どんなにゅーす?
・海の生き物に寄生している寄生虫「アニサキス」による食中毒が急増しているという。
・「アニサキス症」はアニサキスの幼虫が寄生しているイカやサバの刺身などを食べることで発症し、厚労省の統計によると、2007年は6件だったものの、2016年には124件にまで急増。食中毒の原因として、ノロウイルス、カンピロバクター菌に続いて第3位になっているという。
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食中毒
アニサキス 生の魚介類で猛威 10年で20倍生の魚介類に付いている寄生虫「アニサキス」による食中毒の報告件数が急増している。厚生労働省の統計によると、2007年は6件だった報告件数は16年に20倍以上の124件に増え、食中毒の原因物質としてはノロウイルスとカンピロバクター菌に次いで3番目に多い。「報告は氷山の一角」との指摘もあり、専門家が注意を呼び掛けている。
アニサキスって一体なに!?
にゃにゃっ!?
アニサキスって、全然聞き慣れない名前にゃけど、一体なんなんだにゃ!?
こ、厚労省の食中毒ランキングで第3位に入るなんてぇ…。
こんなに身近な食中毒なのに、私もほとんど知らないですぅ~。
ボクの親父もかなり昔にアニサキスでエライ目にあったことがあったし、数年前に妹もこれに当たってしまったことがあったよ。(※どちらもイカ刺し)
それくらいに身近な食中毒でなおかつ侮れないくらいに厄介なものなんだ。
先にも簡単に触れたけど、アニサキスというのは、海に住んでいる線虫の一種で、イルカやクジラなどの海洋哺乳類、そしてオキアミ類、さらにはサバやタラ、イカなどの魚介類など、様々な海の生物の「宿主」を転々としている寄生虫なんだ。
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アニサキスの生活パターン
…というわけで、アニサキスの生態を簡単に紹介しておこう。
まずは↓下の図を見てみてほしい。
出典:水産庁
にゃにゃ!?
イルカやクジラしゃんのお腹の中で卵を産んで、フンと一緒に卵が海の中に放出されるのかにゃ!?
こりゃびっくりだにゃっ!
こっ、こんなに色々な海の生き物を転々としながら生命を営んでいるなんて…っ!
ビックリ過ぎる生態ですぅ~。
そう、イカやサバなどに寄生しているのは幼虫の状態の時で、これに寄生しているものが市場に並び、食卓に出てきて口に入れてしまうことでボクたちが発症してしまうというわけだ。
そして、↓これがアニサキスの幼虫の姿だ。(長さにして2~3センチ程度とのこと。)
出典:厚生労働省
↓魚の切り身に寄生している状態(とぐろを巻いているのがアニサキス)。
出典:ウィキペディア
ひぃいい~~!!
にょろにょろしてて、かなりキモチ悪いですぅ~~!
普段は主に魚介類の内臓に寄生しているらしいけど、宿主が死ぬと筋肉に移動する傾向があるらしく、このように切り身にした際に、身の中に入り込んでいる状態のものが見つかることがあるようだ。
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アニサキスに寄生した魚介類を食べると一体どうなる!?
このアニサキスしゃんが付いた魚介類を人間が食べちゃうと、一体どうなっちゃうのかにゃ!?
アニサキスの幼虫が生きている状態で人間の消化器内に入ってしまうと、食後数時間のうちに胃や腸(主に胃)の中で暴れ始めて、胃壁や腸壁を食い破ろうと激しく動き回ることで、胃にえもいわれぬ激痛が走る。
さらには、時に吐き気を催して嘔吐する症状も見られ、アニサキスが弱るまでこの激痛と戦い続ける羽目に陥る。
多くの場合は数日以内にアニサキスが弱り、排出されることで激痛は収まり回復するけど、レアな悪いケースでは実際に胃や腸を食い破られてしまうことがあり、こうなると大掛かりな手術を要する大変な事態になってしまう。
ボクも親父や妹の症状を目の当たりにしたけど、数日間うめき声を上げて動けなくなるほど、とてつもなく激しい胃の痛みが続いていた様子が見られたよ。
アニサキス症に罹らないための予防法とは!?
うわぁ…!!
アニサキスさん、かなりの厄介者ですねぇ。
私も絶対そんな目にあいたくないですけど、アニサキス症に罹らないためにはどうすればいいのでしょうかぁ?
アニサキス症に罹らないための最大の予防法は、対象の魚介類を加熱することだ。
新鮮でとっても美味しいイカやサンマ、アジ、カツオ、サケなどの刺身を食べたい気持ちはよく分かるけど、もし生食する場合には、アニサキスがいないか目視で確認、もし見つかったらこれを取り除くことだ。
あるいは、よりしっかり予防するなら冷凍保存(マイナス20度以下で24時間以上)すれば死ぬ可能性が高いとのこと。
また、酢やしょうゆなどでも死なないことから、しめさばにも要注意で、食べる際には同じく目視でアニサキスがいないかよく確認するのがいいだろう。
ひとまず、アニサキスについての知識や予防法は簡単に一通り紹介したけど、より詳しいことは厚労省のページで確認するのがいいかと思うよ。
まとめ
アニサキスしゃん、お酢やしょうゆでも死なないのかにゃ!?
人のお腹の中でもしばらく生き続けちゃうし、とってもしぶとい寄生虫さんだにゃ!
こんな寄生虫さんによる恐ろしい食中毒があるなんて全然知りませんでしたぁ。
これからは、イカ刺しやしめさば、アジやカツオ、サケの刺身とかは前もってよく切り身を見て、確認するようにしますですぅ!
実際には厚労省が把握している以外に未報告のものを含めると、現状、国内で年間相当な数のアニサキス症の被害があるものと思われる。
しっかりとした知識を持って、前もって注意をしておけばある程度防ぐことが出来るものなので、みんなも以上の予防法を守って、くれぐれもアニサキス症に罹ってしまわないように気をつけて欲しいと思うよ。
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