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世界的な打楽器奏者、ラティール・シーさんが東京五輪開会式での不当な契約解除を告発!「『なぜアフリカ人が出てるんだ?と思われるから』との理由でキャンセルされた」!

世界的な打楽器奏者、ラティール・シーさんが東京五輪開会式での不当な契約解除を告発!「『なぜアフリカ人が出てるんだ?と思われるから』との理由でキャンセルされた」!

どんなにゅーす?

・東京五輪製作関係者による不祥事や問題が続く中、世界的な打楽器奏者ラティール・シーさんが、組織委から不当な契約解除を言い渡されたことを告発。大きな波紋を呼んでいる。

・シーさんによると、2020年12月に広告代理店を通じて出演オファーがあり、「日誌をつけること、他の仕事を断ること、毎日の体温を記録すること」などの詳細な条件で契約を結ぶも、4月末に始まる予定だったリハーサルは延期になり、「出演がキャンセルになった」と連絡が入ったという。

・シーさんが理由を聞くと、広告代理店を通じて「なぜアフリカ人がショーに出てるんだ?と思われる」「なぜここにアフリカ人が?となれば、他の国籍も入れないといけないという話になる」との理由で組織委が出演をNGにしたことを告げられたという。

・シーさんは、国内メディアに加え、海外の主要メディアでもこの件を告発。組織委は一部メディアの報道に対して、「ミュージシャンの主張は、全く事実と異なる。多数のミュージシャンが参加する音楽パートを企画していたが、感染症対策や予算上の制約から断念し、当該パートの企画自体が変更となったため」などと事実関係を否定している。

組織委の露骨な人種差別を告発!アフリカ系パフォーマーが開会式出演を排除されていた

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〈オープニングセレモニーに出演しなくて本当によかった〉

〈人権や多様性を尊重するはずのオリンピックなのに、5月になって突然、決まっていた出演に対しJOC(後に組織委と訂正)が一方的に私の出演をキャンセルした。理由は「なんでここにアフリカ人が?ってなる」だからだそうです。これって差別では?〉

組織委による人種差別をこう告発したのは、開会式でパフォーマンスを予定していたパーカッショニストのラティール・シーさんだ。ラティールさんはセネガル出身。アフリカの太鼓「ジェンベ」を用いた伝統音楽のプロミュージシャンで、2002年の日韓W杯、サッチャー英首相やミッテラン仏大統領の歓迎式典といった大舞台に立ってきた実力者だ。

日本でも、音楽番組への出演や企業CMのBGMを担当するなど幅広い活動で知られる。19年には天皇出席の「第3回野口英世アフリカ賞授賞式及び記念晩餐会」で、日本やアフリカの子どもたちと一緒に演奏を披露。四半世紀以上にわたって日本の音楽業界に貢献してきた。

そんな一流パフォーマーに組織委が突き付けたのは、あまりにも露骨な人種差別。ラティールさんはフェイスブックで〈未だに日本の社会は「見た目が日本人であること」が重要ってこと?オリンピックの精神である多様性を尊重って、一体どこが??>と指摘した。

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日刊ゲンダイが改めて話を聞くと、「話が大きくなり、予想外の展開にショックで複雑な気持ち」としつつ、やり切れなさをこう明かした。

「自分が立つはずだった出番にはタップダンサー熊谷和徳が」

「セレモニー(開会式)を拝見しましたが、『多様性を表現しています』という表現の舞台で、世界的なタップダンサー熊谷(和徳)と紹介されたダンスのところに、本来であれば舞台に立つ予定でした。何が多様性なのか、シラけてしまいました。組織委には、五輪精神の多様性の真の意味を理解していただきたいですし、国際的な感覚として非常に受け入れがたい今回の対応に、子どもたちの未来のためには、より良い社会になってほしいので、社会全体で考えていく機会になればと願っています」

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【日刊ゲンダイ 2021.7.24.】

五輪開会式、出演消えたアフリカ人アーティスト 「人種が理由としか…」消えない疑問

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ラティールさん側によると、開会式出演のオファーがあったのは昨年12月中旬。広告会社が、マネジメント会社を通じて打診してきた。

広告会社からは、ラティールさんのほか、セネガル人の弦楽器奏者と日本人のタップダンサーがメインで出演すると説明があり、引き受けることにした。

ラティールさんは歌唱と打楽器を担当。オンラインで打ち合わせを重ね、4月22日には開会式出演の取り決めなどに同意する書類にもサインした。

4月末に始まるリハーサルの日程も説明されていたという。だが、リハーサルは予定通り始まらず、延期になった。

当初は、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の影響だと伝えられたが、5月上旬になってマネジメント会社に問い合わせたところ、「出演がキャンセルになった」と電話で告げられた。

突然のキャンセルに納得できず、広告会社の担当者に理由を尋ねると、次のような趣旨の説明があったという。

「開会式の内容を確認した大会組織委側が、『なぜここにアフリカ人が?となる。そしたら他の国籍も入れないといけないという話になる』と指摘した。そしてラティールさんらセネガル人2人の出演をキャンセルするよう求めてきた」

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ラティールさんは今回の経緯を明らかにすることを決断。23日、Facebookに公開した。開閉式をめぐって作曲担当やディレクターの辞任・退任が相次いでいることを受け、「せめて自分の残念な思いを知ってもらえれば」と考えたからだ。

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大会組織委戦略広報課から24日午後、回答があった。以下に追記する。

ミュージシャンの主張は、全く事実と異なる。多数のミュージシャンが参加する音楽パートを企画していたが、感染症対策や予算上の制約から断念し、当該パートの企画自体が変更となったため、このミュージシャンを含むパートに参加予定の方々には出演をお断りすることになったもの。

【GLOBE 2021.7.23.】

「なぜアフリカ人がショーに出てるんだ?と思われる」との理由で組織委から出演NGに!?組織委は事実関係を否定も(これまでの所業の数々から)疑いの声が噴出!

出典:Wikipedia

またしても、こんな「酷い話」が表に出てまいりました。
大まかに状況をまとめると、広告代理店がラティール・シーさんに出演をオファーしそのまま契約に至ったものの、その後に「なぜアフリカ人が出ているんだ?と思われるから」との理由で、組織委によって出演をNGにされてしまったということになりますね。

ネット上では彼の告発に疑いの声を上げている人もいるけど、ラティール・シーさんは、これまでも、世界的なスポーツ大会や海外の要人の歓迎式典でも演奏を行なってきた、多くの実績を持つトッププロミュージシャンだし、そんな彼が単に「話題性」や「勘違い」でこのような声を上げているとは考えづらいのではと思うけどね。
組織委側は、ラティール・シーさんの告発に対して、「事実と全く異なる」と否定しているようだけど、残念ながら、これまでの悪行や醜態の数々をみても、むしろ組織委に対する信頼感の方が完全に失墜してしまっているのが現状だ。

なんせ、特定の女性の容姿をバカにした「オリンピッグ」の醜悪演出を提案した佐々木宏氏に、女性蔑視の発言で辞任に追い込まれた森喜朗前会長、凶悪犯罪レベルの障害者虐待を繰り返してきた小山田圭吾氏、そして、「LGBTは生産性がない」のとの思想に大きく賛同していたすぎやまこういち氏などなどここまで、優生思想や差別を肯定する人間に埋め尽くされている組織なのだから、「アフリカ人なので出演は相応しくない」との理由でNGになったというシーさんの説明は全く自然で、多くの人が「なるほど」と腑に落ちるものなのではないかな。

いずれにしても、制作側が出演者をことごとく軽視していることには間違いないですし、初めから「コロナ感染対策を行なう前提」でオファーと契約がなされていた中で、「感染症対策や予算上の制約から断念し、当該パートの企画自体が変更となった」との組織委の説明も今一つしっくりこないのが実際のところです。

制作者レベルでは、シーさんら外国人のミュージシャンを多数起用してパフォーマンスを行なう案が具現化されていたものの、これをチェックした「上の人間」から「何でアフリカ人がいるんだ?」みたいなケチが付いておじゃんになった可能性もあるかもしれないね。

どちらにしても、運営側からオファーをして(おまけに様々な細かな制約まで要求した上で)契約したのであれば、途中でキャンセルになった際には(後々トラブルにならないように)丁寧に説明し、相手に極力配慮した真摯な対応を行なうのが当たり前の話だし、電通や組織委は、何から何までがあまりに非常識で粗悪な体質としか言いようがないね。

元々いたスタッフが(安倍&森お気に入りの)佐々木氏の横暴によって嫌がらせを受け排除されてしまった話も信じがたいような酷さですし、今回のシーさんによる告発も、この先海外で大きく報じられては、東京五輪の本質を世界により強く印象付けることになりそうです。

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