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京アニ放火殺人、京都府警が犠牲者全員の「実名公表」に踏み切る!京アニ代理人弁護士「大変遺憾」…ネットではマスコミへの批判が噴出!

京アニ放火殺人、京都府警が犠牲者全員の「実名公表」に踏み切る!京アニ代理人弁護士「大変遺憾」…ネットではマスコミへの批判が噴出!

どんなにゅーす?

・2019年8月27日、計35人の犠牲者を出した「京アニ放火殺人事件」について、京都府警が事件発生から40日余り経過した中で犠牲者全員の実名を公表する判断に踏み切った。

・これを受けて、マスコミ各社が新たに判明した犠牲者について詳しい報道を行なっている中、京アニの代理人弁護士は「弊社の度重なる要請及び一部ご遺族の意向に関わらず、本日被害者の実名が公表、一部報道されたことは大変遺憾です」とのコメントを発表。ネット上でも様々な意見が飛び交っている。

京アニ放火犠牲者、残る25人実名公表 京都府警 葬儀待ち遺族に説明

京都市伏見区の「京都アニメーション」第1スタジオで起きた放火殺人事件で、京都府警は27日、死亡した35人のうち未公表だった25人の身元を実名で公表した。府警は2日に10人の身元を明らかにしていたが、その後も遺族感情に配慮して慎重に手続きを進めた結果、全員の公表が先月18日の事件発生から40日後、身元確認からも1カ月以上後となる異例の展開となった。

新たに公表されたのは、京アニの出世作となった「涼宮ハルヒの憂鬱」や、本社がある京都府宇治市が舞台の「響け!ユーフォニアム」でキャラクターデザインや総作画監督を務めた取締役の寺脇晶子さん=ペンネーム・池田晶子=ら20~40代の女性17人、男性8人。府警によると、25人中20人の遺族が実名での公表に反対したという。

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残る25人についても、お盆前の金曜日の8月9日には全員実名で公表する方針だった。だが、府警関係者によると、お盆前の公表は避け、全員の葬儀が終わるのも待つよう警察庁が指示。府警は最後の葬儀が終わった後、改めて遺族に実名公表の方針を説明したうえで、取材に応じるかどうかの意向と合わせて報道機関に公表した。

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【毎日新聞 2019.8.27.】

京アニ代理人、25人公表・報道に「大変遺憾」 「一部ご遺族の意向に関わらず…」

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犠牲者35人の身元をめぐっては、8月2日に遺族の了承が得られたとして10人の身元を明らかにしていたが、残る25人については、府警は発表時期を慎重に検討していた。

対して京都府内の報道12社でつくる在洛新聞放送編集責任者会議は8月20日、事件発生から1か月以上たっても残りの25人の発表がなく、「事件の全体像が正確に伝わらない」と懸念を伝えた上で、「過去の事件に比べても極めて異例」として速やかな実名公表を求めていた。

こうしたマスコミの要請を受けてか、府警は27日に25人の実名を公表。メディアによって初報の書きぶりは分かれ、25人の情報(氏名、年齢、住所など)を載せるメディアと載せなかったメディアがあった。

京アニ代理人の桶田大介弁護士は同日、ツイッターで「弊社の度重なる要請及び一部ご遺族の意向に関わらず、本日被害者の実名が公表、一部報道されたことは大変遺憾です。弊社は、京都府警及び関連報道機関に対し、改めて故人及びご家族のプライバシーとご意向の尊重につき、お願い申し上げます」と要請。一方で、「公表に関わらず報道を控えていただいた報道機関のあること、認識しております。当該報道の関係者におかれましては、節度ある対応をいただいておりますことについて、感謝申し上げます」とも付言した。

【J-CASTニュース 2019.8.27.】

ネット上では、遺族や会社側の要望を振り切り、「全員実名公表」に踏み切った京都府警と、これを報じたマスコミに対する怒りの声が殺到!

出典:YouTube

多くの才能あふれるクリエイターの方々が犠牲になった「京アニ放火殺人事件」について、京都府警がこれまで伏せられていた25人の実名を公表しました。
早速、マスコミ各社も新たに判明した犠牲者について詳しい報道を行なっていますが、ネット上では、ご遺族や会社側の意向を振り切って公表に踏み切った警察と、これを報じているマスコミに対して、怒りの声が殺到している状況です。

最終的にはすべての犠牲者の実名が公表されることになったけど、そもそも、事件発生から40日も経過してからの公表は「異例中の異例」であり、遺族だけでなく、多くの一般の人々が「犠牲者名の非公表」を強く求めていたという事実だけを見ても、この事件の前例のない「特殊性」や、いかに社会的な大きな衝撃や影響を与えた事件なのかがよく分かるね。

マスコミの取材攻勢を避けたい遺族の意向や、多くの人々に大きな感動や精神的な拠り所を与えてきた京アニのアニメを深く愛する人々の切実な思いは、ボクも非常によく理解できる。
しかし、今回の事件について「非公表」の判断を下した場合、これまで数多くの様々な事故や事件で亡くなった犠牲者について、基本的に「実名報道」が徹底されてきた従来のケースとの整合性が取れなくなってしまう上に、事件の本質や内情をできるだけ「ありのまま」に伝えたうえで、多くの人々が「事件を生み出した背景」や「再発を防止していくにはどうすればいいのか」について深く考え、行政を巻き込んで議論していくことも、とても大事なことであると考えている。

京アニの放火殺人事件は、その犯行内容や犠牲者の数があまりにもセンセーショナルで、その分、多くの人々が受けた衝撃や悲しみが大きかったけど、世の中では、日々多くの凄惨な殺人事件が発生しており、その都度、深い悲しみにくれる遺族が存在し、マスコミが彼らを日々取材しては、その都度犠牲者が実名で報じられている実情がある。
そういう意味では、今回の京都府警の発表は、ある意味「やむ得ないものだった」のではと思うし、多くの国民があらゆる事件における犠牲者の実名報道をどうしても控えてほしいのであれば、政治に強く働きかけたうえで、法整備も含めたルール作りを促していくのがいいのではと思うよ。

本当に難しい問題ですね…。
マスメディアは、世の中で起こっているありとあらゆる事件や犯罪などに対して、実態をありのままに伝える使命がある一方で、それぞれのケースや事情によって、対応を恣意的に変えていってしまうことは本来あってはならないことです。
マスコミによる執拗な取材攻勢などのモラルの問題については、また別に問うていく必要があるかもしれませんが、マスコミがその対象によって、「忖度」したり「躊躇」したりすることのないよう、国民に向けて有益な情報を届け続けていくことに尽力してほしいと思っています。

特に、政権や巨大資本家など、「強いものに対する配慮や忖度」が近年ますますマスコミの間に蔓延してしまっているからね。
とにかく、ボクたち一般市民は、日々起こっている事件や事故について、物事の本質を見失わないように気をつけながら、マスコミが真に有益な報道を行なっていくよう、日ごろからチェックを欠かさないようにすることが大事なんじゃないかな。

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