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【森友事件】国側が「赤木ファイル」を開示!佐川氏による具体的な改ざん指示は開示されたものの、赤木さんに改ざんを直接指示した人物の名前は黒塗りに!

【森友事件】国側が「赤木ファイル」を開示!佐川氏による具体的な改ざん指示は開示されたものの、赤木さんに改ざんを直接指示した人物の名前は黒塗りに!

どんなにゅーす?

・2021年6月22日、森友事件における昭恵夫人らの関与を示す項目の公文書改ざんを強要され自殺に追い込まれた赤木俊夫さん(元近畿財務局職員)が遺した、通称「赤木ファイル」が遺族に公開された。

佐川宣寿元理財局長による「国会答弁の内容と合わせた改ざん」を指示していた詳しい実態が明らかになり、安倍前総理に全面的に忖度し虚偽答弁を繰り返していた佐川氏の悪質な内情がさらに浮かび上がった。

・しかし、赤木さんに改ざんを直接指示した関係者の名前は黒塗りにされており、国側による事件の真相や内情を隠蔽しようとする姿勢も浮き彫りになった。

・また、麻生財務相は再調査を行なう方針がないことを改めて強調。遺族は今後も真相の究明を求めて政府と戦っていく意向を示しており、国民からも政府に対する怒りの声が上がっている。

「赤木ファイル」開示 改ざんの過程を詳細に記録

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「赤木ファイル」は、森友学園に関する決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)が職場に残したもので、妻の雅子さんが国などを訴えた裁判で開示を求め続けてきました。

このファイルについて、国は、21日裁判所に提出し、原告側にも22日午前、大阪市内の弁護士事務所に郵送で届き、雅子さんが受け取りました。

ファイルには518ページの文書がとじられていて、その冒頭で赤木さんは「現場の問題意識として決裁済の文書の修正は行うべきでないと財務省本省に強く抗議した。本省が全責任を負うとの説明があったが納得できず、過程を記録する」と記しています。

そして改ざんについて、いつ誰がどのような指示をしたかや、近畿財務局の対応などが一覧表にまとめられ、その根拠となる本省から送られたメールや改ざん前後の決裁文書がとじられています。

原告側はこのあと内容を詳しくを確認することにしています。

~省略~

【NHK NEWS WEB 2021.6.22.】

「改ざん指示した人の名前は黒塗り」 森友問題の決裁文書改ざんの過程をまとめた“赤木ファイル”、国側から妻側に開示

森友学園の国有地売却問題を巡る財務省の決裁文書改ざんで2018年3月、自殺に追い込まれた近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=が改ざんの過程をまとめた「赤木ファイル」が22日、妻雅子さん(50)側に開示された。財務省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官(63)から、国会答弁を踏まえた上で決裁文書を作成するよう直接指示があったことがうかがえる財務省から近畿財務局へのメールが含まれていた。
備忘記録には、佐川氏の名前を挙げ「局長への説明過程や、同局長からの指示などの詳細が財務省からメールで投げ込まれてくるのが実態」とされていた。

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雅子さんは取材に「夫のものに間違いないと思う。夫に指示した人の名前は黒塗りで、外してもらうため闘う」とした。

【東京新聞(共同通信) 2021.6.22.】

赤木ファイルに佐川氏の指示記載「新しい情報を与えないよう」

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赤木さんが作成した「本省の対応」と題する文書では、財務省から改ざんを指示された経緯を記載。学園に国有地を売却した際の「売り払い決議書」については、2017年3月20日、同省の佐川宣寿理財局長(当時)から「国会答弁を踏まえた修正を行うよう指示(調書の開示により新しい情報を与えることがないよう)があったとのこと」と記されていた。

佐川氏の指示を巡っては、同省が18年6月に公表した調査報告書で、「国会答弁を踏まえた内容とするよう念押しがあった」と記載されたが、具体的な指示内容は明らかになっていなかった。

一方、財務局側が改ざんに抵抗していた実態も詳細につづられていた。赤木さんが作成した文書によると、財務省が学園に厚遇したと受け取られる恐れのある部分を調書から削除する方針を示したのに対し、財務局側が「現場として厚遇した事実もないし、(会計)検査院等にも原調書のままで説明するのが適切」と意見し、「修正に抵抗」したと記載。「現場の問題意識として既に決裁済みの調書を修正することは問題があり行うべきではないと、本省審理室担当補佐に強く抗議した」とも記していた。【松本紫帆】

【毎日新聞 2021.6.22.】

「赤木ファイル」再調査行わない考え強調 麻生副総理兼財務相

財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の赤木俊夫さんが残したいわゆる「赤木ファイル」が開示されたことについて、麻生副総理兼財務大臣は、閣議のあとの記者会見で文書の詳しい内容には触れず、「財務省としては調査を尽くしている」として再調査は行わない考えを改めて強調しました。

~省略~

また「赤木ファイル」を開示するにあたって、一部の職員の名前などを塗りつぶしている点については「文書のマスキングの範囲は、個人のプライバシー、情報セキュリティーなどに制限していて、マスキングの理由も裁判所に提出している。裁判所の訴訟指揮に従い、真摯(しんし)に適切に対応したい」と述べました。

~省略~

【NHK NEWS WEB 2021.6.22.】

出典:YouTube

現日本政府の「深すぎる闇」!佐川氏によるより具体的な「改ざん指示」が開示されたものの、やはり「最も重要な箇所」は黒塗りに!

赤木さんの遺族による粘り強い要求が実を結び、ついに、日本政府が「赤木ファイル」の存在を公式に認めたうえで、遺族にこれを開示しました。
しかし、やはり、「最も重要な部分」は黒塗りにされており、政府がこの事件の真相を徹底的に隠蔽しようとしている姿勢が改めて浮き彫りになったといえます。

そもそも、つい最近まで政府は「赤木ファイル」について「探索中」などと繰り返してきた上に、裁判所に催促されてようやくこの存在を認めたばかりだし、最初の時点でファイルの全貌を完全に把握していたにもかかわらず、「探索中」などとずっとウソをつき続けてきたことがバレバレだ。
何から何までが極めて不誠実かつデタラメであり、こうしたプロセス自体、まっとうな政府のやることではない。

おまけに、佐川氏による悪質な(全日本国民を欺くための)改ざん指示の実態は開示されたものの、赤木さんに直接指示を出した人物の名前は隠されているようだし、すでに退官している佐川氏に全ての罪を覆いかぶせようとしている意図も感じさせるものとなっているね。

全く、何から何までが「反社会的」であるとしかいいようがありませんし、小西洋之議員が言っているように、言うまでもなく、第三者による徹底した再調査が必要であり、「なぜこのような前代未聞の改ざん事件が起こったのか?」「なぜ、赤木さんがかけがえのない命を絶たなくてはいけなかったのか?」について、全ての真相を明らかにしないといけません。

麻生財務相が徹底的に再調査を拒絶していることからも分かるように、この事件の根源には、安倍前総理や麻生財務相の深い関与があると考えるのが最も自然だ。
それを、下っ端の佐川氏に全ての罪をなすりつけて真相を闇に葬り去ろうとしている思惑がますます浮かび上がっているし、全ての日本国民が「赤木さん=自分(一般国民)自身」と考えたうえで、赤木さんの奥さんとともに事件の全容解明に向けて最大限の声をあげ続けていかないといけないだろう。

その通りだと思います。
膨大な文書についての精査についてはこれからみたいですし、赤木さん側による詳しい調査・分析結果を待ちつつ、今後の展開を注視していこうと思います。

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