どんなにゅーす?
・女子受験生の試験の点数を一律減点していたことが発覚し、批判が殺到中の東京医科大において、「女性活躍」を目的とした国からの補助金を3年間で計8千万円受け取っていたことが判明した。
・東京医科大が受け取っていたのは、文部科学省の「女性研究者研究活動支援事業」の補助金。女性研究者の研究活動と結婚・出産の両立を支援する目的で交付を受けていたものの、その一方で、入試の時点から医療関係者を目指す女性を強制的にふるい落としていた大学側に、怒りの声が相次いでいる。
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東京医大に「女性活躍」補助8000万円 減点疑惑の時期、国から3年で交付
一般入試の女子受験者を一律に減点した疑いが浮上した東京医科大(東京都新宿区)が二〇一三年、女性医師や研究者の育児と仕事の両立を支える国の事業に選ばれ、三年間で計八千万円の補助金を受けていたことが分かった。
事業は、文部科学省の「女性研究者研究活動支援事業」。「女性の活躍支援」を掲げる政府の肝いりとして全国五十三の大学と研究機関に補助金を交付。東京医科大には女性研究者の出産や子育てと、臨床や研究活動の両立支援のため、一三~一五年度に計八千二十六万四千円が交付された。
同大学によると一三年当時、医学科の女子学生が過去十年で五十人増え、学生全体に占める割合も26・9%から32・4%に増加。出産育児を抱える女性が増えることを見越し、勤務体制の改善や保育支援などのために補助金を申請した。
学内で支援事業を担当する「医師・学生・研究者支援センター」は「医科大病院内や学外で提携する保育所の定員枠を増やしたり、女性の内部昇進を進めたりした」と説明する。
こうした支援が進められる一方で、同じ時期に女子の受験者の得点を一律に減点して入学を抑制していた疑いが持たれている。一四年度は女子の合格者が20%に急減し、いったん三割前後に増えたものの、一八年度は17・5%にまで下がった。
補助金で支援策を講じながら女子の合格者を減らす対応について、大学の広報担当者は「調査中なのでコメントできない」と話している。 (皆川剛)
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#東京医大には、この補助金全額返せと言いたい。東京医大に「女性活躍」補助金8000万円 減点疑惑の時期、国から3年交付 #東京新聞 「東京医科大が2013年、女性医師や研究者の育児と仕事の両立を支える国の事業に選ばれ、3年間で計8千万円の補助金を受けていたことが分かった」https://t.co/ivyiNFkwuL
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2018年8月4日
「女性活躍」を謳いながら、実際には差別選考によって「女性排除」をしていたとは、何とも皮肉なことですね。アベの「女性活躍」事業の本質自体がこういうものなんでしょうね。
— Fumihiro Sakunada (@Fsakinada) 2018年8月4日
#東京医大。上が腐れば下も腐る。いまや日本中腐敗だらけ。女子受験生を減点で落としながら、「女性活躍」補助金8000万円。これは国を相手の詐欺。なんだ、この大学は。受験生にも国にも詐欺を働く。こんな教師たちにどんな教育ができるのか。この補助金8000万円返還せよ。https://t.co/gp6x6U9hut
— 兵頭正俊 (@hyodo_masatoshi) 2018年8月4日
全額返金もちろんです!!
— RSG@青黒 (@RsgShikama) 2018年8月4日
国の補助金が関わっているのなら、全額返すのが当然。補助金の名目が「女性活躍」と聞いて驚く。#東京医大 は女性の活躍を妨げるどころか、暗黙に女子受験生を不利な状況に追い込んでいたのだから。 #女性差別を許さない
— archan (@archan2000tk) 2018年8月4日
東京医大と言い、日大と言い、加計学園と言い、文科相と言い、大阪市長と言い、教育を扱う上層部が腐っている。政府も腐っている。日本の明日が危ない。
— 三彦山 (@satoto13) 2018年8月5日
「女性活躍」の補助金を受け取っておきながら、女性を差別していたのですか。どう考えても補助金の不正詐取でしょう。面の皮が厚すぎませんか?東京医大さん。
東京新聞:東京医大に「女性活躍」補助8000万円 減点疑惑の時期、国から3年で交付:社会(TOKYO Web) https://t.co/dHM7IYAY4l— ナウちゃん(弱い自分を恥じないこと、弱い誰かを笑わないこと) (@nauchan0626) 2018年8月4日
東京新聞:東京医大に「女性活躍」補助8000万円 減点疑惑の時期、国から3年で交付:社会(TOKYO Web) https://t.co/DWpkxHLDrZ ひどい話だ。そして、女性活躍の交付金というのもがいかに適当なものになってしまっているかもよくわかる。
— 山口智美 (@yamtom) 2018年8月4日
東京新聞、これぞジャーナリズム。速報に続いて掘り下げ記事が出ると、紙の新聞の面目躍如です。
東京医大には、少なくとも「女性活躍」の補助金は返納してもらう必要がありますね東京新聞:東京医大に「女性活躍」補助8000万円 減点疑惑の時期、国から3年で交付:社会 https://t.co/eJ8K6e77lg
— 寺町東子 (@teramachi_toko) 2018年8月4日
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女子受験生の点数を一律減点しておきながら、ちゃっかりと「女性活躍」の補助金を8千万円も受け取っていた東京医大に怒りの声殺到!
出典:東京医科大学
またまた信じられないニュースが飛び出してきたわねっ!!
入学試験の時点で、強制的に女子受験生の点数を一律減点して、強制的に女性を排除していたっていうのに、その一方で、「女性活躍」を目的とした補助金の支給を受けていたなんて…これは何かのギャグなのかしらっ!?
東京新聞の他の記事によると、例えば、同大の学内で働く女性に対して「(仕事も出産・子育ても)どちらも諦めずに続ければいい。一番良い方法を一緒に考えましょう!」と呼びかけたり、系列の病院でも女性の支援策を拡充するなど、組織の中には、確かに女性の結婚・出産と仕事との両立をやりやすくする動きもあったようだ。
つまり、「まず最初に女性の数を強制的に出来るだけ減らした上で、その中で(不公平な中でも)非常に厳しい門をくぐり抜けた女性には支援を行なう」という”妙な体制”が出来ていたと見るのがいいだろう。
そして、医療界において女性の離職率が高い背景にあるのは、やはり、働く側が「長時間労働」を強いられている状況が常態化していることで、出産・子育てと両立するのがどうしても難しくなってしまうという事情があるようだ。
「長時間労働の問題」は、日本の労働問題に必ずと言っていいほどに付きまとう「永遠のテーマ」だけど、やはり、ここでも従業員側に過大な負担をかけられてしまっている現状が、女性側の働きづらさ、男性側の負担増などの問題を引き起こし、この悪循環が「女性の強制排除」という流れに繋がってしまっていると見るのが良さそうだ。
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世界もこの問題に素早く反応!フィンランド大使館は「女性医師の割合は57%とOECDの調査で世界で3番目に高い」とツイート
フィンランドの女性医師の割合は57%とOECDの調査で世界で3番目に高いんだ。この前日本の内閣府がコラムでフィンランドの医療制度と働き方を書いたよhttps://t.co/PepeG9i3mw 他にも柔軟な働き方が認められたり、医師以外でもできることは他に任せるなど工夫してワークライフバランスを大切にしてる
— 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) 2018年8月2日
【今日のプチ知識❓】 フランスの大学医学部に占める女子学生の割合は、2000年の57,7%から2016年には64,1%に上昇しました。そして、2021年には医師のパリテ(男女同数)が実現されそうです。皆さん、是非フランスに留学に来てください 👩🎓 #一律減点 #東京医大 #医学部 @CampusFrance_jp pic.twitter.com/4UvrAQzmu1
— フランス大使館 (@ambafrancejp_jp) 2018年8月2日
この問題に対して、海外も素早く反応しているみたいで、フィンランド大使館やフランス大使館が上のようなツイートを通じて、医療界で女性が働きやすい環境作りが実現されていることを紹介しているわ。
このような世界の実情を見ても、いかに日本社会が、先進国とはとても言い難いほどの前時代的で差別的な風潮が根付いているのかが分かるね。
そして、ここまで敏感に海外の先進国が反応しているのを見ても、女子の受験生の点数がこっそりと問答無用で減点されていたことが、国際的に見ても「いかに衝撃的な実態だったのか」ということがよく分かる。
恐らく、表に出ていないだけで、この国での信じがたい差別の実態は、ありとあらゆる業界で様々な形で数多く存在しているだろうし、なんだか、ここに来てそれが一気に次々と表に出てきた感じがするね。
これも、日本の政治・官僚のシステムや教育システム、社会全体に作り出されている閉塞感や全体主義思想など、様々な要因が複雑に絡み合って形成されてきたものだろうし、世界的に見ても、いかに日本の社会弱者が組織や権力層から不当な抑圧や差別に遭い、これに長年必死に耐えてきたのかをボクたち自身も今一度認識するのがいいのかもしれないね。
日本は四方が海に囲まれている上に、日本語しか分からない人が大多数だから…ついつい閉鎖的な方向に向かっては、外の状況が見えなくなってしまいがちなのよね…。
私たち自身がもう少し客観的な視点を持つことも大事だと思うし、海の向こうの「世界の情報や社会情勢」にも出来るだけアンテナを張って、積極的に情報収集をしていきながら、今の自分たちが置かれている立場をよりよく理解することも必要なのかもしれないわ。
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