どんなにゅーす?
・その”正体”について常に議論されてきたツイッターアカウント「DAPPI(@take_off_dress)」について、安倍政権の関係者なのではとの疑いが多く上がっている。
・「DAPPI」について、すでに会社組織で運営されている可能性が濃厚になっていた中、「2015年2月25日に安倍総理と加計理事長が面談した」と記された文書が愛媛県から出された際、即座に大手各紙の首相動静の当時の紙面をアップ。これをきっかけに「愛媛県の文書は捏造された可能性が大きい」との論調を唱えるツイートが多数出現し、愛媛県や野党叩きの声が広がった。
・しかし、「DAPPI」がアップした紙面の中には、一般人は入手できない産経新聞の原紙も含まれていたことから、産経新聞や政権関係者である疑いが浮上。安倍政権が主導して行なわれている悪質なネット工作の一端が徐々に浮かび上がっている。
|
|
政権を庇い野党を叩き続ける「DAPPI(@take_off_dress)」、政党関係者らによる運営が濃厚に
◆首相を庇うため「3年前の新聞記事比較」をアップ
まず見てもらいたいのが、本日朝9時50分付けで投稿されたDAPPIのツイート。「加計学園の獣医学部新設の計画について初めて知ったのは2017年1月20日」という今までの首相の答弁を覆す「加計学園理事長が2015年2月25日に首相と面談し、獣医学部の構想を説明した」と記された文書を昨日愛媛県が提出したことを受けたもの。
3年前の新聞各紙に掲載された首相動静を比較し、そのような面会はなかったと否定していますが、首相動静に名前が出ないのはよくあることと、首相自らが答弁してしまっているため、残念ながら意味をなしません。
DAPPIがアップした画像。朝日新聞のスクープをはじめ、マスメディアの報道をあれだけ否定していたにもかかわらず、都合のいい時だけ根拠に使うのも不思議な気がしますが、確実に紙面を撮影したものです。
◆「どうやって3年前の新聞記事を集めたのか」が話題に
しかしここで問題となったのが、「どうやってDAPPIは3年前の新聞記事を集めて朝イチでアップできたのか」という点。愛媛県の文書に関する報道は昨日の夕方ごろ行われたため、「図書館で集めてきた」という言い訳もできなくはないものの、残念ながら産経新聞には縮刷版がありません。そんな疑問に政治ジャーナリスト・安積明子さんが出した答えが「国会図書館分館を使えばたやすい」というもの。
国会議事堂の中には国会議員のほか、議員秘書、政党職員、国会職員、国会担当の行政省庁職員などが利用できる国立国会図書館分館があります。
~省略~
ちなみに国会図書館分館は一般人が利用できない施設。個人で新聞6紙を取って3年分以上保管というのも資金・保管スペース的に考えづらいため、必然的にDAPPIの運営陣には国会図書館分館にアクセスできる国会議員や政党の関係者がいることになるわけです。
↓問題のDAPPIのツイートとプロフィール。
マスコミと野党が2015年2月25日に安倍総理が加計理事長が面談したというメモが出たと騒いでますが、当時の新聞を引っ張り出してみたところ朝日・毎日・産経・読売・日経・東京に掲載された首相動静にはそのような面会があったことはどの新聞社も報じてません。 pic.twitter.com/fAvbQRTGy0
— DAPPI (@take_off_dress) 2018年5月22日
|
|
図書館開館を待って保存紙ないし縮刷版を全紙複写し、午前9時台にアップするのは難しいように思える(館内での無断撮影はご法度だし)。そもそも産経は縮刷版がない。どうやって集めたのか https://t.co/lIy8fuYWJ4
— 江戸西 (@edonowest) 2018年5月22日
朝9時50分にこれだけの新聞画像用意して投稿できるってかなりすごいことですよね。しかも、デジタル版じゃなく紙の現物か縮刷版の写真を撮ってる。9時開館の図書館では間に合わないと思います。これだけの資料を常備して早朝から閲覧して作業できるといえば、新聞社か党本部か? https://t.co/zvJPuOC1Sf
— 香山リカ (@rkayama) 2018年5月22日
縮刷版のない産経を原紙でもっているということは、党本部、新聞社の可能性が高いですよね。
DAPPIの正体は、結構、産経新聞そのものかもしれませんよ。— 渡辺@潜伏中 (@oredayo8) 2018年5月22日
よく見ると、産経と毎日以外は文字が波打っているのが見えるので、少なくとも4紙はほぼ間違いなく原紙ですね。
— 地方の会計屋【mstdn始めました】 (@Meisou_AK) 2018年5月22日
産経はマイクロフィッシュかマイクロフィルムから複写するという手もあるようですが…
— とてくのん☆ (@Toteknon) 2018年5月22日
産経関係者なら、縮刷版のない産経新聞のバックナンバーにアクセスできるかな?
— ネコマルくん (@rxxXoJEnqzBGGOS) 2018年5月22日
国会図書館分館(院内)を使えばたやすい
— 会館の美女★フリーランスのあづみです (@main_streamz) 2018年5月22日
つまりDAPPI さんは国会議事堂内に生息している可能性が濃厚…と。
— シゲ⇔ゆめロラを原点と定める (@shigeKasai) 2018年5月22日
DAPPIなるアカウントが本当に政府関係者が運営しているなら、ぞっとする。
政府は陰で世論操作をしようとしている、と言うことだし、権力者が何を意図してしているのか?
いい悪い、どちらの方向に持っていくことになるかは知らんが、権力者が陰で世論操作しようとしていることを恐ろしく感じる。— ドロンパすたいる@たろすけ〜上海在住 (@tarosuke_p) 2018年5月26日
|
|
以前から「会社・組織運営」の疑いが濃厚だったDAPPI、安倍政権関係者ないしは政権に直結したマスコミ(産経)関係者の疑惑が高まる!
新聞縮刷版(しんぶんしゅくさつばん)は主要新聞(産経新聞以外の全国紙・ブロック紙・地方紙)の紙面の原版のサイズを縮小して全ページを掲載する書籍やマイクロフィルム、CD-ROM、DVDの出版物のことをいう。
一般に新聞縮刷版は毎月1回発行され、主として図書館等で閲覧することを目的に発行されている。書籍では紙面をA4サイズに縮小コピーし、それを毎月1か月分まとめて掲載している。発行する新聞社や当日の紙面内容によってページ数は流動的である(記事が多ければ限界まで増えるし、そうでなければ全面広告面や企画広告面を含めても最低限に留まる)が、朝刊32ページ、夕刊16ページ、月31日とすれば実に1488ページ(辞典1冊分)に及ぶ。また全国紙のそれは東京本社発行最終版を収録しているのが通例となっており、地方版・テレビ番組欄も東京都心23区の版が掲載される。
以前からいろいろ言われてきたDAPPIさんだけど、いよいよ、一般人ではないことがほぼ確実になった状況ね。
そして、会社組織どころか、安倍政権の関係者である可能性も取り沙汰されているみたいね。
ご覧のように、産経新聞の縮刷版(データ版)は一般人は入手できない状況であり、産経新聞の関係者か、産経新聞と「特別な繋がり」を持つ関係者でないとアップすることが出来ない状況だ。
そのような状況の中で、DAPPIはここまで迅速に2015年2月25日の各新聞の首相動静を用意。手際よくネットにアップした上で、「愛媛県の文書は捏造の可能性が大」との論調をリードし、これを数多くの安倍礼賛アカウントがリツイートすることで、あっというまにツイッター全体に「愛媛県の文書は捏造だ!」との論調が広がる事態となった。
このように考えると、DAPPIは、安倍政権礼賛のネット工作の”総本山”のような存在といえ、このアカウントのツイート内容を元に、数多くの”末端工作員”が「指令通り」の内容を投稿するといった「工作パターン」が出来上がっている感じがする。
うちのサイトでも、安倍政権を支援している勢力によるネット工作活動について、その一端を紹介しながら様々な可能性を踏まえて推論を行なってきたけど、いよいよその内情が表に出てきた感じね。
これらを主導している”大元”は北村滋情報官の内閣情報調査室かしら?
北村情報官率いる内閣情報調査室(内調)といえば、安倍政権に真っ向から立ち向かった前川前文科次官の身辺調査を行なったことで、読売新聞にでっち上げの「出会い系バースクープ」を報じさせた大元としても指摘されている上に、伊藤詩織さんに対するセカンドレイプを促す悪質なデマ情報をネット上に流したことも過去に紹介した。
以前から、政権に邪魔な人間に関するスキャンダルを(デマも含めて)多数流布してきたことが言われているし、これらの情報を踏まえても、内調がこのようなネット工作に大きく関与している可能性は十分にあるだろう。
しかも、この前にNHKスペシャルで日本の秘密諜報組織「DFS」が内調と密接に繋がっていることが報じられたし、北村情報官が日本国内のネット監視を強化する一環で、アメリカのNSAを秘密裏に訪問したことも伝えられていたわよね。
どちらにしても、今までも安倍政権をアクロバティックに礼賛する一方で、悪質なデマも含めて野党を貶めてきたDAPPIは、明らかに一般人ではなく、安倍政権と何らかの関係を持つアカウントとみるのが良さそうだわ。
DAPPIそのものが安倍政権関係者か、あるいは、安倍政権から(多額の報酬とともに)様々な内部情報やデータを受け取り、ネット工作を委託されて運営されている会社組織なのか、そのどちらかというところだろうか。
いずれにしろ、ネット上の安倍シンパの動きを観察していても、ある話題に関して「本体」から大まかな指示が出されることで、”右に倣え”で一斉に同じような論調のツイートを発信しているような動きが見られるし、安倍政権が(かなりの額の税金を投じて)国民騙しの世論操作を伴うネット工作を大々的に行なっているとみるのが良さそうだ。
分かっているだけでも、自民党ネットサポーターズクラブや日本青年会議所、そして日本会議系の宗教組織の信者たちに、民間のネット工作企業など、かなり多くの末端組織が安倍礼賛のコメントを日夜量産している様子だし、その中でもDAPPIはかなりの影響力を持った工作組織とみるのが良さそうね。
DAPPIそのものが内調などと繋がっている可能性もあるかもしれないし、以前と比べてだいぶ見えてきたとはいえ、まだまだ権力層が日夜行なっているネット工作は、深い闇に隠された部分が多そうだわ。
これら数々の(安倍政権と直に繋がる)「ネット工作組織群」が、まずは”安倍礼賛”のネット世論を人工的に作り出した上で、ここに、実際に安倍政権から恩恵を受けている資本家や大手企業、電力、ゼネコン、国家公務員などが同調し、さらに世論誘導に引っかかりやすい情報弱者の一般民(俗に言うネトウヨ)が加わっている…といったような感じなのかもしれない。
おおよそボクが推測していたとおりの状況だけど、一般の国民ももっと権力層による「ネット工作」の実態に意識を向けつつ、安易にネット上の「作られた世論」に流されないようにしたいものだ。
この記事が「良かった」「共感した」「参考になった」「役に立った」と思ったら、カンパ(ご支援)いただけますと嬉しいです!
●(new)クリエイター支援サイト「Ci-en」を通じた支援(クレジット・銀行振込・電子マネー等多くの支払い方法に対応)
100円~50,000円まで、自由に金額を設定しチップを贈ることが出来ます。(Ci-enを通じた詳しい支援の仕方はこちら)
↓「Ci-en」を通じた当サイトへのご支援はこちらから↓
●「note」を通じての支援(ゆるねとにゅーすイメージソングの購入…価格500円・税込・クレジットまたはモバイル決済)
楽曲の購入とは別に、クリエイターサポート機能を利用することで、100円~10万円までご支援いただけます。
楽曲を購入せずに、サポートのみ(100円~10万円)を行なうことも可能です。
(サポート機能について詳しくはこちら)
●月額ウェブマガジン「ゆるねとパートナーズ」のご購読(クレジット決済または銀行自動引き落とし)
およそ3日に一度配信(月10回)されるウェブマガジン「ゆるねと通信」や、管理人やキャラクターによる動画配信、不定期配信の会員限定記事などをお届けいたします。
金額は月500円~ご自由にお選びいただけます。
決済方法は、PayPalによるクレジット決済または銀行の自動引き落としです。
詳しくは「ゆるねとパートナーズ」のウェブサイトをご覧くださいませ。
|
|