■ゆるねとにゅーすからのお知らせはこちら■

【池袋暴走】ようやく読売新聞が「飯塚幸三容疑者」と表記!ネット「やっと踏み込んだ」「何で急に変わったの?」

【池袋暴走】ようやく読売新聞が「飯塚幸三容疑者」と表記!ネット「やっと踏み込んだ」「何で急に変わったの?」

どんなにゅーす?

・東京・池袋で12人が死傷した暴走事故を引き起こした、元高級官僚で勲章受章者の飯塚幸三が退院した中、読売新聞が大手マスコミとしては初めて「容疑者」との表記を付けて報じた

・ネットでは、飯塚容疑者が退院してもなお、警察が逮捕する様子が見られないことに怒りの声が噴出。マスコミが「元院長」「元職員」などの肩書きで報じ続けていることにも疑問の声が相次いでいる。

池袋暴走、小声で「誠に申し訳ない」…両手でつえ

東京・池袋で12人が死傷した高齢ドライバーによる暴走事故で、車を運転していた旧通産省工業技術院の元院長・飯塚幸三容疑者(87)が18日、東京都内の病院を退院し、警視庁から任意で事情聴取を受けた。警視庁は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)容疑での立件に向け、捜査を進めている。

~省略~

飯塚容疑者は1年以上前から足を悪くし、つえを使うこともあったという。この日の聴取を終えた飯塚容疑者は午後3時半頃、両手でつえをつきながら、たどたどしい足取りで署から出た。報道陣に消え入るような小声で「誠に申し訳ございません」と述べ、タクシーに乗り込んだ。

車体検査では飯塚容疑者の車に異常はなく、警視庁は、動転してアクセルを踏み続けたのが事故原因とみて調べている。

【Yahoo!ニュース(読売新聞) 2019.5.19.】

いまだに横並びで「元院長」「元職員」などと報じる中、読売新聞が初めて「容疑者」と報じる!

出典:YouTube

事故を引き起こした当事者が先日に退院したことで、再び大きな反響が起こっている「池袋暴走死傷事故」ですが、読売新聞が大手マスコミとしてははじめて「飯塚幸三容疑者」と表記し、ネット上で驚きの声が上がっています。
少し前には、「容疑者と報じない理由」として「逮捕や書類送検されていないから」などと説明していた同紙ですが、どうやら、読者からの強い疑問の声を受けて、「異例の対応」に踏み切ったようですね。

上のツイートで、読売新聞から直接問い合わせの返答をもらった人の話を紹介させてもらったけど、それによると、「今回の事故の重大性・社会的関心・被疑者の社会的地位などを総合的に考えて判断」したとのことだ。
ボク自身も、「逮捕や指名手配、書類送検の有無」によって、「容疑者」との呼称を付けつつ実名報道するようなコンセプトに対しては強い疑問を感じるし、これまでの報道スタイルを”機械的”に踏襲すると、今回の事故についてはどうしても大きなギャップが生じてしまう。

総合的に勘案すれば、(これまでの報道コンセプトに近づけるなら)今回の事故は「容疑者」と報じるのが妥当かと思うし、その他のマスコミも今回の読売の動きに追随すべきなんじゃないかな?

しかし、ちょっと細かいことを言うようだけど、読売新聞は、これまでは「犯罪者との印象を避けるため(人権保護のため)に容疑者という表記を付けている」って説明していたけど、今回の対応やその理由を見る限り、前の記事の主張とちょっと矛盾している部分があるような気がするのはボクだけかな?

容疑者でなく元院長、加害者の呼び方決めた理由

~省略~

最も多かったのはこうしたご質問でした。「2人も殺しているのだから容疑者ではないか」「(加害者が)入院して逮捕されていないからといって、この人がやったことに間違いないではないか」。このような内容です。

ちょっと回り道をしますが、読売新聞に「容疑者」が登場したのは30年前です。それまでは逮捕された人(法律用語では被疑者といいます)は呼び捨て、刑事裁判中の人には「被告」を付けていました。

1989年12月1日の読売新聞は<呼び捨てをやめます>と宣言し、容疑者を使い始めました。<刑事裁判の被告人に「被告」を付けながら、捜査中の被疑者を呼び捨てにすることには矛盾もある>。つまり、容疑者の使用は、(1)「逮捕された人=犯罪者」という印象を与えるのを防いで人権を尊重すること、(2)加害者の刑事手続き上の立場をはっきりさせること、を出発点としました。

~省略~

今回の事故でいえば、元院長が事故を起こしたのは事実でしょう。でも、逮捕や書類送検はされていません。事故後、元院長は入院したため警察はきちんと説明を聞くこともできなかったようです。

つまり、「容疑者」の法的立場にはまだないこと、本人の正式な弁解もなく容疑の内容をきちんと提示できるには至っていないこと、これらが容疑者を使用しない理由でした。

~省略~

【読売新聞 2019.5.10.】

つまり、読売新聞自体が、結局は「容疑者」という言葉そのものが「犯罪者のイメージ」が世間的に定着していることを認めたということでしょうか…。
今回の対応を見ましても、ますますマスコミの報道コンセプトやルール自体が曖昧であることが浮かび上がってきますし、今回の件に限らず、あらゆる事故や事件に対する報道の仕方そのものについて、根本的に問うていく必要があるのではないでしょうか?

そうだね。
ちなみに読売新聞は、元TOKIOの山口達也氏が強制わいせつ容疑で書類送検された際にも、(多くのマスコミが「山口メンバー」と報じていた中)山口達也容疑者と報じていたことがあり、以前にも多くのマスコミと異なる対応をしていたことがあったことを付け加えておこう。

================

この記事が「良かった」「共感した」「参考になった」「役に立った」と思ったら、カンパ(ご支援)いただけますと嬉しいです!

(new)クリエイター支援サイト「Ci-en」を通じた支援(クレジット・銀行振込・電子マネー等多くの支払い方法に対応)

100円~50,000円まで、自由に金額を設定しチップを贈ることが出来ます。(Ci-enを通じた詳しい支援の仕方はこちら

↓「Ci-en」を通じた当サイトへのご支援はこちらから↓



「note」を通じての支援(ゆるねとにゅーすイメージソングの購入…価格500円・税込・クレジットまたはモバイル決済)

楽曲の購入とは別に、クリエイターサポート機能を利用することで、100円~10万円までご支援いただけます。
楽曲を購入せずに、サポートのみ(100円~10万円)を行なうことも可能です。
サポート機能について詳しくはこちら




月額ウェブマガジン「ゆるねとパートナーズ」のご購読(クレジット決済または銀行自動引き落とし)



およそ3日に一度配信(月10回)されるウェブマガジン「ゆるねと通信」や、管理人やキャラクターによる動画配信、不定期配信の会員限定記事などをお届けいたします。
金額は月500円~ご自由にお選びいただけます。
決済方法は、PayPalによるクレジット決済または銀行の自動引き落としです。

詳しくは「ゆるねとパートナーズ」のウェブサイトをご覧くださいませ。

サイトの存続と安定的な運営のために、ご支援をよろしくお願いいたします。

日本のにゅーすカテゴリの最新記事