朝日新聞の戦争体験者のエッセイが東京版と大阪版で異なっていると話題に!「共謀罪反対」の最後の5行が東京版では削除!

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どんなにゅーす?

・朝日新聞に掲載されている戦争体験者によるエッセイが、大阪版と東京版で異なっていることが話題になっている。

大阪版では全ての内容が掲載されていたものの、東京版では筆者による安保法や共謀罪に反対する意見が綴られた最後の5行が削除されており、「政権からの圧力や忖度があったのでは?」との疑いや推測の声が上がっている。

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↓大阪版の下記の内容に対して…

↓東京版では最後の5行が削除。

出典:Twitter(@asunokaori)
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(声)語りつぐ戦争 妹に薬飲ませ…失った記憶

2017年4月17日05時00分 朝日新聞

無職 村上敏明(京都府 82)

46年の春、旧満州(中国東北部)四平で、中国共産党軍と国民党軍は内戦中だった。父は徴兵されて音信不通。砲火の中、母子5人で暮らした。

7月、日本引き揚げが決まり、家に日本人会の男性数人が来た。1歳の妹について「長い旅に耐えられないから殺しなさい」と毒薬を渡された。母が抱き、小学6年の僕がスプーンでのませると死んだ。その後の幾つもの記憶を僕は失った。後年再会した同窓生によると、その日僕は泣きながら毒をのませた様子を話したらしい。

心身共に不調だった母が荷車に横たわっていたのは覚えている。弟2人と共に貨物列車に乗せた。引き揚げ船出発地の葫蘆(ころ)島に到着。処方された薬を母はのんでいたがある日、僕は別の粉薬を医師から渡された。僕がのませると、母は泡を吹いて死んでしまった。ぼうぜんとした僕。通夜で弟2人と僕は黙りこんだ。

8月、3人で父母のふる里、京都へ。祖母の懐に飛び込んだが、上の弟はすぐに病死した。

【阿修羅(朝日新聞からの転載・削除版) 2017.4.20.】

こ、これは…とても残念であり、なおかつとても不安にさせられる話です。
ツイッターでもおっしゃられていますが、この最後の5行
”今、75歳の下の弟と私。安保法制や、昔の治安維持法を想起させる「共謀罪」法案に反対だ。「誰の子供も殺させない。いつまでも平和を。」と声を上げ続けている。”
これこそがこのエッセイの最も重要な結論部分であり、これをそっくり削除してしまった朝日新聞(東京版)の”内情”を色々と考えてしまいます。

東京版については、その後の版で削除されたとの情報もあり、この辺の状況ははっきりしていない感じなんだけど…どちらにしても、これは非常に嫌なものを感じてしまうな。

戦争の悲惨さや醜さ、愚かしさをありのままに伝えている体験者の方からのとても貴重なメッセージであるだけに、残念でしかたないのと、まさに”こうした(削除された)事実”そのものが、今のこの時代こそ、この体験者の方が綴っている「当時の社会」に近づきつつあるという、とても重要なシグナルなのではないだろうか?

明らかに、今の日本の社会には「戦争反対」「原発反対」「非戦・非核・平和を大事に」というメッセージを発すること自体が、半ば「タブー化」しつつあるような空気を感じるし、同時に、まさにエッセイで綴られている戦前戦中と似たような政策(教育勅語の見直し・愛国心の高揚・明治や大日本帝国の礼賛・言論統制や表現規制etc.)を推し進め始めている安倍政権に対する批判や反対もおおっぴらにしにくいような空気感が、マスコミからも発せられ始めているのは間違いないだろう。

今回の対応が政権からの圧力によるものなのか、自主的な忖度によるものなのかは分からないけど、とにかく、戦争に反対することや政権・権力批判を行なうことヘのタブー化、そして景気の低迷やマスコミと政権との癒着など、かつての戦争時ととても似た条件が揃いつつある状況なのは確かだね。

多くの戦争体験者がすでにこの世を去ってしまっている中、このような方からのメッセージはとても重いものがあると思います。
このような時代こそ、私たちが持ちうるだけの想像力をフルに働かせた上で、再び当時の過ちを繰り返さないように、必死にこの流れを食い止めていく必要があるのではないでしょうか?

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