戦争の裏を知る退役軍人が、沖縄市民に協力「反民主的で差別的行為」
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<米軍ヘリパッド>米団体が非難決議審議へ 「恥ずべき差別的行為」
【平安名純代・米国特約記者】米カリフォルニア州バークレー市で11日から開催される米市民団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」の第31回年次総会で、東村高江周辺のヘリパッド建設工事の中止を求める緊急決議案が審議されることが1日、分かった。決議案は、日本政府の工事強行を「恥ずべき反民主的で差別的な行為」と非難。米政府に同計画を放棄し、日本側に伝達するよう促している。採択されれば、米国で初の高江ヘリパッド非難決議となる。
先日、警察による信じられないような強制排除劇が展開された沖縄・高江のヘリパッド問題だけど、この度、アメリカの退役軍人で構成された市民団体「ベテランズ・フォー・ピース」がヘリパッド建設の中止を求める決議案を審議。
「ヘリパッドの強行建設は、反民主的で差別的。」などと強い口調で日本政府の対応を非難をしているとのことだ。
元アメリカ軍の関係者の人たちが、ここまで強くヘリパッド建設に反対していることは、大きな意味があるといえるだろう。
「ベテランズ・フォー・ピース」は、過去にヘリパッド建設反対の座り込み運動にも、住民の方たちと一緒に参加しているんですよね。
米退役軍人団体ベテランズ・フォー・ピースが辺野古座り込み
12月9日午前7時30分すぎ、キャンプ・シュワブゲート前で座り込みする市民ら約100人と退役軍人団体ベテランズ・フォー・ピース11人を、機動隊が排除した。トラックを含む約20台の工事関係車両が基地に入った。12日は米退役軍人らは大浦湾の海上行動に参加した。
「ベテランズ・フォー・ピース」について少し調べてみたけど、第二次世界大戦やベトナム戦争、湾岸戦争やアフガン戦争などに派遣された帰還兵を中心に結成した市民団体で、特にその中で見た戦争の現実や不条理に、強い疑問や怒りを持った人たちで結成されたグループのようだ。
世界中で戦争の実態や金儲けの現実を訴えているのと同時に、非暴力による戦争の撲滅と、平和の希求を訴えている団体のようだね。
ジェーソン・フランシスによる マイケル・フェルナー氏ヘのインタビュー
1985年に設立されアメリカに拠点を置く非政府組織「ベテランズ・フォー・ピース(平和のために働く帰還兵)」は、国策としての 戦争を根絶することを求めている。
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アメリカ人でさえ、強い疑問と怒りを持ってみている沖縄の現実
なるほど…。
つまり、米軍の側にいたアメリカ人でさえ、この沖縄の現実に強い疑問と怒りを持って見ている人がいる、ということですね。
彼らは「このような強制排除は、非民主的で恥ずべき行為だ」と言っているけど、全く彼らの言うとおりで、ここまで沖縄の住民の意見を無視した上で、警察が暴力行為も含めた強制排除を行なったということは、もはや「日本においての民主主義が完全に死んでしまった」といっても過言ではない。
彼らがこのような非難決議案を出してくれることはとても有り難いことだけど、ここまで彼らが行動を起こすまでに日本がとんでもないことになっているという現実に、ボクたち日本人の方こそが、より重く考えなければならないと思う。
詩人のアーサー・ビナード氏も、沖縄問題に強い怒りを発信
↓文化放送のラジオなどでも活躍中のアーサー・ビナード氏
出典:日本語ハラゴナシ
文化放送の吉田照美氏のラジオ番組でもおなじみの、詩人で絵本作家のアーサー・ビナード氏も、常日頃から沖縄や広島・長崎などの日米問題に真剣に向き合い、自身の言葉を発信してきたアメリカ人だ。
彼の話は日本に対する深い愛と知識とウンチクで、いつも目からウロコが落ちるけど、彼はある日の放送で、現在の日本のことを「今の状況を簡単に言うと、”日本”なのは沖縄だけ。本土は日本ではない、”安倍リカ”だ。」って言った言葉が本当に印象深くて、今でも心に残っている。
彼こそ、見た目こそ異なるものの、日本にいる誰よりも”日本人”であり、逆に、沖縄の人々を暴力を持って強制排除している警察や安倍政権の面々こそ、日本人の顔した”外国人”だと、ボクはその時思ったよ。
アーサーさんのこの言葉、すごく心に染みるし、胸が痛みますね。
私も本当にそんな思いです…。
すでにこの国の政府は、国民のことは眼中になくなりかけている
アーサー氏や退役軍人の人たちが言うように、すでに日本政府は、日本国民のための政治をかなぐり捨てた上で、”彼らのご主人様”のためにひたすら動き続けるだけの、”張りぼて同然”の姿に成り代わってきている。
彼らのような、良識あるアメリカ人たちからも心配されているこの状況を、もっとボクたちは直視をした上で、真剣にどうしていくべきかを考えていかなければならないのではないだろうか。
本当にそう思います。
日本の政府の人たちも、まだ僅かながらの”良心”が残っているならば、どうかその気持ちを完全に失くさないようにしてほしいと、私も強く願っています。
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