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(ゆるねと通信 2020年11月21日号)
「バイデン新大統領就任」なら「米朝会談」も「在日米軍撤退路線」も消滅か!「対米自立」の夢も塵と化すことに…
バイデン次期大統領が拉致問題に協力する可能性は低い
~省略~
バイデン氏は大統領就任後、日本の拉致問題の解決に協力するだろうか。私は「ないだろう」とみている。
米大統領選で10月下旬、最後の討論会があった。ここで、トランプ大統領は「自分が大統領になる直前、米国の北朝鮮政策は大混乱の中にあった。まさに武力衝突しそうな状況だった。私が金正恩氏と会って戦争にならなくした」と自慢した。
これに対し、バイデン氏は金正恩氏を酷い独裁者と位置づけ、この人物と直接会って交渉したトランプ氏を激しく糾弾した。これをみれば、バイデン氏が金正恩氏と会談する可能性は極めて低いと見ざるをえない。
~省略~
↓2019年2月27日に行なわれた二度目の米朝首脳会談より。
出典:YouTube
この米朝首脳会談の時の画像、懐かしいわね。
「世界の警察」として強大な軍事力と覇権を誇ってきたアメリカと、(表向き)アメリカの世界支配に激しく抵抗して、深刻な緊張状態を続けてきた両国のトップがこんな風に仲良く握手を交わすことになることを、一体だれが想像してたかしら?
米朝関係については、民主党・共和党問わず、ずっと一貫して険悪な関係が続いてきた中で、軍産資本勢力と一定の距離を置いてきたトランプ氏だからこそ実現できたことで、こうした一連のトランプ外交のお陰で、北朝鮮の脅威が大きく後退したことに繋がったし、日本国民にとっても、一時は「頭を抱える(アホらしい)訓練」を強いられるほどに緊迫していた軍事情勢が、大幅に後退・緩和され、うっとしくも気味悪い「Jアラートの呪縛」からも解放されることになった。
上の日刊ゲンダイの記事で、孫崎享氏が「バイデン氏が金正恩氏と会談する可能性は極めて低いと見ざるをえない」との見立てを示しているけど、ボクも同感だ。
北朝鮮に対する米国側の対応は、トランプ政権以外では「強硬的なもの」で一貫されており、再び、朝鮮半島情勢が深刻な緊張状態に逆戻りしていく可能性が高そうだし、日本も再び、「核ミサイル対策」として「頭を抱える訓練」をやらされたり、Jアラートが頻繁に鳴り響く事態が戻ってくる可能性がある。
ちなみに、トランプ氏が(大逆転で)二期目の当選を果たすことが出来れば、(もし朝鮮半島の和平交渉がこの先もうまく進んでいけば)南北統一が実現し、在韓米軍に続き在日米軍も撤退する流れが進んでいく可能性がある。
かねてよりトランプさんは「世界の警察をやめる」と公言しては、各国から米国の軍事力を後退・撤退させる政策を進めてきたし、いずれは韓国や日本もその対象にしようとしていたのよね。
でも、これによって、日米安保の利権をどうにかして堅持しようとする「日米安保マフィア勢力」による激しい妨害が発生。
徹底的にトランプ政権に擦り寄っては、トランプさんからの無茶な「売国要求」にも嬉々として応じてしまう流れが作られていたのが現状だわ。
トランプ氏としては、これまでの日米関係をある程度後退させることで、在日米軍の撤退の流れを作ろうとしていたのだろうけど、トランプ氏による「無茶ぶり外交」によって、いかに、日本国内の売国勢力が粘着的で強力なものなのかを露呈させる事態になっていた。
軍産資本と距離を置いていたトランプ政権が終わり、軍産からの強い支援を受けているバイデン氏が新大統領に就任すれば、軍産資本勢力を中心とした「地球規模の米国支配体制」が復活し、トランプ氏が土台を作り上げようとしていた米朝関係も破綻。
さらには、GAFAなどのグローバル多国籍企業が大きく勢いを増し、国籍・国境を持たない巨大な資本勢力が地球規模で民衆を支配する「グローバリズム(世界統一政府構想)」の最終段階に突入していく危険がある。
それだけ、トランプさんが推し進めてきた、アメリカと北朝鮮が仲良くしたり、アメリカの軍事力を世界から後退させる流れに強烈に反対する勢力が存在していて、配下の巨大マスメディアを利用して、手段を選ばない「トランプ潰し」を行なってきたってことだわ。
「アンチトランプ勢力」の背後には、中国共産党の習近平が控えているといわれているけど、さらにその背後には、ジョージ・ソロスやビル・ゲイツらが控えており、国境を持たない(第三次世界大戦を起こそうとしている)グローバル軍産資本勢力がバイデン新政権を強く求めているということだ。
全体的な世界情勢を俯瞰したところ、どこをどう考えても、バイデンよりもトランプの方が数段マシだと思うけど、果たして、この先「どのような結末」が待っているのか?
双方の様々な策動や陰謀が渦巻いている米大統領選の今後の展開について、よく見ていくとしよう。
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