どんなにゅーす?
・2018年10月から放送予定だったアニメ「二度目の人生を異世界で」において、原作者まいん氏が過去に行なっていた数々のヘイトスピーチが発覚。事態を重くみた声優が次々降板する事態に。
・ヘイトの表現がライトノベルの作品中にも存在しているとの指摘を受けたことを受けて、出版元の株式会社ホビージャパンも、事態を重く受け止めるとのコメントを発表。原作者自身も謝罪し、該当ツイートや作中の表現を削除するとの意向を示しているものの、批判の声が収まらず、アニメの中止や原作の出荷も停止する事態に発展している。
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「二度目の人生を異世界で」作者、中韓へのヘイトスピーチ認め謝罪 TVアニメのキャスト降板
10月から放送予定のTVアニメ「二度目の人生を異世界で」の原作者・まいん氏が、過去のTwitterでの発言や作品本編での一部表現において、不快感を与える不適切な表現があったとして謝罪した。
まいん氏は、過去にTwitterで中国を“虫国”や“蟲国”、韓国を“姦国”などと呼び侮辱するヘイトスピーチを繰り返していたと指摘され、物議を醸していた。騒動を受けてまいん氏は、過去の投稿を「多くの方に非常に不快な思いをさせてしまう、不適切な表現がありました」と謝罪。発言の意図については、「事実関係を正確に把握せず、深い考えもなく行った」と説明し、「行きすぎた内容であったことを深く反省」しているとした。また、小説「二度目の人生を異世界で」の一部表現でも、「自らの拙い文章表現と軽率な発言により、不快感をを与える文章となってしまっている」として陳謝した。このため、「小説家になろう」上の該当する箇所の公開を停止し、書籍版の修正も出版社と協議すると表明。なお、個人のTwitterアカウントについては、ツイートすべてを削除し謝罪文の周知の後に廃止するとしている。
「二度目の人生を異世界で」は、小説投稿サイト「小説家になろう」の人気作品で、10月からはTVアニメの放送を予定している。放送中止は発表されていないが、6日10時現在TVアニメ公式サイトはアクセスできなくなっている。また、出演予定だった主人公・功刀蓮弥役の増田俊樹、創造主役の山下七海、ローナ=シュヴァリエ役の中島愛、シオン=ファム=ファタール役の安野希世乃の主要キャスト降板が発表された。
アニメ化決定のラノベ、出荷停止 原作者が差別ツイート
アニメ化が決まっていたライトノベル「二度目の人生を異世界で」の原作者が、中国や韓国に対する差別的な発言をしたとして、出版元のホビージャパンは6日、これまでに刊行された計18巻を出荷停止にすることを決めた。
5月下旬のアニメ化発表後、過去に原作者の「まいん」氏がツイッターに、「中国人が道徳心って言葉を知ってたなんて」「日本の最大の不幸は、隣に姦国という世界最悪の動物が住んでいること」などと投稿したとネット上で指摘された。ホビージャパンはこれらが事実と認め「作品の内容とは切り分けるべき事項ではありますが、著者が過去に発信したツイートは不適切な内容だった」とのコメントを6日に発表した。投稿はすでに削除されている。
まいん氏は5日、ツイッターに「事実関係を正確に把握せず、深い考えもなく行った発言ではありますが、行きすぎた内容であったことを深く反省しており、不快に思われた皆さまのお許しを頂けるとは思っておりませんが、心より謝罪させて頂きたい」などと投稿した。ホビージャパンの担当者は朝日新聞の取材に「差別を助長する意図はなかったが、表現的に無視ができない内容だった。多くの人の心情を害したと認識している」と述べた。
お客様各位
平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
株式会社ホビージャパンは、HJノベルス『二度目の人生を異世界で』に関しまして、作品中の一部の表現が多くの方々の心情を害している実情を重く受け止めております。
また作品の内容とは切り分けるべき事項ではありますが、著者が過去に発信したツイートは不適切な内容であったと認識しております。
当社は今後の当該書籍の取扱等につきましては慎重な対応をおこなってまいります。
ご不快な思いをされた読者をはじめすべての皆様にお詫び申し上げます。
ならびに書店、流通の皆様、作品にかかわる関係各位におかれましては、多大なるご迷惑をおかけします事をお詫び申し上げます。株式会社ホビージャパン
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↓原作者まいん氏の過去のヘイト発言の数々。
出典:BUZZAP!
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【スタッフ】日頃より増田俊樹への応援誠にありがとうございます。
先日、増田俊樹が功刀蓮弥役として発表されましたアニメ「二度目の人生を異世界で」につきまして、この度降板させて頂く事が決定いたしました事をご報告させていただきます。
スペースクラフト・エンタテインメント株式会社— 増田俊樹official (@Masuda_Toshiki) 2018年6月6日
【ご報告】日頃より弊社所属声優・中島愛を応援頂きまして誠にありがとうございます。先日、中島愛がローナ=シュヴァリエ役として発表されましたアニメ「二度目の人生を異世界で」につきまして、この度降板させて頂くことが決定いたしました。
イーストーン・ミュージック— 中島 愛 official (@mamegu_staff) 2018年6月6日
日頃より安野希世乃へ応援頂き誠にありがとうございます。
先日安野希世乃がシオン=ファム=ファタール役として発表されました、アニメ「二度目の人生を異世界で」につきまして、この度降板させて頂く事が決定いたしました事をご報告させていただきます。
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
— 安野希世乃 official (@Yaskiyo_manager) 2018年6月6日
10月放送予定のTVアニメ、「二度目の人生を異世界で」から、予定されていたキャスト、増田俊樹、安野希世乃、中島愛、山下七海の全員が、降板を各公式サイトで発表。
— ANIME SEIYU (@animeseiyu) 2018年6月6日
二度目の人生を異世界での降板
安野希世乃さんみたいな平和の象徴🕊みたいな人が長い論争に巻き込まれる前に降板で本当に良かったね🙏🏻#今日も平和です pic.twitter.com/fnDgmUPG1r— ぽよみ˙˚ʚ( •ω• )ɞ˚˙ 27まめぐトークショー (@mmmeuuuuu) 2018年6月6日
TVアニメ「二度目の人生を異世界で」の出演予定声優が次々と降板を発表https://t.co/I0TAZ21bsb
こういう反応が、業界や社会の規範になっていくといいですね。
しかし、おなじようにヘイトスピーチをくりかえしている百田尚樹の映像化作品を、俳優さんたちは降板したりしないのは、なぜですか。— PAN太 (@panta_rhei2004) 2018年6月6日
過去の執拗な差別ツイートを見るに「深い考えもなく行った発言」で済むものとは思えないし、文言の修正程度で作品内容の骨子が変わるとも思えないんだけど、こういうもんを世に問うべきかどうか版元は考えなかったんだろうか。ネットのカジュアル差別感に慣れ過ぎてない?https://t.co/VvLeS6SFPE
— 瀬川深 Segawa Shin (@segawashin) 2018年6月6日
”二度目の人生を異世界で”が作者のヘイトスピーチで大炎上してるが、企画したアニメ制作会社は作品の設定チェックしなかったのか?中国人を散々斬殺した主人公が転生して無双、モテモテとかありえんだろ。殺人鬼をなろうの主役にしたようなものだぞ。いくらなんでもこれは駄目だ。
— 高村武義 (@tk_takamura) 2018年6月6日
中国で炎上してるらしいアニメ化予定のラノベ「二度目の人生を異世界で」読んだ事無いので内容は分からないけど、作者が過去ツイートで中国を「虫国」韓国を「姦国」その国の人達を「猿」と書いているので、少なくとも作者はド腐れ差別野郎なのだな、というのは分かりました
— ヘントナー大佐 (v.o.c) (@hentonacyoyu) 2018年5月31日
本当、『二度目の人生を異世界で』がアニメ化まで行った、という事実をオタクは重く受け止めろよ。
はすみとしこのクソマンガがアニメ化するようなもんなんだからな。— 黒木初 (@zaregotonandayo) 2018年6月6日
二度目の人生を異世界で降板だかなんだかの問題。これ言論弾圧の話じゃねえって、アニメの原作者が暴言吐きまくりのトラブルメーカーだと分かったら作品に関わりたくなくなるだろ。
これは「表現しない自由」の話だ。役者は関わりたくない作品からは降板していい。それは自由だし言論弾圧ではない。— バーチャルかわうそおじさん (@Nek_ssd) 2018年6月6日
『二度目の人生を異世界で』を資料の為に読み始めたが、文書力が無さすぎて三分の一の地点ですでに脳が破裂しそうである。これを書いて小説家になろうという側も、商業本として世に出そうという側もどうかしている。文を書く基礎的訓練ができていない。ラノベの中でも質が低すぎる。
— 古谷経衡@初小説『愛国奴』、小学館『女政治家の通信簿』(5/30同時発売)! (@aniotahosyu) 2018年6月6日
「二度目の人生を異世界で」の声優がみんな降板したみたいだけど、同じようにヘイトスピーチを繰り返してる百田尚樹氏の作品の実写企画が問題なく進むのはなんで?この人の方がよっぽどヤバいよ。キャリアの問題?
— ひさめ (@hi__sa__me) 2018年6月6日
作者のヘイトスピーチが発掘されて炎上、声優が次々降板してる『二度目の人生を異世界で』のアニメ化を表現の自由で守ろうとする人がいるけどさ、表現の自由って「表現したいものを選ぶ自由」でもあるからね。もし誰もこの作品をアニメという形で表現したくないなら、それは諦めるしかないんじゃないの
— 浅原ナオト@『カノホモ』発売中! (@asahara_naoT) 2018年6月6日
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過去の歪んだヘイト・差別発言を発掘されたライトノベル作家が、商業的成功を直前に奈落の底に転落!
出典:Twitter(@HJ_novels)
出典:nidomeno-jinsei.com
10月からのアニメ化が決定していたライトノベル「二度目の人生を異世界で」の原作者・まいんさんの過去のヘイトスピーチの数々が発覚して、ここから声優さん全員の降板・アニメの中止・原作本も出荷停止の事態に発展しているわ。
確かに、原作者の過去のヘイトスピーチを見たら、吐き気を催すほどに醜悪な内容だし、これはちょっと自業自得としか言いようがないわね。
ヘイトを繰り返していた本人は「事実関係を正確に把握せず、深い考えもなくやってしまった」と釈明している状況だけど、こうした話を聞いても、最近の日本人は、最低限の物の分別も付かずに、やっていいことと悪いことの判断も出来ないような「反知性」が蔓延してしまっていることを感じるね。
これも、(ちょうどタイムリーに記事にした)昨今のネット上に流布されている「愚民化洗脳」の”被害”を受けてしまった結果のように感じるし、日本国民の間に深刻な思考力・想像力の欠如に伴う「脳の劣化」が広がってしまっているのを感じる。
作品の詳しい内容は原作を読んでいないので分からないけど、どうやら作中にも問題のある表現が含まれているらしく、原作者は慌ててこれらを削除する対応を取ったみたいだけど、すでに大きな批判の声を抑えることは出来ず、出版元による出荷停止の事態に発展してしまったね。
(ちなみに、原作のイラストレーターが加計学園の助教だったことが発覚し、別の意味でもネットで盛り上がっている模様…。)
弁護士懲戒請求”返り討ち”やYouTubeのヘイト動画大量削除騒動を皮切りに、日本でもヘイトスピーチに対する排除の声が高まる
今回のケースを見ても分かるけど、最近、ようやく日本においてもヘイトコンテンツに対する厳しい目が浸透してきたみたいで、弁護士懲戒請求の”返り討ち訴訟”や、なんJ民&嫌儲民によるYouTubeのヘイト動画大量削除運動が様々な分野に波及してきた感じがするわ。
今回のケースについては、今や日本のアニメが韓国や中国でも多くのニーズがあり、無視できないほどの大規模な市場が出来上がっていること、近年ではアニメの制作現場も韓国・中国企業の力を借りて作られているケースが増えていることなども大きく作用したと見るのがいいだろう。
今や、人口減少や不景気によって日本のマーケットが縮小の一途を辿っている中、経済レベルではますます中国などの巨大海外市場に頼らざるを得なくなっており、今回の一件についても中韓のアニメファンから多くの怒りの声が届いたことで、業界もかなり敏感に対処に動いた印象がある。
どちらにしても、近年の日本で流布されてきたヘイトスピーチや差別思想の蔓延は、自政権の不祥事や国民間に広がる貧困の不満に対する”ガス抜き”をさせたい安倍政権や、アジアの緊張と軍事危機を煽りたい軍産資本勢力にとっては都合がいいものの、それ以外の一般国民にとっては、それこそ「良いことなど一つもない」ことは間違いない。
これらの憎悪や差別が増幅すればするほど、身の回りの社会はひたすら退廃し、自らの心も汚され、自他共にひたすら腐っていってしまうだけだ。
当たり前のことだけど、最も自分たちにとって有益なのは、他と共存し、双方上手くやっていくための「コミュニケーション能力」であり、社会だけでなく、自らにとっても「負の影響」しか及ぼさないヘイトスピーチなど、一日も早くに辞めた方がいいと思うよ。
そういう意味でも、今までヘイトに勤しんできた人たちにとっては、今回のケースを反面教師として深く学ぶ必要があるわね。
どうやら、今でも「降板した声優は全員在日だ!」なんて言っている人たちがいるみたいだけど、そんな人たちこそ「明日は我が身」なのを知ることが必要ね。
そして、今回のケースを踏まえても、数え切れないほどのヘイトツイートを量産し、社会に多大な悪影響を及ぼしてきた「永遠のなんとか」などの原作で知られる某作家センセイも、そろそろツイッターアカウントの凍結&文学界から追放した方がいいんじゃないかな?
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