【知性派】憲法学者の木村草太氏が正論!「共謀罪がなければ五輪が開けないのが本当なのなら、そもそも招致が出来ていなかったはず」

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どんなにゅーす?

・2017年6月10日のTBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」で、憲法学者の木村草太氏が、安倍政権が血眼になって進めている共謀罪について、鋭い指摘と批判を展開した。

・木村草太氏は、「共謀罪がないと東京五輪が開けない」と主張している安倍総理について、「大噓である」と指摘。「組織犯罪を取り締まるための国際条約である”TOC条約”に加盟していないと五輪が開けないというのなら、そもそもオリンピックが東京に決定することはなかったはず」と大きな矛盾を突き、安倍政権の数々の主張は「ほとんど誤報と言っていもいいレベル」と強く批判した。

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「共謀罪はテロ対策」の説明は誤報レベル! 憲法学者・木村草太さん

安倍政権は、「2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けたテロ対策として、組織犯罪を防ぐための枠組みである国際組織犯罪防止条約(TOC条約)を締結しなければならない。そのTOC条約に加盟するためには、テロの準備行為を処罰するための共謀罪が必要だ」と主張しています。だから共謀罪がなければ東京オリンピックは開催できないと言っているのですが、木村さんは「それは大ウソです」。

TOC条約に加盟していなければオリンピックが開催できないのなら、東京に招致できていないはずよね。それから、政府はTOC条約はテロ対策のための条約だと言っていますが、これはマフィア対策としてできたもの。だからTOC条約締結のためにテロ対策の共謀罪を作るという主張もおかしい。そもそも共謀罪を作らなくても、テロの準備行為を処罰する法律はすでにあるのです(例えば「公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金等の提供等の処罰に関する法律」。長い名称!)。こうしてみると、共謀罪はテロ対策のために必要だという政府の説明は、木村さんに言わせれば「ほとんど誤報というレベル」。

~省略~

でも木村さんの批判は安倍総理だけに当てはまるものではないでしょう。木村さんはこうおっしゃってます。「大事なことは日本国憲法の条文を読んだり、暗記したりすることよりも、憲法はこういうものではないかとか、日本はこういう国ではないかと考えること。憲法に書いてある自由や差別の禁止といったことを大切にする気持ちを持ち続けることの方がはるかに大事です」。

【TBSラジオ 2017.6.10.】

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今や数少ない貴重な知性派言論人、木村草太氏がまたしても安倍政権の詭弁とインチキを鋭く指摘!

出典:YouTube

安倍政権によって「反知性」の言論人が日本国内で跋扈している中、とても貴重な知性派言論人のお一人、憲法学者の木村草太さんが、またしてもとても鋭い指摘をされました。

いつもながら、若いながらも彼の博識さには驚かされるし、とても分かりやすい言葉を使って、憲法学者としての観点から見つめた安倍政権の大きな矛盾やウソを的確に突く様子は実に見事だね。
確かに木村草太氏の言う通りであり、共謀罪が採決出来なかった場合、「東京オリンピックが開けなくなる」なんていう脅し文句は「完全な大噓」なのは明白だし、「もしこれが事実であれば、東京五輪そのものを招致出来なかったはず」という木村氏の指摘も全くその通りだろう。
(さらには、国連関係者が共謀罪に強い懸念を示しているのも、木村氏の指摘をより補強しているといえる。)

相変わらず、安倍政権のウソやインチキを的確に指摘している言論人のツイッターアカウントにベッタリと張り付いて、日夜嫌がらせを繰り返している「反知性」の安倍サポーターによるネットコメントが目に付くけど…もはや本筋とは全然違う無意味な人格攻撃や誹謗中傷にまい進している始末だし、こういうのを見ても、いかに安倍政権そのものが「反知性」を無限に蔓延させている、日本社会にとって有害な連中なのかがとてもよく分かるね。

木村さんがおっしゃっている「憲法の中身を暗記することなどよりも、憲法に書いてある自由や差別の禁止といったことを大切にする気持ちを持ち続けることの方がはるかに大事」という言葉もとても印象的ですよね。

これも、彼の良心的な一面をよく表わしているコメントだといえるし、ボクもその通りだと思う。

もちろん、現行憲法の中身を知ることは大事だけど、もっとよく考えてみてほしいのは、「どういう環境下でこの憲法が作られたのか」などという”表面的な部分”よりも、「この憲法が存在していることによって、戦後の日本において、どのような状態がもたらされたのか」ということだ。

例えば、日本の周りの国々や同盟国をざっと見回しても、大戦後も数々の戦争を経験したり、厳しい国家統制の元に民衆が圧政に苦しめられてきた国の方がはるかに多いだろう。
しかし、そんな世界が激動の時代を歩んできた中において、日本は「奇跡的」とも言えるくらいに大戦後に一度も戦争が起こらなかったし、自衛隊を見ても、一人たりとも殺されたり、逆に殺してもいない「奇跡的な状況」を維持することが出来ている。
さらには、今現在でもボクたちは自由に物を言うことも(曲がりなりにも)できているし、しっかりと個人のプライバシーを維持した上で、多様性や個性を認めてもらうことも出来ている。

これは、やはり日本国憲法が存在し、これをしっかりと遵守してきた政治家が長年日本の政界で影響力を持ってきたからこそ、成しえたものであるのは間違いないだろう。
そういう意味では、かつての日本の政治を担ってきた自民党政権も高く評価できる部分があったし、日本国民の生命を最優先に守るために、ネオコン戦争屋に巨額のお金を支払わされたことについても、ある意味で仕方がない部分もあったと思っている。

かつての自民党政治家によるこういう対応も、当時の容赦なかったマスメディアには痛烈に叩かれたけど、それでもかつての自民党政治家は甘んじてメディアや世論の激しい批判を受けていたし、ましてや、決して現政権のようにマスメディアを露骨に脅したり嫌がらせをすることもなかったからね。

当時の自民党政権と比べても、今の安倍政権は同じ自民党といえども「全く異質なもの」に変貌してしまったし、ここまでありとあらゆるルールや道義を無視した「犯罪的な政権」はまさに前代未聞だろう。
すでにマスコミが激しく萎縮・腐敗してしまった時代しかよく知らない、今の若い世代の人たちにはあまり実感が湧かないかもしれないけど…かつての成長期にあった日本は、もっと頭のいい人しか政治家になれなかったし、最低限の良識と政治家としての矜持やプライドを持っていた人しか重要なポジションに就けなかったんだよ。

こうした部分は、当時のマスコミ関係者やさらには芸能人、ミュージシャンなどにも言えましたよね
私は当時のことはあまり知らない世代ですが、かつての新聞にはもっと容赦のない政権批判の記事が躍っていたみたいですし、お笑いや音楽においても、強い者や権力に抗い、積極的に社会の風刺や批判を行なうのがステータスだったように感じます。

ほんとに、今の芸能人を見ても、プライドもへったくれもなく、ただ自己保身のために強いものに媚を売ることに何の恥ずかしさも感じない人間が増えているし、どの分野においても、人としての最低限の矜持もプライドも、さらには良心や知性をも失ってしまった人が多いように感じるのは、とても残念だ。

その分、安倍政権の実に幼稚な詐欺の手口に引っ掛かる国民が増えているように感じるのも気になるし、日本社会全体が個性の減退(ロボット化)、感性や想像力、知性の劣化、そして、人としてのプライドや誇りを失いつつある人が増えている感じがするのがとても心配だね…。

そういう意味でも、木村草太氏のコメントは、穏やかな語り口の中で、最近の日本人が忘れかけていた色々な部分を気づかせてくれることが多いし、もっとこうした良識派&知性派の人たちが社会の先頭に立てるような方向に向かって欲しいと思うよ。

本当に、こういう批判や圧力を恐れずに意見を言うことが出来る、知性と教養のある人々こそが、本来であればもっとクローズアップされるべきなのですが、残念ながら最近のテレビそのものが「反知性の集合体」のようになってしまっていますからね…

「ミヤネ屋」や「ニュース女子」、「そこまで言って委員会」などが今後も目立つ場所に存在し続けるようであれば、残念ながら日本の未来は真っ暗だと言えるだろう。
そうならないためにも、もっとボクたちがコンテンツを能動的に取捨選択し、”反知性言論人&コンテンツ”をどんどん淘汰させていく必要がありそうだね。

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