻です。

国会で共産・小池氏が問題提起をしたように、これは、国も率先して医療機関に支援を行なっていく必要があるし、加えて、病院内の雇用状況を国が厳しくチェックし、明らかなブラック労働を強いているケースがあれば、逐一経営側に厳しく指導を行なう体制を作っていくことも必要だろう。
いずれにしても、これ以上看護師に対して「低賃金・長時間」などのブラック労働を強いていけば、ほどなくして深刻な人手不足に陥り、文字通り「医療崩壊待ったなし」になってしまう可能性が高い。
それだけに、国民みんなで今まで以上に真剣に議論しては、(医療現場の人たちが少しでも心身ともにストレスを溜めないための)「医療改革」を国が率先して行なっていく必要があるんじゃないかな。

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