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【衆院選】834票の僅差で当選した山尾志桜里氏に「不正選挙説」が浮上し大騒ぎに!”安倍ネット部隊”が盛り上げ、選管に抗議の電話が殺到!

【衆院選】834票の僅差で当選した山尾志桜里氏に「不正選挙説」が浮上し大騒ぎに!”安倍ネット部隊”が盛り上げ、選管に抗議の電話が殺到!

どんなにゅーす?

・2017年10月22日に投開票が行なわれた衆院選において、834票の僅差で当選した山尾志桜里氏に「不正選挙説」が浮上し大騒ぎになっている。

無効票が1万1291票と発表されたことで、対立候補の自民党の鈴木淳司氏の票が「意図的に無効票にされたのでは?」との声が上がり、ネット上では即座に不正選挙説が浮上。安倍政権支持を唱える有名言論人までもがこの情報を拡散し、愛知県の選管にも抗議の電話が殺到しているという。

<衆院選>なぜ炎上しているのか 山尾氏辛勝と無効票1万超

◇愛知県選管に抗議殺到 「オッサン社会のいやらしさ」指摘も

愛知県選挙管理委員会に23日早朝から抗議や問い合わせが殺到し、24日夕も電話が鳴りやまない異常事態となっている。無所属の山尾志桜里氏が自民党候補に辛勝した衆院選愛知7区の開票結果を巡り「1万票を超える無効票は異常」「陰謀では」「警察に通報した」とネット上で炎上しているのだ。「当選は不正」と見出しで断じるウェブメディアも現れた。騒動の背景に何があるのか。【小国綾子】

山尾氏は自民党の鈴木淳司氏(比例復活)に834票の小差で勝利。無効票は1万1291票だった。愛知県選管は23日午前1時半ごろ、確定結果を公表した。疑問の声は直後に出始め、確認できた範囲では午前1時56分、ネット掲示板に上がった。ツイッターなどでも同2時ごろから「怪しい」「対立候補の有効票を不当に無効化したのでは」など再集計を求める意見が次々に登場。「開票作業のバイト、国籍条項ないんでしょ?」と無関係な外国人差別をあおる内容もあった。

愛知県選管には午前6時ごろから真偽の確認や「やり直せ!」という抗議の電話が殺到。24日も続く。選管は「各陣営の立会人の監視の下で開票した。不正はありえない」としている。

そもそも、無効票は「異常に多かった」と言えるのか。愛知7区の投票総数に無効票が占める率は4.23%で、前回2014年衆院選小選挙区の全国平均3.29%より高い(今回の全国平均は集計中)。だが、今回の小選挙区選挙で東京12区は9.71%。東京14、16、17区も5%を超えた。14年衆院選の大阪3区では、実に15.25%が無効票だった。小選挙区で支持する候補がいないと白紙投票が増える傾向にあるとされる。総務省選挙部によると14年衆院選で小選挙区選挙の無効票は全国で約180万票あり、その半分強の約100万票が白紙だった。

【Yahoo!ニュース(毎日新聞) 2017.10.24.】

どうやらネット上では、先日の衆院選で800票あまりの僅差で当選した、山尾しおりさんに対する「不正選挙疑惑」で大盛り上がりになっているようです。
ちなみにこの騒動、安倍礼賛系のまとめブログなどで大々的に取り上げられている上に、上念さんなどの有名言論人もこの話を盛り上げており、現在進行形で炎上中です。

はっはっは。
確かに、安倍政権の熱烈な支持層からすれば、安倍総理に対する”天敵”の一人であり、日頃からYouTubeなどでも誹謗中傷動画が大量にアップされている山尾氏が僅差で当選したのはさぞかし気に食わないことだろうし、こうした僅差で決着がついたケースについては、少なくともどこの国でも不正選挙疑惑が噴出したり、支持者が強く抗議することは珍しいことでもなんでもない

ちなみに、上記に掲載した800円での記事作成依頼の件は、単にヒットキーワードを用いた記事作成でお金儲けをする目的で依頼されたっぽく、安倍政権が関与している可能性は低そうな感じだ。
しかし、安倍政権のネット支持者が強大な組織力を持っていること、こうした”安倍礼賛勢力”が、お金儲けが得意な商売人たちにとっての大きなビジネスターゲットになってしまっていることは紛れもない事実である上に、実際に安倍政権(内閣調査室やネットサポーターズクラブ)が関与しているウェブサイトも存在している可能性は大いにあるので、今後もこうした側面について注目し、問題視していくことは必要かと思うよ。

 

こうした疑惑が度々噴出する以上、不正のしようがない透明度の高い選挙システムを構築するべき

今回の件に限らず、アメリカや欧州でも不正選挙疑惑が有権者から噴出するのは日常茶飯事ですが、こうした事態をなるべく防いでいくにはどうすればいいでしょうか?

毎日新聞の記事の全体を見ると、「不正選挙なんてあるわけがない」との前提の上で、安倍政権支持者たちを(半ば呆れながら)批判している内容になっているけど、この批判の仕方はややミスリードがあるように思えるね。

ネット上でも何の根拠も証拠もなく「不正選挙なんてこの日本であるはずがない」との前提で、不正選挙の可能性を唱えている人をバカにしたり、批判する動きがあるけど、確かに、(この記事でも書いたように)不正選挙を行なっている証拠はない(そもそも証拠が簡単に出る状態で不正選挙が行なわれることはまずないだろう)ものの、その一方で不正選挙を行なっていない決定的な証拠もどこにもなく、ボクたちは選管や大手メディアが発表する出口予測や選挙結果をただそのまま受け入れるだけだ。

「表に出ないもの」や「見えていないもの」について推測したり、疑ったりすることについて、「陰謀論」と全て一括りにして「全てが妄想」「全部ウソ」と決めつける動きがあるけど、確かに、見えないことについて「絶対にそうに決まっている」という考えはいささか危険だ。
しかし、だからといって、「見えないものは全てウソ・妄想」と決めつけてしまうことも、これはこれで(巨大資本と繋がる)大手マスメディアなど「権力のある情報源」のみの情報を盲信することに繋がり、想像力の退化や思考停止に繋がってしまう

例えば、世界の歴史を見ましても、アメリカの大統領選(1960年)でも不正選挙があったことが明らかにされていますし、不正選挙そのものは、世界的な規模で見れば珍しいものでも何でもないかと思います。

不正選挙は、アメリカのお家芸

そして、「私たち市民の立ち位置から見えないもの」を全て「陰謀論」として一笑に付し、人々がその意見に従属してしまうと、それこそ、不正選挙なども簡単に行ないやすい環境がより生み出されてしまうでしょう。

つまり、「見えるものだけが真実」「見えないものは全てウソ・インチキ」と、徹底的に単純化させて白黒付けてしまうと、場合によっては事の本質を見失い権力側が最も望む民衆側の「思考停止」状態を生み出す恐れがあるということだ。

従ってボクたちは、見えないもの、隠れているものに対しては、「絶対にそうだ」「いや全部インチキだ」ではなく、様々な可能性を想定しつつニュートラルに捉えておくことが大切だし、だからこそ、白黒はっきり付ける必要がどうしてもある選挙などについては、出来るだけ双方から抗議や批判が起こらないように、考えられる限りインチキのしようがない徹底的に可視化された方法で、投票&集計作業を行なうことがとても大事なんだよ。

そういう意味では、やはり現在の日本の選挙の投票や集計制度は、透明化を徹底させる上でまだまだ十分とは言えない感じがしますね。

今回の山尾氏のケースではどうだったかははっきりしないけど(個人的には不正無しで当選していることを願いたいところ)、こういう事態が起きないようにするためにも、もっとクリアで文句が出にくいような選挙制度を作っていくことが必要なんじゃないかな。

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