どんなにゅーす?
・2017年4月6日、シリア・アサド大統領の毒ガス兵器の使用の情報を受けて、アメリカがシリアに大規模攻撃を行なった。
・報道によると、アメリカ軍はシリア国内の飛行場に巡航ミサイル59発を発射したとのこと。
・今回のシリア攻撃についてトランプ大統領がシリアを非難する声明を発表。安倍政権は早くもトランプ政権の軍事攻撃に対し、強い支持を表明した。
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米、シリア政権に軍事攻撃=巡航ミサイル59発―トランプ氏「虐殺終わらせる」
【ワシントン時事】米軍は米東部時間6日午後8時40分(日本時間7日午前9時40分)ごろ、シリアの空軍飛行場に対し、巡航ミサイル59発を発射した。
シリアのアサド政権に対する軍事攻撃は初めて。トランプ米大統領は、アサド政権が化学兵器を使用して攻撃を行ったと断定し、「致死性の神経ガスを使って、アサドは無力な男性、女性、子供の息の根を止めた」と強調。対抗措置として化学兵器攻撃の拠点となった飛行場への攻撃を命じたと明らかにした。
米中首脳会談のためフロリダ州に滞在中のトランプ大統領は声明で「シリアでの虐殺と流血を終わらせることを目指すため、全ての文明国に参加を呼び掛ける」と国際社会に協力を訴えた。さらに「化学兵器の拡散と使用を抑止することは、米国にとって死活的利益だ」と指摘。「アサド政権に振る舞いを改めるよう求める国際社会の試みは失敗した」と断じた。
安倍首相 米政府の決意を支持
政府は、アメリカ軍がシリア国内にあるアサド政権の軍事施設を巡航ミサイルで攻撃したことを受けて、午後3時すぎから総理大臣官邸で、安倍総理大臣や岸田外務大臣、それに稲田防衛大臣らが出席してNSC=国家安全保障会議の閣僚会合を開きました。
このあと、安倍総理大臣は記者団に対し、「シリアにおいて再び化学兵器によってなんの罪も無い多くの一般人が犠牲となった。幼い子どもたちも犠牲となった惨状を目の当たりにして国際社会は大きな衝撃を受けている」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「極めて非人道的であり、国連決議にも反する。化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないという米国政府の決意を日本政府は支持する。今回の米国の行動は、これ以上の事態の深刻化を防ぐための措置と理解している」と述べました。
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トランプがついに従来と真逆の路線を歩み始めることに…ロシアとの協調路線も終わりか?
出典: NHK NEWS WEB
大統領補佐官だったフリンさんが辞任に追いやられて以降、その政治基盤の危うさがささやかれていたトランプさんだけど、ついにこういう運びになってしまったわ。
トランプさん、もう完全に「ダメになっちゃった」のかしら?
このサイトでも小出しに紹介し続けてきたけど、トランプ当選後、シリア情勢は一気に沈静化する方向に向かっていて、実際に、アルヌスラなどの反政府系のテロ組織は一気に弱体化に向かい出し、停戦調停にまでこぎつけることが出来た。
これは、トランプがロシアと協調しながら、CIAネオコンが支援してきていた反政府テロ勢力への資金援助や武器供給を止めたからだと言われており、これによってアサドは勝利宣言し、シリアを支援していたロシアの国際社会での影響力が増していく方向に向かっていたんだけど…どうも、ここ最近ロシアもかなり様々な方面から攻撃を受けている様子が見られていたからね。
ボクも、この最近の一連のシリア関連報道について、慎重に情報を受け取っていたんだけど、トランプ自らがこのような声明を出したことで、やはりトランプは完全にネオコン側に寝返ってしまった可能性を見ているよ。
今回の彼の行動は、今までの自分自身の取ってきた路線を根底からひっくり返してしまうものだし、これでロシアとの関係も一気に崩壊に向かっていく可能性もある。
つまり、やはり彼とその取り巻きだけの力では、グローバリズムへの強い流れを止めることは出来なかった、ということかもしれないね。
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アサドがサリンを使用したとの報道はかなり疑ってかかるべき
トランプさんは「アサド大統領が化学兵器(サリン)を使ったのが攻撃を決意した理由だ」って言っているけど、やっぱり一部のネットメディアではこの報道に対してネオコン側の「偽旗作戦」を疑う声が多いわね。
なんせ、今回もフセインの時のでっち上げのパターンとそっくりだし、以前から、こうした標的にしている相手国を攻撃する口実を得るためにでっち上げの罪を擦り付けて、後からこれがネオコン側のヤラセだったのが分かったパターンが散々あるからね。
(しかも、今回のサリン攻撃に関する映像において、この記事でも紹介した「ホワイトヘルメット」が多数登場しているのが、ますます胡散臭さを出している。)
↓報道されている映像に登場する救助隊の背中にはホワイトヘルメットのロゴが。
爆撃や化学兵器攻撃などが発生すると、ドンピシャで現れるホワイト・ヘルメット。活動領域は決まってテロリストの支配地域。いい加減に気づけ!反アサドのアホども!どこまで低知能なんだ!この写真を見て何の違和感も感じないのか!なぜ、こいつらはサリンを浴びた子供を素手で触っても平気なんだ!? pic.twitter.com/ByqpWN7sG3
— やのっち (@_yanocchi0519) 2017年4月6日
イドリブでホワイトヘルメットが「シリア軍がサリンで子どもを殺した」とPRを開始。2013年夏にはナスラがラタキアの村々で女性や子どもを数百人誘拐し、その中の子どもを殺害し「アサドのサリンの犠牲者」として撮影。ホワイトヘルメットアルカイダは自ら殺戮するので、子どもの生命が心配される
— mko (@trappedsoldier) 2017年4月4日
シリアのサリン事件は、アサドは反政府軍を攻撃をしたのは事実です。が、攻撃した場所に化学兵器サリンがあり市民を巻き沿いにしてしまった。これが真実。ホワイトヘルメットの輩は、人身売買の汚い奴ら。
— m-i 真実を語ろう (@mi4731834005091) 2017年4月6日
理性があるのなら少しだけ考えてほしい。アサド大統領が自国民をサリンで無差別攻撃して何の得があるというのだ。ティラーソン米国務長官がアサド退陣を要求しないと発表したばかりのこのタイミングで・・・。
犯罪集団ホワイトヘルメットが関わっている時点で今回の事件は「偽ニュース」確定。
— 中務 (@zeroshuho) 2017年4月5日
@_yanocchi0519 「ホワイト・ヘルメットはソロスが仕掛けたプロパガンダキャンペーンだ」と先月ジュネーブで会ったアレッポ出身のシリア人映画監督が怒りを込めて小生に話した。
— 平川典俊 (@soudearunara) 2017年4月6日
今回も従来と同じく偽旗を疑うのは当然の流れ(つまり、今回の化学兵器使用は、ネオコンに支援された反政府側の仕業を疑う必要があるということ)だと思うし、これを理由にトランプが攻撃に踏み切ったのだとすれば、彼は完全にネオコンの意向どおりに動いたということになる。
どちらにしても、今回の軍事攻撃で、トランプは従来の路線を完全に捨てて、自らの延命のためにグローバリスト側に寝返ったものと疑う必要が出てきたかもしれない。
つまり、第3次世界大戦が再び近づいてきたということでもあり、非常に世界情勢がマズイ状況になりつつあるということだろう。
安倍総理がいち早くトランプに支持を表明したのも「それ」を示しているか
最後に、安倍総理がいち早くトランプの軍事攻撃に支持を表明しているけど、これも、ネオコンに最も忠実な傀儡政権である安倍政権が同じネオコンの軍門に下ったトランプ政権に最大級の賛辞を送ったと見れば辻褄が合う。
つまり、一時はシリア内戦の停戦や反政府勢力の撤退などで力を削がれかかっていたネオコン軍産勢力が、最近再び攻勢を強めてかなり勢いを取り戻してきており、トランプ政権内部の親ロシア勢力を駆逐した辺りから、トランプ政権が旧ネオコンに侵食され、アメリカ政府が再びネオコンの支配下に収まりつつあると見ていいかと思う。
こうなると、トランプも自らが延命するためにはネオコンの傀儡になるしかなく、最悪、TPPの復活や、ロシアとの決裂や中東を震源とした第三次世界大戦の勃発も見えてくる状況となってしまう。
ロシアの地下鉄テロのニュースも、ここ最近ネオコンが暴れ始めてきていることを感じさせるものだったけど、これに加えて朝鮮情勢も結構緊迫してきているし、色々と心配な状況になってきているね。
こうなると、安倍政権も勢いを取り戻しつつある旧ネオコンに支援されて、この先も延命していってしまう可能性もあるわね…。
トランプさんはもう反グローバリズム路線からは完全に撤退しちゃったのかしら。
もう少しその他の経済政策なども見てみないと分からないとは思うけど、軍事的には再び旧ネオコンによる執拗な「他国介入主義」に向かっていってしまいそうな感じで、とても残念だわ。
このまま世界はますますカオスに向かっていってしまうのかしら。
とても心配な状況なのは確かね。
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