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今日も全員揃ったね!それじゃ早速始めよう!
はいにゃ!
はい!
はいですぅ!
今日は、一時期かなり話題になった「この話」を議題に挙げてみようかと思う。
高市総務相、電波停止に言及 公平欠ける放送に「判断」
高市早苗総務相は8日の衆院予算委員会で、放送局が政治的な公平性を欠く放送を繰り返したと判断した場合、放送法4条違反を理由に、電波法76条に基づいて電波停止を命じる可能性に言及した。「行政指導しても全く改善されず、公共の電波を使って繰り返される場合、それに対して何の対応もしないと約束するわけにいかない」と述べた。
(朝日新聞2.9.)
少し前に自民党の高市大臣がこういう発言をしたわけだけど…これについて、みんなはどう思う?
うーん。ニュースは公平中立でなければならない、みたいな話はよく聞くから、これ自体はそんなにおかしいことでもないような気もするけど…。
わたしは、正直あんまりよく分からないですぅ。
てか、公平中立な報道って、そもそも一体なんなんだにゃ!?
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「公平中立」は、立場によって全く異なる
だって、一方的に政府よりの報道をするのは良くないと思うし、賛成と批判半々ずつ放送するのは、別に悪いことじゃないような気がするけど、どこか問題があるの?
ふむ、そうか。・・・では、ここで、一つの例え話をしようと思う。
例えば、こんなニュースがあったとしよう。
「日本の自衛隊が他国の戦争に参加して、相手国の子供や女性、お年寄りが多数いる村に爆弾を投下し、多くの人々を殺しました。この先、さらに空襲を続ける方針です。」
・・・このニュースに対して、あおいちゃんはどうコメントすべきだと思う。
・・・な!?そ、そんなの、今すぐにそんなのことやめさせるよう、徹底的に批判するに決まってるじゃない!そんな非人道的で酷すぎること…。
でも、公平中立な報道を徹底するのなら、このニュースに対しても、半分は賛成・賞賛する発言やコメントを流さなければならないことになるね。
「よくやった!」とか「これは仕方が無い対応だった」とかね。
・・・あ、そ、そっか、、そう、なるわね。
そもそも、賛成と反対を半分にすべきなんて、一体どうやってカウントすればいいのか、ボクにはさっぱり分からん。中には賛成でも反対でもなければ、どっちとも受け取れる発言や内容だってある。
ご丁寧にそれぞれの時間をカウントして発表した団体があったみたいだけど、こんなのはっきり言って、同じ内容でもカウントした人によって全然違った結果になると思うよ。
やっぱり、この大臣さんの言っている意味が、考えれば考えるほど分からないですぅ。
さっき挙げた例は極端かもしれないけど、つまりは、一般的な道理や常識的な観点から国民から批判が多く湧き起こるような話までをも、賛成と反対を半分程度ずつ報道することって、これって公平中立って言うのかな?って話さ。
やっぱり聞けば聞くほど、この大臣さんの言っているは変だにゃ!だって、人にとって公平中立の具合が全然違ってくるにゃ!
にゃこちゃん、その通り!
人は誰でも、自分達を否定されたり批判されることは、気持ちのいいものではない。みんなだって、先生からお説教されている時間は、先生から褒められる時よりずっと長く感じたりするだろ?
結局、当事者が「公平中立な報道を!」って言っている時点で、「自分達に批判的な報道はするな!」って言っているようなもんなんだよ。
あ・・・よく考えてみたらそうだわ!一見まともそうなことを言っていて、結構恐ろしい事を言ってるんだぁ!
ほんとに自民党の先生方は、実に上手い言葉(遊び)を考え出されるんだけど、「公平中立にしろ!」って、一見まともそうに見えて、実はものすごく自分勝手で傲慢な考え方なんだよ。
ネットでも、やたらとこの言葉を使ったり、逆に「これは偏向報道だ!」とか連呼している人たちもいるけどね…。
この言葉はとてもずるいにゃ!おかしいんだにゃ!
まあ、この言葉をそのまま解釈すると「あまり政権批判を強めると電波停止にするぞ!」ってことだね。そして、「政権を賛辞する内容をもっと作れば電波停止は無いよ」って言っているわけだ。
まーたまた恐ろしい展開になってますう!!
これも全ては、衆参で圧倒的な数を誇り、絶大な権力を手に入れた自民党の成せる業だね。まあ、その一方で、民主党は大きな勢力を誇っていた時もこんなことは言わなかったし、昔の自民党もここまであからさまなことは言わなかった。
ここまでマスコミに露骨に介入してくるようになってきた今の自民党は、実に危険な状態だ。
※民主党政権時の「世界の報道の自由度ランキング」は11位だったものの、現在のランクは72位にまで大幅ダウン。
憲法改正や緊急事態条項の話も酷かったけど、これも酷すぎるわ!やっぱり、力でねじ伏せてわたし達を支配しようとしているとしか思えない!
結局、「公平中立な報道」っていうのは、賛成と反対を半々に流すってことじゃあなくって、マスコミと政治家とをしっかりと距離を置かせて、力の弱い民衆の目線に立ち、政治や情勢についておかしいと思ったこと、一般的な道徳に反していることを厳しく追及することをいうのさ。
つまり、マスコミってものは政治家や権力を批判することを出来なくなったが最後、その時点で「ただの政府の広報機関」に成り下がるってことさ。
「公平中立を!」なんて、政治家さんが言っちゃだめにゃ!
その通り!昔はそんな当たり前の原理原則を理解していた政治家が日本を統治していたけど、今は本当に政治家のモラルの低下・崩壊が著しいね。まあそれにも増して問題なのがマスコミの弱腰具合だ。マスコミ人の端くれなのなら、逆に反骨心を持ってペンを振るってもらわないと困る。
前も色々勉強しましたけど、ますます日本のマスコミの質が低下して、信用できなくなってきちゃいますぅ。
ここまで色々話してきて分かったと思うけど、つまりは、「キャスターや記者自身の考えを、自身のこれまでの経験や人生観を元に、大きな力に臆することなくしっかりと主張していく」のが、マスコミのあるべき姿なんだよ。今まではそうしたニュース番組も確かに日本に根付いていたんだけど、安倍政権になってから、それもますます様変わりしてきてしまった感がある。そもそも、日頃起こっている出来事をただ淡々と伝えるだけなら、誰がやっても同じだし、同じニュースを朝昼晩流せばいいだけだ。
政権批判を展開するキャスターを「偏向報道」と騒ぐ一部の人間たちがいるけど、そもそも報道番組ってそういうものだし、表現の自由がある限り、そういう番組を力で潰すことは間違っている。もちろん、政権や政策を賛辞・評価したりするのもキャスターの自由だ。
つまりは、そういう様々なスタンスの番組がバランス良く、数多く同居していることこそが、健全で中立な報道の実現に繋がって、国民にとっても真に有益な情報世界の確立に繋がって来るんだよ。
・・・まあこのサイトも、「そういう人たち」にとっちゃ、「偏向情報サイト」なんて言われるかもしれないけどね。
そんなわけで、これからも、自分にしか作れない独自のスタイルを模索しながら、国民の議論を喚起するサイト作りを目指して頑張るよ。
応援してるわ!頑張ってね!
にゃこも応援するにゃあ!
頑張ってくださいですう!
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