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【神社や市に忖度】NHKの「上げ馬神事のファクトチェック」におかしな点が複数!「壁」を「坂」とすり替えて「近年に『坂』を上がるようになったというのは誤り」などとミスリード!

【神社や市に忖度】NHKの「上げ馬神事のファクトチェック」におかしな点が複数!「壁」を「坂」とすり替えて「近年に『坂』を上がるようになったというのは誤り」などとミスリード!

どんなにゅーす?

・馬に対する暴力的な扱いや残忍な行為が横行してきたことに対し多くの批判が集まっている三重・多度大社の上げ馬神事に関するネット上の情報について、NHKが「ファクトチェック」を行なったものの、その内容におかしな点が複数存在しており、多度大社やその背後に控える政治権力に忖度し世論誘導を行なっていることが疑われている

“動物虐待”と炎上「上げ馬神事」ネット情報の真偽は?

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しかし、SNS上では「動物虐待ではないか」といった意見が多数書き込まれ、神事の様子を紹介した市のツイートは“炎上”状態に。

「参加した馬が骨折し安楽死させられた」「見せ場を作るために近年、坂を登らせるようになった」といったコメントも寄せられ、さらに拡散しました。

一方で、関係者に聞くと「事実と異なる」という意見も。“伝統か動物虐待か”で揺れる「上げ馬神事」について、SNS上で話題となった情報は事実なのか誤情報なのか、「ファクトチェック」をしてみました。

(津放送局 周防則志)

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「近年坂を上がるように」は事実か?

神社へ取材を進めていると「事実と異なる情報が“多度大社に聞いた話”として出回っていて、困惑している」という話がでてきました。

当該のツイートがこちらです。

「多度大社に電話した際聞いた事実です。昔は村の中を練り歩くだけだったのが、近年、氏子が「もっと見せ場を」というのであの崖を登らせるようになったそうです」

500件以上リツイートされ、スクリーンショットされた画像も拡散されています。このツイートなどを受けて「伝統の神事なんかじゃない」「元の形に戻して」といった内容の投稿も確認されます。

では、この形式で行われているのはいつからなのか、神社や市にあらためて聞くと。

「神社に伝わる、寛政6年、江戸時代後期の「大祭御神事規式簿」という文書の中で、すでに『坂をのぼって馬が駆け上がる』という形で神事が行われていたことが確認できます」

とのこと。

南北朝時代から続くとされる「上げ馬神事」ですが、資料の焼失などで一時、中断した時期がありました。それを、初代の桑名藩主となった徳川家康の重臣、本多忠勝が復興させたという記述もこの文書で確認できます。

南北朝時代や忠勝の時代がどのような形だったかは別にして、少なくとも江戸時代後半には今の形になっていたとは言えそうです。

ちなみに、NHKのアーカイブスに残っている昭和26年の映像でも今と同じ形で行われている様子が確認できます。

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多度大社は「伝統として行われてきたものであり、見せ場を作りたいとかパフォーマンスのためで行っているものではない」と話しています。

「近年、坂を上らせるようになった」とは言えず、ツイートは「誤った情報」だと言えます。

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実は、「上げ馬神事」に対して“動物虐待”を指摘する声は以前から上がっていました。

三重県は、坂を上らせること自体が虐待かどうかは別にして、神事の中で過去に実際に馬をたたいたり蹴ったりしたことがあったため、馬の取り扱いについて暴力行為をしないよう指摘してきた経緯があると話します。

今回の神事では、著しい暴力行為や虐待と認められる行為は確認されていないものの、はっぴや馬に取り付けられた綱で馬の尻をたたいたり、ものをふりまわしておどかしたりする行為を、立ち会った職員が確認し、その場で指導をしたといいます。

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【NHK(まるっと!みえ) 2023.5.12.】

独語5 馬① 上げ馬神事(長文御免)

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この神事に供される馬たちは、走路先の傾斜30~35度の坂上に約2mの垂直壁(当日中央部を削り約1m70㎝にする)を越させるために、トレーニングもなくぶっつけ本番で無理やり挑まされる。走路で転倒したり、壁に激突したり、仰向けに転倒するなどで、肩甲骨、大腿骨、四肢の骨折などが起こることがある。この他に、壁に激突して鼻腔から大量出血した馬、坂で頭から転倒し頸椎損傷で即死した馬もいた。特に降雨時には路面が滑るために危険性が高まっていた。これら受傷した馬の殆どが安楽殺され、今までに殺処分された馬の実数は、残念ながら三重県も、上げ馬神事主催者も記録していないので分からない。

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「動物との共生を考える連絡会」と私が、この上げ馬神事を知ったのは2002(平成14)年で、馬の保護管理研究会(馬研)が作成したビデオを見たからで、先進諸国に名を連ね文化国家である我が日本で、あまりにもすさまじい馬への虐待を行う神事が現存していることに非常に驚いた。それ故、翌年の上げ馬神事を調査したところ、ドーピング、竹や鞭でむやみやたらに殴打する、下腹部を蹴り上げる、笹・法被・ロープを振り回す、水をいきなりぶっ掛ける、大声で怒鳴るなど激しい直接的暴力(虐待)を行い、馬を極度の恐怖に陥らせ過剰興奮させ狂奔させた。大勢の観衆や警察官がいる中で、馬への直接的暴力を公然と行われ、さらに壁に腹ばいになった馬をロープで無理やり引っ張り上げるなどもあり、超見苦しい無形民俗文化財の実態を知り、日本の恥だと思った。
上げ馬神事の実態を知ったから、改善に向けて三重県知事、三重県担当部署、三重県教育委員会、三重県警察、多度大社、猪名部神社、三重県議会議員の全員に馬研が作成したビデオと改善要望書を添えて送付した。さらに、三重県、三重県教育委員会と共催してシンポジウム「馬と文化を考えよう」~人と動物の共生をめざして~を開催して改善を求めた。その結果、馬への暴力は減ったが、残念ながら一時的でしかなかった。その後は、年を追うごとに次第に馬への暴力がエスカレートした。
2009(平成21)年、多度大社での上げ馬神事で馬への激しい暴力行為をビデオに収録し、それをもとに桑名警察署に告発したところ、受理され書類送検された。

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告発の件は、津地方検察庁四日市支部が動物愛護管理法違反容疑で書類送検された8名全員を嫌疑不十分で不起訴としたので、裁判所の判断を仰ぐことができなかった。反省点は、我々だけでなく、他の方々からも馬への暴力が虐待であると指摘し、警察に取り締まるよう訴える声が複数あったら、嫌疑不十分にならずに起訴され裁判が行われたと思う(検察官の話から)
その後も、多度大社は壁の構造を改めることなく危険状態のままである。今でも、一部の地区が馬に対する直接的暴力である鞭等での不必要な殴打、突然下腹部に水や砂をかける、法被を振り回し大声で怒鳴るなどなどで過剰に興奮させている。警察は、動物愛護管理法を知らないのか、馬への暴力を一切取り締まることなく関わろうとしない。三重県庁関係者も見て見ぬふりし容認している。
和鞍や和鐙などの和式馬装と装束での行事は、誠に貴重なものなので、青少年の健全育成に寄与しつつ、三重県の一大イベントである上げ馬神事が、真の無形民俗文化財になるよう私たちは願っている。

~省略~

【青木犬猫病院】

 

NHK津放送局が、多度大社・上げ馬神事のファクトチェックを報じるも、(意図的に)「壁」を「坂」とすり替える悪質な世論誘導!結局いつから「壁」が設置されたのかは不明のまま!

出典:NHK

NHK津放送局が、多度大社・上げ馬神事に関するファクトチェックを報じているものの、その内容に大きな疑問符です。
多くの人たちは「一体いつから馬の能力を遥かに超えた高い壁が設置されたのか?」という問題について強い関心を持ち、その起源に大きな疑念を持っているのですが、上の記事を読むと、「壁」を「坂」にすり替えた上で、「近年に坂を上らせるようになったという話は誤り」とミスリードしていることが目に付きます。

最近ますます大手マスコミが出してくる”ファクトチェック”が、おかしな方向に民衆を誘導するための洗脳プロパガンダと化しているのを感じるね。
上のNHKの報道では、「昔は村の中を練り歩くだけだったのが、近年、氏子が『もっと見せ場を』というのであの崖を登らせるようになったそうです」とのツイートは誤りであると報じておりその根拠にしているのが、神社や市からの「神社に伝わる、寛政6年、江戸時代後期の『大祭御神事規式簿』という文書の中で、すでに『坂をのぼって馬が駆け上がる』という形で神事が行われていたことが確認できます」という回答だけど、神社や市からの回答は「坂」についてのみであり、「壁」や「崖」については全く触れられていない
NHKが神社や市にどのような形で質問したのかが分からないけど、神社や市からの回答の中に「壁」や「崖」についての言及が一切ない(意図的に明言を避けた疑いが強い)ことを見ても、やはり、(串田議員が国会で指摘しているように)少なくともサラブレッドを使用するようになった明治時代以降に観光イベントとしての性質が強まっていき、それに伴い徐々に壁が設置されていき、これがどんどんと高くなっていったことがうかがえる

上の国会質疑の中で串田議員も言っているけど、一番の問題は、サラブレッドの能力を遥かに超える(重大なケガや死に直結する)高い壁が設置されていることであり、これに加えて、複数の具体的な証言や映像を観ても分かるように、馬に対する殴る蹴るなどの酷い暴力行為が公然と行なわれてきたということだ。

多度大社側は公式サイト上で「過去に指摘を受け改善の途上にあった点について…厳守に努めて参ります」や「動物の愛護及び管理に関する法律に鑑み…」などといった文言を出しておりますが、今年の映像を観ても、言っていることとやっていることが全く一致しておらず実際、ほとんどの馬が失敗して崖から転落した上に、挙句に1頭が重傷を負わされ殺処分される事態を引き起こしてしまいました

ネット上では、(過去の上げ馬において)激しいトラウマになりパニック障害を発症するほどの惨たらしい状況を見たと証言する目撃者の声も出てきているけど、確かに数々の映像を観ても、あまりにも馬に対する扱いが粗暴で、世間からの目が厳しくなる以前は相当に残忍な扱いがなされてきたことがうかがえる
そして、NHKはなぜ、神社や市の主張をそのまま鵜呑みにし、ネット上の多くの声があたかもまるっきりのウソであるかのようにミスリードする報道をしているのか?ということだ。

これまで述べてきたように、多度大社は神社本庁の傘下にある三重県下の主要な神社ですし、多度大社や市や県、そして神社本庁と一心同体の関係にある自民党政治家らに対する忖度が働いている可能性がありそうですね。
ちなみに、三重県における自民党の有力国会議員としては、田村憲久元厚労相などが挙げられますし、もちろん田村氏も神道政治連盟&日本会議のメンバーです。
(ちなみに、野党の有力者としては、イオン創業一族の立憲・岡田克也幹事長がいますが、どちらにしても、地元民からの支持を気にしている政治家たちにはほとんど期待できないでしょう)

串田議員の質疑に答えている野村農水相も「個別の伝統行事についてはコメントを差し控える」と対応する気ゼロの回答しているけど、その野村農水相もまた、神社本庁から支援を受けている神道政治連盟国会議員懇のメンバーだし、自民党議員の大多数が神政連のメンバーだ。
恐らく、多度大社やその関係組織も三重県内で重要な自民党支援組織なのだろうし、やはりこの問題の本質を報じていない大手マスコミのバックにも「政治の力」が潜んでいるのではないかな?

↓一方で、こちらのフジテレビの報道では「2mもの『壁』」と伝えている上に、失敗し転げ落ちるシーンも映しており、マスコミの中では比較的まともに報じている。

出典:Yahoo!ニュース(FNNプライムオンライン)

上のフジテレビのものと比べても、NHKの報道はまるで問題の本質を覆い隠しているだけでなく、あたかも神社や市が被害者でネットユーザーが加害者のごとく報じており、極めて悪質かつ腐敗権力への忖度が目立っているといわざるを得ません。

特に多くの参拝客が訪れる大きな神社は、いわば地域社会における「権力者の一員」であり、それらの神社を統括している神社本庁は、自民党に多大な影響力を及ぼしている特異的な宗教組織だ。
こうした状況を見ても、(動物虐待を指摘された祭りそのものを取りやめたり、内容を改善したケースが増えている一方で)この三重県内の上げ馬だけが、警察も真剣に対処せず(一度だけ関係者8名が書類送検されたものの、結局全員が不起訴処分に)、地元行政からのおざなり勧告も無視され、今まで延々と続けられてきた背景が透けてみえる

ネットの炎上が過熱していることは確かに危ういところもあるけど、一番の問題と責任は、これまで多くの批判や指摘が繰り返されてきたものの、今日までろくな改善もないままに今回また馬に重傷を負わせて死なせてしまった運営側にあるし、これを野放しにしてきた地元行政や警察も共犯であるといえる。
どちらにしても、まずは運営側の体質を改善させない限り、根本的に問題を改善することは難しいのではないかな。

だからこそ、(二度とこのような事態を起こさないためにも)私たちが大きな声を上げて、重たい腰を上げさせることが重要ですし、「根本的な改善を実施しない限り、このような惨い祭りを行なっていることには行かない」と意思表示することがとても大切なのではないでしょうか。

こうした動物虐待に関する問題について、直接的に人間が受けている被害ではないことから、より多くの人々の問題意識を喚起することはなかなか難しいかもしれない。
しかし、「力の弱いものを虐げいたぶる」という行為は、民主主義とは最もかけ離れた独裁やファシズムと通じるものであり、また、馬たちに対する数々の非道な虐待行為は「腐敗した日本社会の縮図であり象徴」ともいえるものだ。
どちらにしても、上のNHK報道をみても、サラブレッドを使うようになった明治以降に壁が設置されこれがどんどん高くされていった疑いが一層強まってきたし、どうしても行事に馬を使いたいのであれば、次回以降は最低でも壁を撤去、そしてどうしても壁を撤去したくないのなら、次回以降は(希望者を募って)人間に壁を登らせるべきだろう。

今後も行事を続けたいのであれば、その二者択一しかなさそうですね。
以前から多くの批判や指摘が相次いできたものの、問題が一向に改善されてこなかった背景には政治的なものも見え隠れしていますし、今後もこの問題については様々な視点からウォッチし積極的に取り上げていこうと思います。

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