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【酷すぎ】日本年金機構が委託した業者(SAY企画)が500万人分の個人情報入力(マイナンバー等)を中国業者に再委託!入力ミスが95万2000人分に!

【酷すぎ】日本年金機構が委託した業者(SAY企画)が500万人分の個人情報入力(マイナンバー等)を中国業者に再委託!入力ミスが95万2000人分に!

どんなにゅーす?

日本年金機構がデータ入力を委託した業者「SAY企画」が、契約に違反して中国の業者にデータ入力を再委託していたことが発覚。これによって個人情報の入力ミスが95万2000人分発生していたことが分かったという。

・年金機構によると、SAY企画に対しておよそ500万人分のマイナンバーなどの個人情報入力を委託。年金機構は今年1月に中国の業者に再委託していたことを把握したものの、その後も継続してこの業者に委託を続けたという。

・この事態により、年金受給者の受給額が本来より少なくなる事例も発生しており、国民から怒りの声が殺到している。

年金入力ミス95万件に、態勢不備把握後も委託

日本年金機構からデータ入力を委託された東京都内の情報処理会社が、契約に違反して約500万人分の個人情報を中国の業者に渡して入力業務を再委託していた問題で、機構は20日、同社に委託したデータのうち、すでに判明していた6万7000人分の入力漏れを含め、計約95万2000人分で入力ミスがあったと発表した。

機構は昨年10月の段階で、同社の人員態勢などに問題があることを把握しながら、業務委託を続けていた。

機構によると、問題の情報処理会社は、東京都豊島区の「SAY企画」。機構は昨年8月、約500万人分のマイナンバーや配偶者の年間所得額などの個人情報の入力業務を委託した。

同社は機構に、800人を雇用して入力業務を行うと説明。しかし、昨年10月の段階で、入力業務を行う人員が実際には百数十人しかいないことが判明した。機構は是正を指示したが改善されず、今年1月には、中国の業者に入力業務を再委託していることも把握したが、他に業者が見つからず、業務委託を継続した。

【読売新聞 2018.3.20.】

年金機構、違反把握後も契約見直さず=中国業者再委託―誤入力31万8000人か

東京都豊島区の情報処理会社「SAY企画」は昨年8月、機構から年金受給者延べ1300万人分の個人情報の入力業務を一般競争入札で請け負った。しかし、データ入力を怠り、約8万4000人が申告書通りに所得控除を受けられず、2月分の年金支給額が本来より数万円少なくなった。

機構によると、誤入力も31万8000人分になり、年金額に影響が出る見込みだ。情報処理会社のこうした問題は、昨年末の内部通報を受け、今年1月に特別監査を実施して把握。契約に違反して中国・大連の関連業者に年金受給者の扶養親族500万人分の氏名部分の入力を再委託したことが分かった。中国業者を現地で監査した結果、入力ミスはなく、個人情報も外部流出していなかった。

加藤勝信厚生労働相は20日、水島理事長に再発防止策の実施を指示。機構は、実態を調べた上で情報処理会社に3年間の入札参加資格停止を課し、損害賠償の請求も検討する。会見した水島理事長は、自身の進退について「きちんと対処するのが当面の責務だ」と述べ、辞任を否定した。

【Yahoo!ニュース(時事通信) 2018.3.20.】

次々発覚する年金機構の不祥事!安易な民営化や官民癒着によって、日本の行政と個人情報管理は有り得ないほどずさんに

これまでも度々トラブルを起こしていた日本年金機構をめぐって、信じられないような問題が発覚しました!
年金機構が委託していた「SAY企画」という会社も限りなく怪しいですし、この会社に500万人分ものマイナンバーのデータ入力を委託していたというのは、もはや恐怖しかありませんね…。

日本国民の巨額の財産や個人情報を預かり管理している、日本年金機構の信じられないほどにずさんなデータ管理体制もますます明らかになったし、もちろん、この年金機構が全面的に委託していた「SAY企画」なる会社と機構との関係を徹底的に洗い出す必要があるだろう。

安倍政権は、日本年金機構を通じて、未納者へのより厳しい取り立てや差し押さえを強化する動きを進めているけど、ただでさえ、年金制度の破綻が目に見えている上に、ここまで国民の重要な個人情報をずさんに扱う異常な体制が明らかになった今、国民がこんな組織に年金保険料を納めたくなくなるのは当然だ。
実際にこれらの誤入力によって給付額にも誤りが出ている以上、組織そのもののあり方や体制について一から見直した方がいいのではないのかな。

これまで国の組織が行なっていた業務を民間が行なうことによって、天下りなどの”悪しき伝統”がより加速している可能性がある上に、官民の癒着によって入札制度なども形骸化しかかっている恐れがある。
小泉政権以降に加速してきている「民営化・規制緩和促進による悪影響」がここでも出てきているし、少なからず、こんなずさんな個人情報管理体制である限り、少なくともマイナンバーは廃止すべきなんじゃないかな?

年金制度そのものについての存否も議論する必要がありそうですが、いやがうえにも個人情報を(半ば強制的に)提供させられている国民は、この年金機構の現状に対して、より強く怒る必要がありそうです。

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