殺害された湯川さん・後藤さんと同じオレンジ色を服を着せられ、日本語でメッセージ
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安田純平さんとみられる男性拘束…「イスラム国」利用し脅迫、解放交渉の加速目的か(イザ!)https://t.co/5CrzXCzArO#安田純平#シリア#ヌスラ戦線pic.twitter.com/4gmABV7mAh
— 産経デジタル イザ!編集部 (@iza_edit) 2016年5月30日
政府も完全に助ける気ゼロな様子の戦場ジャーナリストの安田純平さんが、どうやら、拘束していた武装勢力から最後通告を出されてしまったみたいだ。
やっぱりというべきか、ツイッター上には、「自己責任で行ったんだから助ける必要などない!」とか「そのまま亡くなってしまえ!」との冷血なコメントが多数投稿されるような事態になっているね…。(ここでは読んでいる人に不快な思いをさせてしまう恐れがあるので、あえて載せるのは控えておこう)
「自己責任」とは言うけれど、いくらなんでもあんまりの物の言いようね…。
そういうコメントをしている人たちって、人一人が命を落とそうっていう時に何とも感じない人たちなのかしら??
いくら自分自身の判断で危険な紛争地帯に行ったとはいえ、「自国の国民を全力で守る」というのが本来の国家の役割だ。
また、こうして紛争地帯に入って取材をするジャーナリストいうのは、世界で一体どんな争いや戦争が起きているのか?ということをボクたちが知る上で、とっても有り難い存在なんだよ。
危険地帯に行く取材陣を世界中の国が全てシャットアウトしてしまうと、世界で何が起こっているのかもボクたちの元に情報が届かなくなってしまい、それこそ、現地の一般市民が大量虐殺されるような現実も完全に覆い隠されてしまうことに繋がる。
「こうしたこと」こそが、世界の一般市民にとっても一番不利益な事態なのであって、もし安田さんら日本の戦場ジャーナリストを非難するなら、それを「日本人ではなく他の国のジャーナリストに全て丸投げすることの是非」についてまず考えなければならないだろう。
今まで自衛隊が同盟国の戦争に参加せず、他の国に任せていることについては「日本も集団的自衛権で参加すべき」って主張している一方で、戦場ジャーナリストについては「日本人は行くな」って言っている、安倍総理支持のネット民の人たちは、ちょっと話が矛盾しているとボクは思うんだけど、どうなのかな?
たしかに、そう考えみると、ちょっと話が矛盾しているわね!なんなの?こういうことを言っている人たちって。
ネット上でも「魔法の言葉」を巧みに使って、安倍政権に利益誘導
要は、安田さんを無視している安倍政権に常に有利な方向に持っていくように、巧みに問題の本質を逸らさせつつ、世論誘導を行なっているってことだよ。都合のいい時に「風評被害」とか「自己責任」とか「公平中立な報道」とか…こういう「魔法の言葉」を巧みに用いて、純粋な人々をうまくコントロールしようとしているってことだ。
とにかく自民党は、こういうネット世論誘導工作を大規模に行なっているから、特に注意をしなきゃいけないね。
湯川さん・後藤さんの時もそうだったけど、安倍政権は、このようなアルカイダ系武装組織に捕らえられた日本人人質に対しては、驚くほどに冷酷な対応をとり続けている。
確かに、身代金を払うことは、武装勢力の資金源になると言われており、出来ることなら払いたくないのは分かるけど、やはり人命を重視する観点から考えると、ある程度のお金を払って解放に向けて交渉することは大事なことだと思う。(オリンピック開催のためにあんな腹黒い親子に何億ものワイロを渡すことなんかより、よほど意味のあることだと思うぞ。)
ちなみにボクは、集団的自衛権で自衛隊が他国同士の戦争に参加して一緒に戦うことについては反対だ。
戦争というものは、何の関係もない一般の人々が多数殺されてしまう、地球上最悪の行為だ。その一方で、戦場ジャーナリストというのは、そんな世界で起こっている惨状を多くの人に知ってもらって、戦争というものの本質や恐ろしさについてみんな真剣に考える上で、本当に役に立っている仕事であると考えているからだ。
安田さんが捕まっている「ヌスラ戦線」という武装組織は、数ある過激派組織のなかでも比較的穏健な部類で、過去に人質が解放された事例も多くある。
処刑される人質がよく着せられる「オレンジ色の囚人服」を着せられている点がかなり心配だけど、なんとか安田さんが生きて解放されるように祈っているよ。
ほんとね。わたしも同じくそう祈っているわ。
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