どんなにゅーす?
・強い毒を持つことで知られる外来種のヒアリが兵庫・大阪・愛知・東京に加えて、神奈川県の横浜・本牧埠頭でも発見。サナギや幼虫なども含めて700匹以上が発見・駆除されたという。
・ヒアリが完全に国内で繁殖が行なわれている可能性が高まったのを認めた上で、国側は数十万個単位の毒エサの設置を決めるも、専門家から「在来種のアリまでも死滅させる恐れがあり、逆効果」との指摘を受け、対策の変更を検討しているという。
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ヒアリ横浜港で発見 国内初地面で繁殖確認
環境省が14日、東京の青海埠頭と横浜港を調査したところ、横浜港の本牧ふ頭からヒアリが確認された。コンテナ置き場の地面に敷き詰められたアスファルトの割れ目に巣を作っていて、成虫500匹以上の他、幼虫100匹以上、さなぎ100匹以上の、計700匹以上が見つかっている。
ヒアリは直ちに殺虫剤で駆除したが、環境省では、巣の奥の地中に卵を産んだ女王アリを含め、まだヒアリが残っている可能性があるとみている。そのため、周囲に殺虫剤や罠を設置し、今後、発見場所の周囲2キロまで調査範囲を広げて、ヒアリが拡散していないか監視を続けるとしている。
ヒアリ対策で毒餌、68港に数十万個 環境省が設置
各地で発見が相次ぐ南米原産の強毒アリ「ヒアリ」対策について、環境省や国土交通省などは11日、会議を開き、生息している中国やオーストラリアなどから定期的にコンテナ船が到着する全国の68港に、計数万~数十万個の毒入りの餌を設置することを決めた。
これまで東京、名古屋、大阪、神戸の各港で発見され、輸入コンテナに付着する形で侵入したとみられている。環境省は毒入りの餌を7月中に各港の港湾管理者に配布する。1港当たり千個以上となる予定。
ヒアリ「毒エサ設置は逆効果」対策変更へ
環境省や国交省などは11日、ヒアリの水際対策として、わなに加え、毒入りのエサを全国68の港に設置することを決めた。しかしその後、専門家から「ヒアリではない在来種のアリも死滅し逆効果」などとする意見が、環境省に寄せられたという。
国立環境研究所・五箇公一室長「日本の生態系そのものを弱くしてしまって、かえってヒアリを入りやすくしてしまう」
このため、環境省は対策の変更を検討していて、わなの設置を中心とし、ヒアリが確認された港でのみ毒入りのエサも併用することを視野に関係省庁と調整しているという。
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最初の決定の時は専門家居なかったの(´・ω・`)?
ヒアリ「毒エサ設置は逆効果」対策変更へ(日本テレビ系(NNN)) – Y!ニュース https://t.co/khjeZPlZs4 #Yahooニュースアプリ— 歌うコンシェルジュ (@utauconcierge) 2017年7月13日
毒には毒を…#ヒアリ 対策で毒餌、68港に数十万個 環境省が設置https://t.co/3iahHN3bmy pic.twitter.com/bJyTS34Dwm
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年7月11日
https://t.co/mAFnIMoqud これは適切な判断だと思う。ただ、「生態系」というのは人間の思い通りにはならない。難しい所。生態系を変えたくなければ人の物流を止めるしかない。あちらを立てればこちらが立たず…。克服する高度な技術があれば別だが…。
— 山崎弘樹 H.Yamazaki (@puremalt2010) 2017年7月13日
ヒアリ「毒エサ設置は逆効果」対策変更へhttps://t.co/iL9t1fEjFy
まともな学者もいて良かったよ
在来種が防衛ラインでヒアリと戦ってくれてるのに、全滅させたらそこにあっさりヒアリが入り込んで繁殖、増殖するだけ— けんたん (^ω^)ペロペロ (@zz99911) 2017年7月13日
沖縄県ヒアリ対策マニュアルのサイトです.数年前から,沖縄科学技術大学のアリ専門家が沖縄県と,台湾の事例に学んで,対策マニュアル策定を行ってきました.日本のヒアリ対策第一人者の一人といえるでしょう.私も色々,教えてもらっています https://t.co/PkAQkQpTNg
— Yoshiaki Hashimoto (@Anthunter1212) 2017年7月10日
#ヒアリ の駆除対策で環境省は、68港に一律に毒餌を置く方針を撤回することを明らかにしました。「在来種も死に、ヒアリの侵入を加速させる恐れがある」との専門家の指摘を受けたためです。https://t.co/zoyL3h3nww
— 毎日新聞 (@mainichi) 2017年7月14日
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つ、ついにヒアリさんが、横浜港でも大量に見つかってしまいましたねぇ…。
結構ニュースでも盛んに取り上げられていて、国民の皆さんもにわかにざわつき始めた感じですぅ。
やっぱり、この前兵庫で見つかったずっと前から、知らないうちにすでに日本にヒアリしゃんが侵入してて、日本でこっそり繁殖しちゃってたんだにゃ!
こういうニュースを聞くと、初めて国内で見つかった当初に、「国内に定着し、繁殖している可能性は低い」なんて言ってた行政が、いかにいい加減で安易に鵜呑みにしてはならないか、改めて痛感させられるね。
何だか急に、日本政府がやたらと奮いだして、数十万個の毒エサをあちこちの港に設置することを打ち出したみたいだけど、これに対して専門家が「在来種のアリをも大量に死滅させてしまうことに繋がり、逆効果だ」と警鐘を発したことで、これはひとまず思いとどまったらしい。
(この件について、「毒には毒を」と唱えている産経の公式ツイッターが、いかにも産経クオリティ…いう感じ^^;)
どうやらちまたでも、アリ駆除の殺虫剤がにわかにかなり売れているみたいで、ここぞとばかりに殺虫剤業界が鼻息を荒くしているみたいだけど、この変なブームが、在来種のアリたちがとばっちりを受けるような格好にならないといいんだけどね…。
な、なるほどですぅ…。
日本政府もいきなり大量の毒エサ作戦に走りかけましたけど…こういうのは、もっととってもデリケートで、単純なものではないんですねぇ。
もともと日本に住んでたアリしゃんまでもが根こそぎ殺されちゃうのは絶対ダメなことにゃし、もっと生き物の世界は、人が思っている以上に、繊細で複雑なものなんだにゃ…!
前にも詳しく書いたけど、日ごろからグローバル単位でひっきりなしに人や物の移動が激しく行なわれている現代において、このような外来生物や植物、ウィルス・細菌などの問題は、必然的につきまとってきてしまうものだ。
こういう点において、今まで日本はあまりにも対応や認識が甘く、ずさんだったと言わざるを得ないと思うし、今回の対応を見ても、あまりに安直な考えで、多角的な視点をまったく持っていないように感じてしまう。
とにかく、ここまでヒアリが日本で繁殖している実態が分かった以上、この現実をまず認識した上で、焦らず地に足の着いた対処を行なうことと、信頼できる生物学者などの複数の専門家の意見を参考にして、現時点で最もベターな対処を行なうことで、出来る限り生態系を壊すことないような方法で、対策とさらなる詳細な調査を進めていくことが重要なんじゃないかな。
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