ピート・ローズのメジャー記録を抜くも、イチローは複雑な心境を吐露
出典:LAUGHY
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「ローズが喜んでくれたら全然違う」イチローの一問一答
――かつては200安打を打つ中で、重圧と戦う時期もあった。それとの付き合い方は変わってきたか。
「200とこれはもう全然比較できないですからね。これはだから、ピート・ローズが喜んでくれていたら全然違う。全然違いますよ。でもそうじゃないって聞いているので、だから僕も興味がないというか。喜んでくれていたらね。ハリー(張本勲さん)なんてシアトルに来てくれたじゃないですか。ハリーって、ハリーですけど。何かかわいげがありますよね」
またしてもイチローが金字塔を打ち立ててくれたね。
日米通算ということに(メジャー記録保持者の)ピート・ローズが苦言を呈しているし、本人も謙虚に振舞っているけど、メジャーよりも試合数が少ない日本での記録が含まれているということは、逆に凄いことなのかもしれない。
なんにしても、4257安打という数字はすさまじく、こんなとてつもない数字を打ち立てたイチローは、やはり、正真正銘の「伝説の野球選手」であることが改めて感じられたよ。
あいかわらずイチロー選手は、とってもカッコいいです~!
インタビューでの話も、最近ますます磨きがかかっているし、まさにわたしにとって憧れの選手ですぅ!
みはるはイチロー選手のファンだもんね!
わたしも、ストイックな姿勢で野球に取り組む姿がとってもカッコいいと思うし、海を越えたメジャーリーグでここまで長く活躍し続けてくれるなんて、まさしく日本人にとっての誇りの選手よね!
でも、本人もインタビューで答えていたけど、イチロー自身にとっては、周りが思っている以上に苦難と努力の歴史だったようだよ。
今回の偉大な節目を記念して、ここではそんなイチローの生い立ちとともに、今までのイチローの輝かしいキャリアの数々を軽く振り返ってみようと思う。
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幼い頃からバッティングセンターに通いつめ、バットセンスを磨く
(4256安打は)ずいぶん遠いですからねえ。算数が苦手な人には近くに見えるのかもしれないけど、僕は得意ですから。今までと同じような気持ちで、次の一本を求めていきたいと思います
— イチロー 名言集 (@ichirosbot) 2016年6月16日
イチローは1973年生まれの愛知県出身。
地元のバッティングセンターに通いつめてひたすらバットセンスを磨いていた甲斐もあり、早くから野球の実力を発揮。少年野球チームではエースで4番として活躍し、地元ではかなり有名だったらしい。
なんせ、バッティングセンターでは小学生と思えないくらいに速い球を打っていて(なんとこの頃から100キロ以上の球を打っていたとのこと)、しまいにはイチロー専用の速球コーナーが出来てしまったいうから驚きだ。
ええ!?やっぱりイチローは子供の頃から色々と凄かったのね!
バッティングセンターにイチロー専用の台が作られちゃうなんて…子供の時から地元ではかなりの有名人だったのね!
きゃ~!やっぱりイチロー選手は子供の頃からカッコよすぎですぅ!
その後、野球の名門愛工大名電高校に入学し、1年生からいきなりレギュラーを務め、甲子園にも出場。
驚きなのは高校時の通算打率で、その率はなんと5割1厘!こんな好成績が話題になり、1991年にドラフト4位でオリックスに入団することになる。
輝かしい成績と経歴でプロに入ったんだけど、そのプロのスタートは必ずしも「順風満帆」とはいえなかったんだ。
え?あのイチローさんが、最初は色々苦労していたんですかぁ?
独自の打法を監督やコーチに否定され、これを拒否、出場機会が減ることに…
入団後、主に二軍のウェスタンリーグで本格デビューしたイチロー。
当時のイチローといえば、独自に編み出した「振り子打法」が話題になったけど、この打法に対して、当時監督だった土井正三氏や小川亨氏などのコーチ陣が否定。
すぐさまこれを直すように指導されるんだけど、当時のイチローはこれを拒否。1軍打撃コーチだった山内一弘氏とも意見が合わず、これにより一軍の出場機会に恵まれることは少なかったんだ。
あのイチローが、昔はそんなことがあったんだぁ。
でも、この頃から、自分自身の考えややり方に自信を持っていたからこそ、監督やコーチとぶつかってしまったのね。
あのイチローさんのセンスや打ち方を否定するなんて、見る目のない監督さんですぅ!
こういう一軍首脳陣との対立もあって、2年目からは主に二軍での生活になってしまうんだけど、二軍の打撃コーチだった河村健一郎氏はイチローがこだわっているスタイルに可能性を見出し、イチローの打法をより磨くことに専念、ここで後に繋がる「振り子打法」を完成させることとなる(こんな経緯があったことで、河村氏は一軍の首脳陣との関係が悪化したといわれている。)。
イチローといえば、その後オリックスの監督に就任した仰木彬との師弟関係が取りざたされることが多いけど、実はこの当時河村さんが二軍のコーチにいたことが、後のイチローに大きなプラスの影響を与えたのかもしれないね。
仰木監督との出会いと才能の開花、次々と前人未到の記録を打ち立てる
河村コーチとともに振り子打法を完成させたイチローは、いよいよその真価を徐々に発揮し始めることとなる。
翌年の1994年に就任した仰木監督は、イチローに大きな可能性を見出し、ここで本名の「鈴木一朗」から「イチロー」に登録名を変更。新しく就任したコーチ陣にもイチローのスタイルが受け入れられ、一気に「安打製造機」の実力を発揮。
シーズン200本安打や首位打者に加えて、強肩・好守備・俊足という、非の打ち所の無いようなスペックと唯一無二の打撃のセンスで破竹の記録を次々と樹立。
そしてついに満を持して、2001年に「メジャーリーグ初の日本人打者」として、シアトルマリナーズに移籍。
色々な意味で当時は話題になったものの、当初のアメリカでの評価は「彼はメジャーでは通用しないだろう」という意見が大勢を占めていた。
色々な下馬評が飛び交い、現地のメディアでも冷ややかな報道もあったものの、イチローはいきなりそれらを全て黙らせるような成績を叩き出し、移籍1年目でシーズン215安打という球団新記録を樹立。
以降も、破竹の活躍でかつて冷笑していた人々を黙らせ、2004年にはジョージ・シスラーが持っていたメジャー・シーズン最多安打記録を更新する262安打を記録。
84年ぶりの記録更新に全米が沸き、その他の驚異的な記録とともに、イチローはメジャーでもトップレベルの強打者として、名実ともに君臨したんだ。
改めて振り返ってみても、イチロー選手はほんとに凄すぎますですぅ!
でも、前例のない前人未到の経験を多くしてきたからこそ、きっと本人は目に見えないような色々な苦労があったんじゃないかしら?
本人しか分からないと思うけど、それはもう、色々な苦労や重圧があったと思うよ。
今回の記録樹立の際にも、言葉の端々にそんな一端がのぞいていた気がするけど、常人では考えられないような努力や悩みがあったんだろうなあ。
メジャー生活ももはや15年目だけど、大きな怪我も無くずっと安定した仕事をしてきたのも、並大抵のことじゃないと思うし、40歳を超えた今でもメジャーの一線で活躍していることは、本当に驚異的なことだと思う。
イチローの奥さん、福島弓子さんってどんな人?
↓イチローと奥さんの貴重な2ショット?
出典:時遊人SUZUのひとり言
最後に、あんまりテレビでスポットを浴びていない奥さんの福島弓子さんについて、少しだけ触れておこう。
福島弓子さんは1965年生まれ、つまり姉さん女房で、元TBSのアナウンサーだ。
1995年放送されたラジオ番組でイチローと知り合い、そこで意気投合。
「価値観が似ていて、話のテンポが心地良かった」と感じたイチローは、以降インタビューの際には福島アナを指名するなど、積極的に交際を開始。
1999年にイチローがプロポーズし、ロサンゼルスのチャペルで結婚式を挙げている。双方の親族が20人ほど参列するような、とてもこぢんまりした結婚式だったらしいね。
以後も弓子さんは献身的にイチローをサポートして、現在は愛犬と一緒にニューヨークに居を構えているとのことだ。
イチロー選手にプロポーズされるなんて・・・奥さんが羨ましすぎますぅ!
わたしもイチロー選手に、お姫さま抱っことかしてもらいたいですぅ~!
親族だけでつつましく結婚式だなんて、いかにもイチローらしいわね。
やっぱりイチローは変に自分の実力を見せびらかさなくって、どんな時も謙虚に冷静にいるところが、なによりの魅力よね!
そうだな。なんせ、国民栄誉賞も2度に渡って断っているというからね。
今回の大記録のコメントもいかにもイチローらしいけど、この後はメジャー通算3000本という凄まじい記録もすぐそこまで迫ってきている。
自他共に認めているように、すでに全盛期は過ぎているイチローだけど、この先もケガや身体に気をつけながら、これからも末永く彼らしい活躍を続けてほしいね。
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