ベーシックインカムとは、全ての国民に毎月(最低限の生活を送れるだけの)まとまった現金を支給する制度
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国民に毎月一定額を支給 制度導入巡りスイスで国民投票へ
スイスでは、この制度の導入を求める市民団体が国民から必要な数の署名を集めたことから、導入の賛否を問う国民投票が今月5日、行われることになりました。スイスの公共放送が先月25日に発表した最新の世論調査では、「財政への影響が懸念される」とか、「労働意欲の減退が心配される」などとして71%が「導入に反対だ」と答えています。
いよいよスイスで、ベーシックインカム導入の是非を巡る国民投票が行なわれることになったね。
どうやら反対の方が多いみたいで、今回は否決されるとは思うけど、国民レベルでベーシックインカムが本格的に議論されるようになったというのは画期的だ。
え、えっとぉ、管理人さん、「ベーシックインカム」って一体何!?
わたしもそんな言葉、聞いたこと無いですぅ!
ベーシックインカムというのは、従来になかった社会制度の一つで、国が自国の国民に対して、毎月生活に困らないだけのまとまったお金を支給する制度のことだ。
今回のスイスの例では、全ての国民に月成人30万円、18歳未満の未成年には月8万円を支給する内容が議論されているよ。
えええ!?何にもしないで月々30万づつもらえるってこと!?それって夢のような制度じゃない!
これなら巫女さんのバイトもしないですみますぅ!スイスに引っ越したくなってきちゃったですぅ!
でも、さっきも言ったけど、今回は反対多数で導入は見送られるっぽいぞ。是非とも、実際に行なわれたケースを一度見てみたかったんだけどなあ。
スイスではロボットに扮した人たちがベーシックインカム推進のデモ行進をしたみたいだけど、これは近年ますます作業環境の機械化(ロボット化)が進んでいて、「いずれロボット達に私たちの仕事が奪われてしまう。だからベーシックインカムが必要だ!」との趣旨で行なわれたものみたいだよ。
↓スイスで行なわれた「ロボットコスプレ」のデモ行進。
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日本でもベーシックインカム導入の是非は議論されてきた
うぅ・・・結局スイスでも今回の導入は無しですかぁ。
もし導入されたらスイスに引っ越す計画を立ててたのにぃ。
実は日本でも、一部の人たちの間では(僅かながら)ベーシックインカムについて今まで議論はされてきたんだ。
例えば、ベーシックインカムに以前から賛成している日本の有名人では、ホリエモンこと堀江貴文氏がいるけど、有名人の間でも賛否が分かれる事態になっている。
※「今のお年寄りに殺されますよ?」 ホリエモンの「ベーシックインカム導入案」に辛坊治郎が懸念
あら、ホリエモンってわたし好きじゃないんだけど、たまには良いこと言うじゃない!
ホリエモンやその他賛成派の意見をまとめると、
●消費意欲が刺激されて景気が上向きになる。
●貧困層の救済に繋がり、格差の是正が図られる。
●年金や生活保護、社会保険などの煩雑な手続きをなくして、ベーシックインカムに一本化させることで政府のコストカットと効率化が望める。
●今の収入にベーシックインカムが上乗せされることで、恋愛や結婚を望む人が増えて、結果少子高齢化対策に繋がる。
●投資やベンチャービジネスなどに回すお金が出来ることで、技術革新を後押しして、労働意欲もアップする。
●(家計に余裕が出来ることで)休みたい人は休みを取りやすくなるので、旅行や観光に行ったり、趣味や好きなことに熱中したり、自由な生き方がしやすくなる。
・・・といったメリットを主張しているね。
一方、反対派の意見をまとめると、
●(生活費が働かずにもらえてしまうことで)逆に労働意欲が落ちて、国民が堕落化、国内の生産力が落ち、ますます経済が停滞化していく。
●財源を探すことが難しく、大幅に増税をしなければならなくなる。
●ベーシックインカムの分だけ給料を減らす企業が出てくる恐れがある。
・・・などのデメリットを主張している。
一部の小さな社会単位では実験的に行なわれてきたものの、ベーシックインカムが一体どのような効果や結果をもたらすのか、前例がない分全くの未知数なんだよなあ。
だから、ボクとしても是非とも今後のデータ収集のために、今回スイスにやってもらいたかったんだけど、特に欧州では、近頃ベーシックインカムについて議論が盛り上がってきているから、もしかしたらいずれ国単位で導入される時が来るかもしれないね。
なんか、詳しく話を聞いたらかなり興味が湧いてきたわ!
今後日本でベーシックインカムが導入される可能性はないのかしら?
うーん、残念ながら今の所はその可能性は薄そうだね。
だけど、ボクはやろうと思えば日本でも可能だと思っているから、5万~10万くらいの間などで実験的にやってみるのはいいんじゃないかな?
物は試しだし、日本人は元々労働意欲が高いから、企業が給料を減らさないための法整備などをしたうえでやってみたら、結構いい効果があるかもしれない。
まあそれも、「一億総馬車馬社会」推進の安倍政権じゃあ絶対に無理だろうから、政権交代した際の未来の与党にやってもらいたいところだね。
(生活の党と山本太郎となかまたちなど、一部の日本の野党はベーシックインカムをマニフェストに盛り込むなど、前向きな姿勢を見せている。)
たしかに、今の安倍政権じゃ無理そうですぅ。
わたしも早く、学校と巫女さんバイトの「二束のわらじ」から卒業したいですぅ~。
まとめ
ベーシックインカムは、人間の生活を一変させ、新しい価値観や生き方に繋がる従来になかった制度として、徐々に一般に認知され、(特に貧困層を中心に)期待する人が少しずつ増えてきているのが現実だ。
果たして、近い未来にベーシックインカムを試験導入する国が登場するのかどうか、注目しながら見守っていこうと思っているよ。
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