どんなにゅーす?
・2017年12月14日に行なわれたグテーレス国連事務総長と安倍総理との会談において、北朝鮮問題についての他のマスメディアとNHKの論調が大きく異なっていると話題になっている。
・多くのマスメディアは「安保理決議履行で一致」「有事に発展しないように警告」などと言った論調の報道で並んでいるのに対し、NHKのみが「北朝鮮への最大限の圧力で一致」などと、圧力一辺倒の安倍政権の意向を汲んだかのような報道をしており、ネット上でも批判の声が上がっている。
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国連事務総長が警告、いつの間にか対北戦争に突入することのないように
訪日している国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は14日、北朝鮮問題をめぐり、いつの間にか同国との戦争に突入することのないよう警告し、朝鮮半島の非核化に向けた外交的な取り組みを呼び掛けた。
グテレス事務総長は「われわれにとって起こり得る最悪の事態は、非常に劇的な状況をもたらす可能性のある戦争に、いつの間にか突入してしまうことだ」と述べた。
国連安全保障理事会(UN Security Council)はこの1年間、ミサイル発射実験や核実験をめぐって北朝鮮に対し3回にわたり制裁を科している。
グテレス氏はこうした制裁について「第一に北朝鮮が履行しなければならないが、他の全ての国々も完全履行する必要があり、こうした国々の役割が重要だ」と指摘。その上で、「平和的に(朝鮮半島の)非核化を実現させるための外交的な関与」を強く求めた。
国連事務総長「夢遊病の様に紛争、回避を」 北朝鮮問題
来日中の国連のグテーレス事務総長は14日、日本記者クラブで会見し、北朝鮮の核開発は緊急性のある問題として「夢遊病のように紛争に突入することを避けなければならない」と警告した。米国のトランプ大統領は武力行使も辞さない構えだが、「軍事的な解決策はひどく否定的な結果をもたらすだろう」とした。
安倍首相と国連事務総長、北朝鮮問題に安保理決議の完全履行で一致
安倍晋三首相と国連のグテレス事務総長は14日、首相官邸で会談し、北朝鮮問題について、安全保障理事会決議の完全履行が必要との認識で一致した。グテレス氏は「制裁の履行が平和的な非核化につながる」と強調した。
安倍首相は会談後の共同会見で、「朝鮮半島の非核化が地域の平和と安定のために不可欠であるということで(事務総長と)完全に一致した」と説明。「安保理決議の完全履行の必要性や、非核化に向け意味ある対話でなければならないとの認識を共有した」と述べた。
核とミサイル開発を進める北朝鮮の問題を巡っては、ティラーソン米国務長官が前提条件なしに対話に応じる用意があると発言。米ホワイトハウスがそれを打ち消し、トランプ政権内の見解のずれが浮き彫りになった。安倍首相は今回のグテレス氏との会談を通じ、「対話のための対話では意味がない」との持論を改めて訴えた。
一方、グテレス事務総長は北朝鮮を含めた全ての国に安保理決議の完全履行を求めた上で、「それなくしてはいつの間にか戦争に陥り、悪夢が起きるだろう」と語った。
対北、国連と緊密に連携…首相と事務総長一致
首相は、北朝鮮への圧力を最大限まで高め、北朝鮮の政策を変えさせるとの日本政府の立場を説明し、国連との緊密な連携を確認した。両氏は、朝鮮半島を非核化する目標を改めて共有し、安全保障理事会の制裁決議を各国が完全履行する重要性についても一致した。
↓NHKはなぜか、「国連安保理決議履行の一致」から「最大限の圧力を高めることで一致」にすり替えて報道。
首相・国連事務総長会談 北朝鮮の非核化で圧力最大限に
安倍総理大臣は、日本を訪れている国連のグテーレス事務総長と会談し、北朝鮮情勢について、地域の平和と安定には朝鮮半島の非核化が不可欠だとして、国連安保理の制裁決議を完全に履行し、圧力を最大限高める必要があるという認識で一致しました。
安倍総理大臣は14日、日本を訪れている国連のグテーレス事務総長と総理大臣官邸で会談しました。会談では、緊張が続く北朝鮮情勢について意見を交わし、地域の平和と安定のためには朝鮮半島の非核化が不可欠だとして、国連安保理の制裁決議を完全に履行し、北朝鮮に対する圧力を最大限高める必要があるという認識で一致しました。
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大本営発表。 RT 首相・国連事務総長会談 北朝鮮の非核化で圧力最大限に | NHKニュース https://t.co/VKpInY44a1
— waemon (@waemon) 2017年12月15日
「戦争は絶対に避けなければならない」/グテレス国連事務総長が会見 https://t.co/6IJAg26vrg
NHKでは、首相とグテレス氏が「北朝鮮に対する圧力を最大限高める必要があるという認識で一致しました」と報道している。誤報に等しい! https://t.co/SupaueZra5
— 木津 繁 反自公・希望・維新 (@KizuShigeru) 2017年12月15日
この記事は安倍広報だから「圧力最大限で一致」などととにかく一致したと繰り返されている。
首相・国連事務総長会談 北朝鮮の非核化で圧力最大限に
12月14日 15時10分 https://t.co/4XyCpLDatF— T-T (@tcy79) 2017年12月14日
NHK 首相と国連事務総長が『圧力最大限』認識一致と報じる
TBS・日テレは 事務総長は『制裁の安保理決議完全履行』
私見:NHKの印象操作っぽい AFPを見てみる@tim1134 @iwakamiyasumihttps://t.co/QfdNVAnuwf— 宮澤 望 (@yuakira1) 2017年12月14日
NHKは「首相・国連事務総長会談 北朝鮮の非核化で圧力最大限に」https://t.co/B65zlyWPEi
AFPPBは「国連事務総長が警告、いつの間にか対北戦争に突入することのないように」https://t.co/B65zlyWPEi
両社でニュアンスがずいぶん違うぞ。NHKは官邸発表のままですか? https://t.co/kCEQh9CsDV
— 川上 哲夫 (@kawakamitetsuo) 2017年12月14日
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安倍政権の意向(願望)を一方的に反映させたNHK報道に、「大本営メディア」「ほとんどフェイクニュース」との声も!
出典:TBS News
他の複数の大手メディアの記事とNHKとの記事を見比べても、NHKだけ完全に飛躍した内容になってるのは一目瞭然ね!
一体これはどういうことなのよっ!?
確かに、「安保理決議の履行で一致」と「最大限の圧力で一致」というのは、全然意味が異なってくるぞ。
国連で決議している北朝鮮への経済制裁というのは、あくまで対話や外交的解決をベースにしたものなのであって、その証拠にグテーレス氏も「北との有事に発展しないように」と安倍政権に釘を刺している。
しかし、NHKの記事を見ると、北朝鮮を暴発させることにも繋がるような「圧力一辺倒」の見解で一致しているように誤解を与えるような内容となっており、しかも、安倍政権の「圧力一辺倒路線」に国連が全面的に同意したようにも受け取りかねない。
これは、ネットでも指摘されているように、フェイクニュースといってもいいくらいの激しく歪曲させた報道であり、安倍政権側の一方的な意向を汲みとり、政権が喜ぶような(NHKが安倍政権から優遇されることを目的にした)提灯記事である可能性が高いね。
国民からの受信料のお陰で成り立っているくせに、ここまであからさまに安倍政権の茶坊主に徹しているNHKは、どこまで私たちをバカにしているのよ!?
こうして政権のご機嫌を取りまくることで、受信料の搾取の強化を政権に協力してもらって、それによってどんどん自分たちだけ肥え太っていこうっていう算段なのねっ!
しかし、国連という国際機関をも利用して安倍政権を礼賛しているNHKはかなり悪質だね。
少なからず、こうした大手メディアによる「政権賛辞」はどこの報道各社でも蔓延しつつあるけど、今回のNHKはいささかあからさまにやり過ぎたようだ。
ボクたちは、こうした日本のマスメディアのかつてない劣化と腐敗を念頭に置きつつ、これらが発する様々なミスリードやフェイクに引っかからないように気をつけていかなければならないね。
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