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熱海土石流、土砂崩れの起点にあった「開発目的の盛り土」がほぼ全て流出!川勝知事「どういう目的でどなたが盛土をしたのか検証する」

熱海土石流、土砂崩れの起点にあった「開発目的の盛り土」がほぼ全て流出!川勝知事「どういう目的でどなたが盛土をしたのか検証する」

どんなにゅーす?

・2021年7月3日、静岡・熱海市伊豆山で発生した大規模な土砂崩れについて、土砂崩れの起点には開発目的で持ち込まれた大規模な盛り土があり、それがほぼすべて崩落・流出していたことが判明した。

・川勝知事は、記者会見で「どういう工法で、どういう目的で、どなたが盛土をしたのか、しっかり検証する」とコメント。また、ネット上で盛り上がっている”ソーラーパネル原因説”について、「直接の関係はいまのところみられないと聞いている。しかし上流で開発行為がなされているのは事実であり(略)専門家とともに現場を見て何が原因だったのか判断をしたい」と述べた

静岡 熱海の土石流 上流側の開発現場 盛り土含む斜面が崩落

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静岡県は4日午後、県庁で対策本部会議を開き、このなかで今回の土石流についての初期の調査結果を明らかにしました。

調査では土石流が流れ下った逢初川の上流方向でドローンを飛行させ映像を撮影した結果、伊豆山地区にある伊豆山小学校から北西に1キロほど離れた山の斜面が幅およそ100メートルにわたって大きく崩れていることがわかったということです。

県によりますと、崩れた斜面には開発のために山の谷間に土を盛ってできた一帯が含まれ、開発前の2010年ごろと、開発後の2020年の現場周辺の地形のデータ、それに現在の斜面を比較した結果、盛り土の大部分が崩れた可能性があるということです。

またこの分析から崩落した盛り土の量は少なくとも5万立方メートルに上り、これを含めて崩れた土砂の全体の量は10万立方メートルにのぼる可能性があるとしています。

一方、崩落現場の南西にはメガソーラーと呼ばれる大規模な太陽光の発電設備が作られていますが、今回の調査ではこの周辺では斜面の崩落は確認されなかったということです。

これについて全国知事会のあと取材に応じた静岡県の川勝知事は「盛り土のところから崩落が起こったという一時的な報告が来ている」と述べ、開発現場付近で土砂が崩れ始めた可能性があるという見方を明らかにしました。

そのうえで「近くにはメガソーラーもあるが、直接の関係はいまのところみられないと聞いている。しかし上流で開発行為がなされているのは事実であり、調整ができしだい私自身も現地に赴いて専門家とともに現場を見て何が原因だったのか判断をしたい」と述べ、今後専門家とともに崩落の原因を詳しく調べる方針を示しました。

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【NHK NEWS WEB 2021.7.4.】

熱海土石流の原因について静岡・川勝知事が徹底調査の意向表明

静岡県の川勝平太知事は4日午後、県の災害対策本部会議後に記者会見した。

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さらに「どういう工法で、どういう目的で、どなたが盛土をしたのか、しっかり検証する決意だ」と徹底調査する考えを表明した。

川勝知事は会見の冒頭で被災家屋が約130棟に上ることなどを明らかにした。続いて土石流について言及し、「熱海においては大勢が移住したいこともあって地価上昇している中で、住宅のための造成も考えられていた」と背景を説明。

そのうえで「それと山の崩落、森林破壊の調整がどうなされてきたのか問われなくてはならない。盛土部分が全部持っていかれたのは極めて重要な、危険をもたらすような山への手の加え方」と開発と土石流の因果関係に厳しい見方を示した。

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【サンスポ 2021.7.4.】

(やはり)「過剰な開発行為」が悲劇を生み出した可能性が大か?詳しい原因については調査を継続!

出典:YouTube

静岡・熱海の大規模な土砂崩れですが、土砂崩れの起点に大規模な盛り土があり、このほとんど全てが崩落・流出していたことが判明。
まだはっきりした原因が分かっていない状況ではありますが、やはり、「過剰な開発行為」が今回の悲劇をより深刻化させた可能性が大きそうですね。

まだ断定的なことは言えないけど、この盛り土が大規模な土砂崩れを引き起こした可能性があるし、一方で、ソーラーパネルの建設が直接的な原因になった可能性はさらに一歩遠のいた感じかな。
しかし、山頂に近いエリアにソーラーパネルを建設すること自体、まず良い影響を与えるはずがないし、まさしく先の記事でボクが述べたように、「様々な要素が複雑に絡み合ってここまでの凄まじい被害が発生した可能性が大である」ってことだ。

ボク自身、熱海や伊豆などに訪問するたびに、相当に急峻で険しい山の斜面や谷底に数多くの住宅やホテル、商業施設が林立している光景に驚かされては、「本当に豪雨や台風などの災害に耐えうる造成や開発を行なっているのだろうか?」と疑問と不安を感じていたけど…やはり、(ソーラー建設や産廃処理場など)いずれも「深刻な災害を引き起こしかねない過剰な開発行為」といわざるを得ない。

そして、静岡県はこの先詳細な調査を進めていく考えを示していますが、直接的な原因を特定するのは困難を極めそうですし、(補償の問題などにおいて)かなりややこしいことになりそうな予感がしますね…。

そうだね。
ここ数年間で、局地的で猛烈な豪雨が発生するのが半ば”普通”になってきている中、全国各地において、改めて山林の無造作な開発や造成についてよく見直したうえで、(自然環境の保全だけでなく災害予防の観点も重視した上で)これまで以上に基準を厳しくしていく必要があるのではないかな。

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