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【さすが】「万引き家族」是枝裕和監督が、林文科相からの「招待」を断る意向!是枝監督「公権力とは潔く距離を保つ」

【さすが】「万引き家族」是枝裕和監督が、林文科相からの「招待」を断る意向!是枝監督「公権力とは潔く距離を保つ」

どんなにゅーす?

・是枝裕和監督の「万引き家族」がカンヌ国際映画祭で最高賞に輝いたことに対して、安倍総理が一切の祝意を出さないことに批判が集まっていた中で、林文科相が是枝監督を文科省に呼び、祝意を伝えたいと表明したことに対し、是枝監督が自身のHP上でこれを辞退する意向を発表した。

・是枝監督は、すでに自治体からの要請も断っていることを明らかにした上で、「映画がかつて『国益』や『国策』と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、公権力とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないか」と、HP上に自身の意向を掲載した。

<林文科相>カンヌ最高賞で祝意を 是枝監督は辞退表明

フランスで先月開かれた第71回カンヌ国際映画祭で、メガホンを取った「万引き家族」が最高賞「パルムドール」を受賞した是枝裕和監督に対し、林芳正文部科学相が文科省に招いて祝意を伝える考えを示したところ、是枝監督が自身のホームページ(HP)に「公権力とは潔く距離を保つ」と記して辞退を表明した。

林氏は7日の参院文教科学委員会で、立憲民主党の神本美恵子氏から「政府は是枝監督を祝福しないのか」と質問され、「パルムドールを受賞したことは誠に喜ばしく誇らしい。(文科省に)来てもらえるか分からないが、是枝監督への呼びかけを私からしたい」と述べた。今回の受賞を巡っては、仏紙「フィガロ」が安倍晋三首相から祝意が伝えられないことを「是枝監督が政治を批判してきたからだ」と報じていた。

答弁を受け、是枝監督は同日、HPに「『祝意』に関して」と題した文章を掲載。今回の受賞を顕彰したいという自治体などからの申し出を全て断っていると明かした上で「映画がかつて『国益』や『国策』と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、公権力とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないか」とつづった。【伊澤拓也】

【Yahoo!ニュース(毎日新聞) 2018.6.8.】

野党議員に突っ込まれたことで林文科相が是枝監督への「お祝いの意向」を表明するも、是枝監督は”当然のごとく”これをきっぱり断る!

出典:kore-eda.com

「万引き家族」の是枝裕和監督が、林文科相からの「お祝いのお誘い」を断る意向を表明しました。
こうした、権力と明確な距離を保つことで「表現の自由」を追求し続けようとする是枝監督の姿勢に、ネット上では多くの称賛の声が相次いでいます。

これは、近代的な民主主義国家に生きる表現者の対応としてはごく当たり前のことで、そういう意味では、是枝監督の対応は特段スゴイというものではないんだけど…しかしながら、こうした「表現者としての当たり前の矜持」すら守ることが出来ないクリエイターがこの国では溢れかえってしまっている中、彼のこの毅然とした姿勢はとりわけ鮮烈かつ、一段と光っているように見えるね。

彼がことさらに危惧しているように、音楽や文学、絵画や映画など、あらゆる表現者が時の権力者と結びつき、お金や利権などを受けるようになってしまった時点で、「表現の自由」は大きく脅かされ、いずれは権力の思惑や意向に沿うような「プロパガンダ作品」を量産するようになってしまうのは、歴史が証明していることだ。
うちのような「情報ウェブサイト」においても全く同じことが言えるけど、芸術やエンタメ、情報ビジネスなど、「表現」の要素が含まれたあらゆるコンテンツにおいて、「権力とどのように向き合っていくのか」というのは永遠のテーマであり、「真に民衆にとって有益なコンテンツ」「表現者が世界中の人々に真に伝えたいメッセージ」などを追求していく上で、より深く慎重に考えていかなければいけないものだ。

見たところ、日本の表現者の人々は、安易にかつ無防備に権力と接触しては、目先の権益に囚われて「クリエイターとして(人としても)最も大切なもの」を見失ってしまっているケースが多く見られるように感じるし、そういう意味でも、是枝監督の毅然とした対応は、多くの人にとっても多分に見習うべきものがあるね。

そもそも、是枝監督のことを安倍総理があからさまに嫌っているのが丸分かりな中で、野党議員に促されてようやく祝意を伝えようとしている時点で、極めて礼節を欠いた(相手を舐めきった)対応と言わざるを得ません。
まともな感覚を持っていれば、誰もがこのような非礼な対応に拒否感を示すでしょうし、相変わらず、安倍政権による国民蔑視の姿勢が際立っていますね

これまでも、安倍シンパのネット親衛隊がよってたかって是枝監督を中傷しまくってきたし、これも「安倍官邸が指示していたのでは?」と疑いたくなるくらいだからね。
いずれにしても、是枝監督の映画に対する情熱や表現者としての哲学には深く共感させられるし、ボクも彼の頑張りに刺激を受けつつも、今後も99%の一般市民の側に立った視点を忘れずに、権力の腐敗を厳しく追及し続けていこうと思うよ

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