【何故】イランのタンカー「サンチ号」の衝突・沈没事故が日本で殆ど放送されず!乗組員32人全員死亡!原油の大量流出で日本沿岸に大きな影響も!?

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どんなにゅーす?

・2018年1月6日、上海沖の東シナ海で、イランの海運会社が所有するパナマ船籍のタンカー「サンチ号」が香港籍の貨物船と衝突度重なる激しい爆発と黒煙を上げながら、海上を漂流し、14日に日本の排他的経済水域(EEZ)内で沈没大量の原油が流出した。

・「サンチ号」の乗組員は32人全員が死亡。また、流出した原油と思われる黒い粘着質の物質が奄美大島などに漂着しており、日本沿岸の海の生態系に深刻な影響を及ぼすとの予測も出ているものの、不自然なほどに日本のマスメディアがこれをほとんど報じておらず、ネット上では強い疑問の声が相次いでいる。

衝突タンカーが日本の排他的経済水域で沈没 原油流出し生態系に影響も

上海沖の東シナ海で貨物船と衝突し、日本の排他的経済水域(EEZ)内で14日沈没した石油タンカーから、大量の原油が流出しており、海洋生態系に与える悪影響への懸念が高まっている。

イランの海運会社が所有するパナマ船籍の石油タンカー「サンチ」は6日、香港籍の貨物船と衝突後、炎と煙を上げながら日本のEEZ内に漂流。約100万バレルの非常に燃えやすいコンデンセート(超軽質原油)を運んでいたタンカーは14日、爆発を数回引き起こした後に沈没した。

この事故により、タンカーのイラン人30人とバングラデシュ人2人の乗組員全員が死亡したとみられ、1991年にアンゴラ沖で26万トンもの石油流出を招いた事故以来、最悪のタンカー流出事故となっている。

新華社によると、中国の救助隊は13日、タンカーから2人の遺体を回収した。8日にもタンカーの乗組員とみられる1人の遺体が見つかっている。

イラン当局者は14日、残りの乗組員29人も死亡したとみられると発表した。

新華社はまた、中国の救助隊はタンカーの航行データを記録している「ブラックボックス」を回収したと伝えている。

東シナ海ではすでに汚染が進行しているものの、クジラやイルカ、海鳥などが生息し、その豊かさで知られていると、石油流出を経験したことのある米海洋科学者リック・スタイナー氏は話す。

タンカーの沈没は、コンデンセートの炎上よりも海洋生態系に悪影響を与える可能性があると、専門家は懸念している。

バンカー重油は爆発性は低いものの、最も汚染性の強い種類の油で、流出した場合、非常に有害となる。コンデンセートも海洋生物にとって有害だ。

「主要な石油流出事故において、最も重要なのは時間である。非常に有害で揮発性が高いため、コンデンセートの流出では特にそうだ」と、スタイナー氏は指摘する。

バンカー重油トレーダーの試算によると、今回事故を起こしたタンカーは約1000トンを積んでいたとみられる。

【Newsweek 2018.1.16.】

出典:YouTube

日本沿岸の環境汚染は深刻 タンカー油流出、海外から対応のまずさを指摘する声

◆過去最悪の原油流出事故。日本への影響は必至
沈没したイランのタンカー「サンチ」は、約13万6000トンの超軽質原油を積んでいた。国際関係とアジア研究を専門とするトム・コーベン氏はディプロマット誌への寄稿で、このタイプの油は肉眼ではほぼ見えず、油膜を分解する海洋の微生物たちを殺してしまうと述べる。タンカーはすでに沈没しているため、流れ出る油の回収作業が困難であるうえに、「サンチ」の燃料であった重油が、海底から漏れ出しているという。

国際タンカー船主汚染防止連盟によれば、今回の事故による原油流出は、この35年間で最悪ということだ。原油の流出量については、強い潮の流れで日々量が変化するため、計測が困難だという。懸念されるのは、漁業や環境への影響だが、英国立海洋学センターの1月16日のレポートでは、今後1ヶ月以内に事故で汚染された海水が日本に到着するとされている。汚染は当初予測された以上に、急速に広範囲に広がると見られ、シュミレーションマップでは、日本と韓国の沿岸への影響がかなり大きくなっている(ロイター)。

カナダのCBCラジオのインタビューに答えた海洋科学者のリチャード・スタイナー氏は、海に溶け出した有害物質が広範囲に海洋汚染を引き起こすと見ている。同じくインタビューに答えたガーディアン紙の環境担当の編集者は、今回は漁業の盛んな海域での事故で、多くの漁業資源が汚染されるだろうとしている。結果的に被害は消費者にも及ぶとし、安全が確認されるまで、汚染された海域や近海での操業を停止すべきだとしている。

◆日中間の不信が、事態を悪化させた?
コーベン氏は、今回の事態をもたらした原因の一つに、北東アジア諸国の互いの不信感を上げる。日本も含め危機対応の協力を申し出た国々の参加を、中国は事故当初拒否しており、公式に受け入れた時には、「サンチ」はすでに日本のEEZに流れ着いていたとしている。

同氏は、特に日中間には互いの違いを脇に置き、共通の地域の利益のために行動するという動きがほとんど見られないと述べる。今回に関しても、尖閣諸島の領土問題が両国の協力の足かせになっているという憶測も広がっており、漂流した「サンチ」が尖閣周辺で沈没していれば、どちらが出るかで日中間の大問題になっていたと見ている。

◆鈍い政府、メディアの反応。今後の事故への備えは?
CBCは、非常に深刻な事態にもかかわらず、日本国内の反応は鈍いと報じている。この事故を追っている東京在住のジャーナリスト、ミゲル・クインタナ氏は、日本国内での報道がほとんどないと指摘し、報じて人々に考えさせるという本来の役割と機能を地元メディアが果たしていないと批判。スタイナー氏も、報道の少なさにがっかりしているが、日本と中国が協力的でないことも原因の一つではないかとしている。

実は北東アジアには、北西太平洋地域海行動計画、日中韓三カ国環境大臣会合など、海洋環境の安全維持に関する枠組みがあるが、すっかり形骸化してしまっているとコーベン氏は指摘する。同氏は、競争や不信とは切り離したところで地域の利益のために協力する体制を整えなければ、「サンチ」と同様の危機は今後も起きてしまうと警告している。

【NewSphere 2018.1.31.】

 

日本の沿岸にも深刻な影響を与える可能性がある大規模原油流出事故が発生したものの、激しい”情報統制”によって国内メディアはほとんどこれを報じず!

衝突後、何度も爆発・炎上を繰り返した後に、日本の排他的経済水域に沈没した、イランのタンカー「サンチ号」の影響が世界的に懸念されているわ…。
何だか、日本のメディアがビックリするくらいにこの状況を報じていないんだけど、世界の専門家の人たちが日本の沿岸の生態系への影響を懸念している声も多くて、かなり色々と心配な状況になっているわ。

ボクもあまりに国内での情報が少なすぎて中々事態を捉えることが出来なかったんだけど、下記の2つのサイトが非常に参考になる詳しい情報を発してくれているので、是非ともざっとでも参照してもらいたい。

イランの石油タンカーが中国沖で衝突・炎上して漂流後沈没、死者32名

イランのタンカー火災沈没事故に冷淡な日本

これを読んでも結構ヤバイ状況なのが分かるけど、何と驚くべきことに、ここまで衝撃的な事故が日本沿岸のすぐ近く(沈没したのは日本のEEZ内)で発生し、しかも、その原油が大量に流出し、世界の専門家が日本への影響を指摘している中で、日本のマスメディアは連日連夜、「大相撲の理事選」なんかを朝から晩まで特集している始末だ。

上記の記事を読む限り、日中関係が冷え込んでいる”実情”が、初動対応や被害をより甚大にさせた可能性を指摘している声もあり、日本政府も(当然ながら)この実態を把握している中で、安倍政権と直結しているマスメディアが一切これを報じていないというのは、当然のことながら「何かの思惑がある」(つまり国民にこの情報を知られたくない)と考えるのが自然だろう。

今後も情報を注意深く集めつつ、この事故の背後にあるものを色々と探っていこうと思うよ。

私たちの食生活にも影響がありそうな一件だし、国内で激しい情報統制が行なわれている中で、出来る限り正確な情報を得る必要があるわね。
私も自分なりに色々な情報を集めつつ、気になるものがあれば管理人さんにお知らせするわねっ。

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