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文科省の新学習指導要領、中学校の武道に「銃剣道」が加わり、不安の声が相次ぐ!スポーツ庁「強制はしない」

文科省の新学習指導要領、中学校の武道に「銃剣道」が加わり、不安の声が相次ぐ!スポーツ庁「強制はしない」

どんなにゅーす?

・2017年3月31日に発表された文科省の新学習指導要領について、中学校の武道の項目に「銃剣道」が加わり、ネット上で不安や懸念の声が相次いでいる。

・今回の件に対して、文科省の外局であるスポーツ庁は「あくまで学校側が導入するかどうかを判断することであり、国として強制はしない」としているものの、大日本帝国軍の軍事訓練で行なわれていた銃剣術の流れを継いでいるものから、「戦前回帰では?」との声も多い状況に。

「銃剣道」とは何か?中学武道に追加され波紋 スポーツ庁の担当者「強制はしない」

文部科学省は3月31日付の官報で「新学習指導要領」を告示した。中学の保健体育では、武術の種目として新たに「銃剣道」を加えた武道9種目が記された。これについてTwitterなどでは、戦前に学校の軍事教練に採用されていたことから「時代錯誤だ」と反対する声がある一方、「剣道と変わらない」などと肯定する意見もあり、賛否両論さまざまな意見が出ている。

【ハフィントンポスト 2017.3.31.】

中学武道に追加の「銃剣道」とは? 旧日本軍訓練の流れ

公益社団法人・全日本銃剣道連盟によると、競技では、面や胴など剣道に似た防具を身につけ、銃の形をした木製の「木銃(もくじゅう)」でのどや小手、肩などのポイントを突き、「一本」を狙う。

「旧日本軍の戦闘訓練のイメージがあるので様々な意見が寄せられるが、今は目的も性格もまったく違う」と連盟副会長の鈴木健さん(68)は話す。

鈴木さんによると、銃剣道の歴史は明治初期、フランスから伝わった西洋式銃剣術にさかのぼる。その後、日本古来のやりの技を土台として研究が進み、戦前は旧日本軍の訓練に用いられていた。

【朝日新聞 2017.4.1.】

中学校の授業に?「銃剣道」とは

小中学校の新しい学習指導要領が31日に公示され、中学校で教える武道の例に「銃剣道」という競技が加わりました。あまり耳慣れないだけでなく、中学校の授業に適切かどうかという議論も起きています。銃剣道とはどのような競技なのか、取材しました。

どんな競技?

銃剣道の試合風景は、剣道と似ていますが、竹刀の代わりに長さ1.66メートル以上、重さ1.1キロ以上の「木銃(もくじゅう)」を使います。剣道と違って認められるのは「突き技」だけで、相手の胸やのどなどを突いて1本を争います。
昭和55年から国体の競技種目にもなっており(現在は隔年実施)、全日本銃剣道連盟(本部・東京)によりますと、国内の競技人口は約3万人、全国に約100か所の道場があるということです。

~省略~

文科省は「あくまで表記に加えただけ」

文部科学省によると、当初は銃剣道を実施している中学校が1校しかなかったため、学習指導要領の改訂案には明記していなかったということです。
しかし改定案についての意見を募ったところ、「国体の種目にもなっていて入れるべきだ」という要望が数多く寄せられたことから、最終的に銃剣道を加えたと説明しています。そのうえで、「あくまで表記に加えただけで、授業で必ず銃剣道をしなくてはいけないものではない」としています。

【NHK NEWS WEB 2017.3.31.】

↓大日本帝国陸軍が使用していた銃剣。

出典:ウィキペディア

↓戦時中の銃剣道訓練の様子。

出典:ウィキペディア

↓現在の柔剣道に使用している木製の銃剣。

出典:ハフィントンポスト

↓現代の銃剣道の試合の様子。

出典:ウィキペディア

日本会議の「帝国回帰思想」を忠実に実行し続けている安倍政権、今度は中学の授業に「銃剣道」を追加

安倍政権が、中学の授業に新たに「銃剣道」を追加したことが様々な波紋を呼んでいます。

この動きに大きな不安や懸念を口にする声があるかと思えば、「これに騒いでいるのは全員左翼」みたいな(お馴染みの)コメントもネットに並んでいる状況ですが…普通に考えると、これも安倍政権に密着しながら「明治復興・大日本帝国回帰」の思想の普及に暗躍している日本会議による意向と考えるのが自然そうです。

ネット上には予想通り、ボクたちをかく乱する目的で様々なフェイク情報が飛び交っている感じだけど、複数のメディアが報じているように、銃剣道が新たに追加されたのは確かなことのようだね。

多くの人達が首をかしげているように、確かに銃剣道は、現代の日本で多く普及している競技とはとても言えないような状況で、その競技人口の多くが自衛隊関係者であることなど、軍事的な訓練としての色が強い感じがするので、これを中学校の指導要領に加える必要性や意味がよく分からない感じだ。

一般部門も存在し排除されているわけではないが積極的な勧誘は行われておらず、自衛官が競技人口の大半を占め役員の多くも元幹部自衛官、一般部門も元自衛官や子息が多いなど事実上『自衛官の競技』という状態である。自衛官であるため一定の競技人口が存在するため衰退こそないものの、災害派遣などで人が揃わず大会が中止されるという事態が度々起きている[4]

【ウィキペディア(銃剣道)】

そうなると、やはり、日本会議の「戦前回帰思想」と結び付けたくなってしまうのは自然なことだし、ボクは直感的に「あらかじめ銃に対する感覚や扱いに慣れておくために、これを導入したがっているのかな?」って思ったんだけどね。

つまりは、将来的に「徴兵制」を導入することも想定しての動きである可能性もあるということ…ですね。

なんせ、自衛隊の入隊希望者の減少も危機的状況になっているみたいだからね。
これに少子化による減少もこの先さらに拍車をかけていってしまうわけで、特に安倍政権や日本会議が日本を牛耳るような状況が続く限り、日本がいずれ徴兵制を導入せざるを得なくなるのは自然な流れだと思っているよ。

前のコラム記事では、日本会議の関連団体に「体罰の会」があることも紹介しましたが、教育勅語の容認もそうですし、いよいよ多くの部分で戦前思想や大日本帝国時の政策や教育が頭をもたげるような動きが出てきていますね。

今回の銃剣道の追加についても、政府側は「あくまで学校側が判断することで国としては強制しない」と緩衝材を置いている感じだけど、じわりじわりと衝撃を与えない形で、様々な面から「大日本帝国ルネサンス」を浸透させつつある動きが見られるし、こうした日本会議に対して、海外では「密かに日本に侵食しつつあるカルト宗教」として危険視する記事も多く出てくるようになっている。

こうした得体の知れない数々の新興宗教が参加している日本会議と一心同体である安倍政権は、まさに「カルト政権」と言っていいほどに危険な存在だし、森友疑獄に対しても完全に開き直った上で、ますますその「アジェンダ」である「日本の民主主義の完全破壊」に向けて突き進んでいる動きが見られるので、今後もより一層警戒していく必要がありそうだ。

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