天皇陛下は、戦争に対する深い反省と国の更なる発展を目指すことを表明
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終戦から71年 全国戦没者追悼式
終戦から71年を迎えた15日、およそ310万人の戦没者を慰霊する政府主催の全国戦没者追悼式が東京の日本武道館で行われました。
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続いて、天皇陛下が「さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。ここに過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」とおことばを述べられました。
今日は終後から71年の大事な日だけど、今年も全国戦没者追悼式典が行なわれ、天皇陛下や安倍総理らが参加した。
天皇陛下も安倍総理もどちらも似たようなコメントを述べていたけど、天皇陛下が「過去を顧み、深い反省とともに、戦争の惨禍が再び繰り返されぬよう…」と、より謙虚な姿勢で反省の言葉を述べていたのが印象的だった。
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天皇陛下が護憲かつ皇室典範の改正を望んでいるのに対し、安倍政権はこれに対して後ろ向きな動き
ところで、先日の「お気持ち表明」で、天皇陛下が暗に皇室典範の改正を強く望むようなメッセージを出されましたが、どうやら安倍政権はこれにかなり後ろ向きな様子ですね。
生前退位 特別立法軸に検討 政府、制度化を避け
政府は、天皇陛下が生前退位の意向がにじむお気持ちを表明されたことを受け、現在の陛下に限る特例として退位できる特別法の制定を軸に検討を始めた。
~省略~
安倍晋三首相は周辺に「現在の陛下に限った制度を考えている」との趣旨を漏らしているという。
憲法2条は皇位について「皇室典範の定めるところにより」継承すると定めている。現在の典範には退位規定がないため、生前退位を実現するには「天皇が崩じたときは、皇嗣(継承順位1位の皇族)が、直ちに即位する」と定める典範4条の改正が必要になる。または1代限りの退位をできるようにする特別法でも可能で、政府関係者は「特別法も事実上、典範の一部だとみなせば、憲法2条と矛盾しない」と話す。
【毎日新聞2016.8.11.】
ああ、見たところそのようだね。
上の毎日新聞の記事を読ませてもらったけど、その理由として、「皇室典範を改正して生前退位を認めると、今後の”象徴天皇”の地位が不安定になる」などと書かれているんだけど…そもそも安倍政権は憲法を改正して、天皇を”象徴”から”国家元首”に変えようとしている”張本人”だ。
それが急に「象徴天皇の地位が…」なんて言っている時点でちょっとおかしいし、そもそも皇室典範改正で生前退位を認めると、なぜ象徴天皇制度が不安定になるのかもよく分からない。
つまり、安倍総理や安倍政権の本音は、皇室典範の改正に時間を掛けることで、自身の野望である憲法改正が後回しになってしまうのが嫌なだけであって、そうした思惑もあることから「皇室典範を変えるにはまず憲法改正が必要」なんていう”こじつけ説”を世間に流布しているのだろう。
つまりは、戦没者式典で同席した安倍総理と天皇陛下は同じような言葉を述べていたものの、その思想や考えは両者全く異なっており、裏では激しい対立を繰り広げているってことですね。
国民の世論だって、憲法改正に不安や懸念を感じている人の方が多いんだから、天皇陛下の方が国民の側に立った考えを持っているということになるだろう。
皮肉にも、政治に参加できない天皇陛下が国民の側を向き、政治家の方が国民無視の方向に突き進んでいるのが、なんとももどかしい事態だね。
ほんとにそう思います。
もうすでに日本会議や安倍政権は天皇家と対立している構図が完全に浮き彫りになってきていますが、この”奇妙さ”に国民の皆さんが気がついて、安倍政権に対する疑いの念が広がっていくといいと思います。
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