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【真の芸術家】普遍的な音楽を遺し、勇気ある社会活動を続けてきた「世界のサカモト」が永眠!坂本さん「(神宮外苑の樹木伐採について)樹々は差別なく万人に恩恵をもたらすが、開発は一部の既得権者と富裕層だけに恩恵をもたらす」

【真の芸術家】普遍的な音楽を遺し、勇気ある社会活動を続けてきた「世界のサカモト」が永眠!坂本さん「(神宮外苑の樹木伐採について)樹々は差別なく万人に恩恵をもたらすが、開発は一部の既得権者と富裕層だけに恩恵をもたらす」

どんなにゅーす?

・2023年3月28日、長年にわたりジャンルを超えた様々な音楽を発表し、世界の人々に深い感動を与え続けてきた、音楽家の坂本龍一さんが71歳でこの世を去った

坂本さんは、1980年代にテクノポップバンド「YMO」で一世を風靡した後、88年には映画「ラストエンペラー」で米アカデミー賞作曲賞を日本人として初めて受賞。その後も時代を超えた多くの音楽を発表しながら、生涯を通して原発に反対する活動に加え、戦争反対や環境保護の社会運動にも積極的に参加。がん闘病中にもその情熱を失わず、最近は、小池都知事による神宮外苑再開発における樹木の大量伐採を中止するよう、小池氏に手紙を送っていたという。

坂本龍一さん死去「つらい。もう、逝かせてくれ」家族、医師に漏らす…凄絶がん闘病 音楽家のまま力尽く

「世界のサカモト」と評された音楽家の坂本龍一(さかもと・りゅういち)さんが3月28日、都内の病院で死去した。71歳。東京都出身。葬儀は家族葬で執り行った。1980年代に3人組バンド「イエロー・マジック・オーケストラ」(YMO)で世界的ヒット曲を生み出し、88年には米映画「ラストエンペラー」で米アカデミー賞作曲賞を日本人として初めて受賞した。晩年はがんとの闘いが続いたが、最後まで音楽作りに情熱を注いだ。

YMOで共に活躍したドラマーの高橋幸宏さん(享年70)が1月に死去してから3カ月。坂本さんが静かに旅立った。

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特にここ半年は凄絶な闘病だった。亡くなる1、2日前には家族や医師に「つらい。もう、逝かせてくれ」と頼み込むほど。関係者は「弱音を吐かなかった彼がそんなことを言うとは…。よほど苦しかったのだろう」と思いやった。

14年に中咽頭がんと診断され、治療の末に寛解。だが、直腸がんと診断された20年6月には、治療しなければ「余命半年」と告げられた。手術では、最初にがんが発生した原発巣と肝臓2カ所、転移したリンパの腫瘍、さらに大腸を30センチも切除。両肺に転移したがんを摘出するなど、1年で6回の手術を受けた。その後は通院して投薬治療を続けてきた。

そんな状況下で全身全霊で取り組んだのが、昨年12月11日に全世界配信したピアノコンサートだった。同9月中旬に事前収録し、数日かけてコンサートに仕立てた。「最後になるかもしれない」と死を意識しながら、繊細な音色を奏でた。痩せた印象だったが、力強いまなざしで鍵盤と向き合った。「アレンジも選曲も時間をかけて慎重にやった」という13曲、約60分の演奏。「大きな達成感を得ていた」(関係者)というこの映像が、世界に届けた人生最後の演奏となった。

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【スポニチアネックス 2023.4.3.】

坂本龍一さん死去 生涯をかけて訴えた「反戦反原発」 米同時多発テロを現場近くで体験も

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2001年4月には坂本さんの呼び掛けでシンディ・ローパーらが参加した、対人地雷廃絶キャンペーンソング「ZERO LANDMINE」を発売し、大ヒット。収益はすべて地雷除去費用に充てられた。同年9月に米同時多発テロを現場近くで体験。一層反戦の思いを強めた。「“反”という言葉を使うと、それ自体がひとつの戦いになってしまう」と「非戦」という言葉を使用し、イラク戦争などに反対の意を示した。

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生涯を通して反原発の姿勢も貫いた。学生時代の1970年に国内の全原発が停止し、再稼働する際の抗議活動に参加。反原発団体「ストップ・ロッカショ」の発起人も務めた。東日本大震災後の12年の脱原発集会では「たかが電気のために、なんで命を危険にさらさなければいけないのか」と呼び掛け、波紋を呼んだ。  同年には作家の大江健三郎氏らとともに「脱原発基本法」制定を目指す団体を設立。原発を「究極の自然破壊」と位置づけ、再生エネルギーの普及を訴えた。

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【Yahoo!ニュース(スポニチアネックス) 2023.4.2.】

明治神宮外苑の再開発、小池都知事は坂本龍一の手紙をスルー なぜ東京のことを考えた手紙に真摯に向き合わないのか

工事が始まった明治神宮外苑の再開発。多くの樹木を伐採するなどの計画に反対の声が上がっている。作家の甘糟りり子氏が自らの考えを綴る。

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とうとう3月22日に神宮第二球場の解体工事が始まってしまった。明治神宮外苑といえば銀杏並木をイメージするが他にもたくさんの樹木があり、都心にありながら緑の豊かな美しい街だ。しかし、再開発のために743本の樹木を伐採し、高層ビルを建てるのだという。完成は2036年予定。

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坂本龍一さんは東京都の小池百合子知事に見直しを要求する手紙を送った。それは「目の前の経済的利益のために先人が100年かけて守り育ててきた貴重な樹々を犠牲にすべきではない」「外苑の開発は持続可能なものとは言えない」「これらの樹々を私たちが未来の子供達へと手渡せるよう、再開発計画を中断し、見直すべきだ」といった内容で、「あなたのリーダーシップに期待します」と結んであった。手紙は他に、文部科学相、文化庁長官、新宿区長、港区長に送られたという。

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反対運動に参加する体力は残っていないが、「あの美しい場所を守るために何もしなかったのでは禍根を残す」と手紙を書いた。

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果たして、小池都知事は記者会見で「事業者の明治神宮にも手紙を送られた方がいいじゃないでしょうか」と言い放ったそう。他人事のような返事に呆れるし、腹が立つ。なんという言い草だろうか。明治神宮外苑もそこにある樹木も、小池都知事の大好きな東京のすばらしい「レガシー」であるのに、それを破壊する許可を出しているのは東京都なのだ。闘病中の身でありながら自分の故郷である東京のことを考えて綴った手紙に対して真摯に向き合わないのは、何か後ろめたいことでもあるのかと勘ぐりたくなってしまう。

坂本さんはインタビューで「樹々は差別なく万人に恩恵をもたらすが、開発は一部の既得権者と富裕層だけに恩恵をもたらす」と指摘している。

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【Yahoo!ニュース(NEWSポストセブン) 2023.3.28.】

類まれな先見性と唯一無二の感性を併せ持ち、非戦・反核・世界平和のために活動を続けた坂本龍一さんが永眠!世界中から彼の死を悼み悲しむ声が続々!

出典:Wikipedia

類まれな先見性と唯一無二の感性を併せ持ち、非戦・反核・世界平和のために活動を続けた坂本龍一さんがついに旅立たれました
早くも世界中から彼の死を悼み悲しむ声がたくさん集まっていますが、まさしく、後にも先にも現れないような日本が誇る最高の音楽家でした。

坂本教授は、今のこの仕事を始める前から個人的に子どもの頃から深く尊敬し憧れていた、とても深い思い入れがあるミュージシャンだし、最後の方は、本当に辛く苦しい闘病生活だったみたいだね。
坂本教授のすごさを語るには、とても一つの記事で収めることはできないけど、一言で言えば、既成概念を超越した普遍的な音楽と、世界平和を希求する超越的な意識を持ち、勇敢に行動し続けた、「全てを超越した人」だったと思っている。

クラシック音楽にルーツを持つ彼の音楽は、先人が築き上げた高度な理論に裏打ちされた重層的な芸術作品であり、多くの人が彼の音楽に深い感動を覚えているのも、生涯抱き続けた非戦や平和への祈りなど、深淵な精神性が備わっているからだろう。

私は「energy flow」がとても好きですが、今のこの時勢に改めてこの曲を聴くと、人類がさらなる戦争に向かっていることに対する、彼の深い悲しみや警告のメッセージが込められているように思えてなりません。

彼が原発に反対する活動を開始したのは福島原発事故が発生するずっと前だし、忌野清志郎氏と同じく、恐らく、すでに3.11が起こる遥か昔から、この日本で人類史上最悪の核災害が起こることを予見していたのだろう。

それにしても、小池都知事が強行している神宮外苑の再開発事業の中止を訴える手紙を小池氏に送っていたなんて知らなかったし、最後の最後まで、「社会で最も弱い人たちに寄り添い、彼らの幸せを願いながら、かけがえのない自然を守る」活動を貫いたのだね。

改めて、坂本龍一さんの超越的なすごさを再認識させられますし、(忌野清志郎さんもそうでしたが)私たちにとって大切な人に限って、早くにこの世を去ってしまうものですね…。

それだけ、社会で弱い人たちを守るということ自体、大変なパワーや労力を必要とするということだし、さらには大変なストレスや様々な障害を受けやすいということだ。
それでも、あえて自らの身を削って一般庶民が救われるための活動を行なっている人々に対して、出来るだけ多くの人々が全力で支えていかないといけないと思うし、坂本教授が遺した多くの功績や珠玉の音楽作品を改めて振り返りつつ、これまで以上にみんなで力を合わせて頑張っていこう

↓管理人が個人的な曲「1919」。

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