どんなにゅーす?
・2107年12月10日、ICANのノーベル平和賞受賞を受けて、戦時中の広島で原爆によって被爆したサーロー節子さんがノルウェー・オスロで演説を行ない、世界中から多くの熱い称賛を受けている。
・サーローさんは、当時の壮絶な被爆体験を語りながら、現在でも一部の大国を中心に核保有や肯定論がなくならない実態を強く批判。核兵器の恐ろしさを語りながら、人類全員で核の廃絶に向けて進んでいくべきと強く訴えたものの、サーローさんのスピーチが日本のマスコミで積極的に報じられない事態に…。
|
|
ノーベル平和賞 サーロー節子さん演説全文(一部引用。全文はこちらから。)
米国が最初の原爆を私が住んでいた都市、広島に投下した時、私はまだ十三歳でした。私は今もあの朝を鮮明に覚えています。八時十五分、窓からの青みを帯びた白い閃光(せんこう)に目がくらみました。体が宙に浮かぶ感覚を覚えています。
静かな闇の中で意識を取り戻すと、倒壊した建物の中で身動きできないことに気付きました。級友たちの弱々しい叫び声が聞こえてきました。「お母さん、助けて。神さま、助けて」
そして突然、私の左肩に手が触れるのを感じました。「諦めるな。頑張れ。助けてやる。あの隙間から光が差すのが見えるか。あそこまでできるだけ速くはっていくんだ」。誰かがこう言うのが聞こえました。はい出ると、倒壊した建物には火が付いていました。あの建物にいた級友のほとんどは生きたまま焼かれ、死にました。そこら中が途方もなく完全に破壊されているのを目にしました。
幽霊のような人影が行列をつくり、足を引きずりながら通り過ぎていきました。人々は異様なまでに傷を負っていました。血を流し、やけどを負い、黒く焦げて、腫れ上がっていました。体の一部を失っていました。肉と皮膚が骨からぶら下がっていました。飛び出た眼球を手に受け止めている人もいました。おなかが裂けて開き、腸が外に垂れ下がっている人もいました。人間の肉体が焼けた時の嫌な悪臭が立ち込めていました。
このようにして、私の愛する都市は一発の爆弾によって消滅したのです。住民のほとんどは非戦闘員でした。彼らは燃やされ、焼き尽くされ、炭になりました。その中には私の家族と三百五十一人の級友が含まれています。
~省略~
核武装した国々の当局者と、いわゆる「核の傘」の下にいる共犯者たちに言います。私たちの証言を聞きなさい。私たちの警告を心に刻みなさい。そして、自らの行為の重みを知りなさい。あなたたちはそれぞれ、人類を危険にさらす暴力の体系を構成する不可欠な要素となっているのです。私たちは悪の陳腐さを警戒しましょう。
世界のあらゆる国の、全ての大統領と首相に懇願します。この条約に参加してください。核による滅亡の脅威を永久になくしてください。
サーロー節子
サーロー 節子(サーロー せつこ、英語: Setsuko Thurlow、1932年1月3日 – )は、カナダ在住の被爆者、反核運動家[3]。セツコ・サーロー[1][2]の日本語表記もある。
経歴広島県生まれ[2]。父はドイツ人の共同経営者とともにアメリカ合衆国(米国)カリフォルニア州で「西部フルーツ会社」を起業し果実業を営んでいた[1]。
広島女学院(現広島女学院中学校・高等学校)に進学、のち学徒勤労動員され大日本帝国陸軍第2総軍司令部[4]で暗号解読作業の訓練を受けた[1][2]。正規の暗号解読助手になって最初の日である1945年8月6日、広島市への原子爆弾投下により爆心地から1.8㎞離れた同司令部で被爆、建物の下敷きになったが九死に一生を得た[1][2]。このとき8人の親族や多くの同窓生を失った[3]。
|
|
多くの国民がノーベル平和賞の授賞式があったことすら知らない、ネットを常日頃見ている極少数の人しかサーロー節子さんの素晴らしい演説を知らない。節子さんの演説は途中で何度も拍手で遮られ、最後は長い々スタンディングオベーションで締めくくられた、涙していた人も沢山いた、日本人は知らない。
— aki (@yasuakiadachi) 2017年12月10日
ノーベル平和賞授賞式で演説の、サーロー節子さん #nuclearban
米英仏の大使欠席について「驚いてはいない
これまでも様々なやり方で、私達の努力を貶めて来たから
ノーベル平和賞を受賞したことを煩わしく感じてるのでしょう」
日本の新聞は書いてないかも、で紹介。強いhttps://t.co/lrDDcjyYuQ— 水 (@yzjps) 2017年12月10日
「私の同級生のほとんどは、生きたまま焼き殺されていきました」。。→「核兵器は必要悪ではなく、絶対悪」広島で被爆したサーロー節子さんが、ノーベル平和賞授賞式で語ったこと。 https://t.co/80fGwdbHLS
— 長野智子 (@nagano_t) 2017年12月10日
「『核兵器は必要悪ではなく絶対悪』サーロー節子さん」
感動的で歴史的なスピーチ。ぜひ安倍首相にも読んでほしい。「責任ある指導者であるなら、必ずや、この条約(核兵器禁止条約)に署名するでしょう。そして歴史は、これを拒むものたちを厳しく裁くでしょう」https://t.co/pnrqlBzD0Z— 志位和夫 (@shiikazuo) 2017年12月11日
#報ステ 小川アナ
サーロー節子さんの怒り。世界がひとつになれていないこと、とりわけ日本への怒り。これまでは外務省に国際会議でのスピーチを頼まれて、喜んで応じたことも何度もあったが、ここ数年はそうした依頼すらなくなった。核兵器禁止条約の交渉にすら日本は参加しなかった。裏切られたと。 pic.twitter.com/KbBGGGsLxa— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2017年12月8日
イシグロ氏の文学賞は素晴しい。しかし彼は日本にルーツを持つというだけ。平和賞は直接日本人が、日本が関わっている。被爆者であるサーロー節子さんの授賞式でのスピーチをNHKは生中継しなかった。英語でのスピーチだったが同時通訳は付けられる。日本はここ数年で全てが劣化。悲しいけど沈む国に
— Dada (@ReikoHFujita) 2017年12月10日
神社でのコロシと、相撲協会騒動にテレビは明け暮れていましたね。
— 藤堂俊介 日本モナコム (@ShunsukeTodo) 2017年12月11日
●ノ-ベル平和賞にコメント無し^ ^
●エルサレムにもコメント無し^ ^
此れが日本の総理大臣💦— ア-トスペースプロット藤原 (@aba35224) 2017年12月11日
サーロー節子さん、島袋文子さん、戦争体験者の方々の話はこころというより魂に響く
絶対などという言葉は使うのは躊躇うこともあるが、戦争は絶対にやってはいけません、間違いを繰り返してはなりません、人殺しをしていいんですか
戦争体験者の方々の言葉に私が人間として問われるような気持ちになる— Deep of Life (@deepwizardry) 2017年12月10日
|
|
サーローさんの迷いのない強いメッセージに、世界で大きく心を動かされる人が続出!一方、日本のマスコミは安倍政権の顔色をうかがい、アリバイ程度の報道に終始か?
出典:YouTube
戦時中の広島で壮絶で悲劇的な被爆体験をした、サーロー節子さんのノーベル賞受賞スピーチが世界で大きな称賛を受けているようです。
しかし、この受賞スピーチの件、私はインターネット上で初めて知りました。
ボクも先ほど東京新聞のネット記事で知ったところだけど、本来であれば、長時間の特集を組んでマスコミが積極的に報じるような一件であるものの、どうもこれをアリバイ程度にしか報じていない様子が見られるね。(そんな中で、報道ステーションはかなり頑張って報道していた感じだ。)
今日もテレビは、相撲騒動の特集やら富岡八幡宮の薄っぺらい表面だけの特集(安倍政権と強固に繋がる神社本庁の裏面などは一切無視)、都内に猿が出没したニュースなんかで大盛り上がりの始末だ。
国民への「強者優遇・弱者切り捨て政策」を徹底している安倍政権は、世界で進みつつある核兵器廃絶の動きに逆行したり、世界中で非難轟々と報じられているトランプの政策に有無も言わずに隷属したり、世界からもどんどん嫌われ、孤立するような政策ばかりを繰り返しているのに、どうやら安倍政権の支持率がまたしても上がり始めているみたいだぞ(NHK世論調査)。
しかも、その安倍総理が隷属しているトランプさんも、アメリカではかつてない低支持率が報じられている有様ですからね…。
これは、日本の世論調査そのものの信ぴょう性を疑う必要があるか、安倍政権がグローバリストの戦争ビジネス勢力にとって、(日本を「戦争ができる国」に変えていくために)重用されている可能性を疑う必要があるのかもしれません。
特に、日本のマスコミの中でもNHKの腐敗と政権との癒着は、非常に深刻な状況と言わざるを得ないだろう。
そんな中でも、今の日本の中でここまで「安倍礼賛&米国(軍産)隷属」の凄まじい同調圧力が蔓延している中、サーローさんのこの権力への強い批判を含んだ勇気あるスピーチは、文字通りに世界で称賛されるべき価値のあるものだと言える。
今やマスコミすらもその同調圧力に大きく屈しつつある中で、ボクたち市民単位でよりこうした問題に真剣に向き合い、今まで以上に自発的に非戦や平和について深く考えていくことが大切なんじゃないかな。
この記事が「良かった」「共感した」「参考になった」「役に立った」と思ったら、カンパ(ご支援)いただけますと嬉しいです!
●(new)クリエイター支援サイト「Ci-en」を通じた支援(クレジット・銀行振込・電子マネー等多くの支払い方法に対応)
100円~50,000円まで、自由に金額を設定しチップを贈ることが出来ます。(Ci-enを通じた詳しい支援の仕方はこちら)
↓「Ci-en」を通じた当サイトへのご支援はこちらから↓
●「note」を通じての支援(ゆるねとにゅーすイメージソングの購入…価格500円・税込・クレジットまたはモバイル決済)
楽曲の購入とは別に、クリエイターサポート機能を利用することで、100円~10万円までご支援いただけます。
楽曲を購入せずに、サポートのみ(100円~10万円)を行なうことも可能です。
(サポート機能について詳しくはこちら)
●月額ウェブマガジン「ゆるねとパートナーズ」のご購読(クレジット決済または銀行自動引き落とし)
およそ3日に一度配信(月10回)されるウェブマガジン「ゆるねと通信」や、管理人やキャラクターによる動画配信、不定期配信の会員限定記事などをお届けいたします。
金額は月500円~ご自由にお選びいただけます。
決済方法は、PayPalによるクレジット決済または銀行の自動引き落としです。
詳しくは「ゆるねとパートナーズ」のウェブサイトをご覧くださいませ。
|
|